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コンビニ

1:名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 16:32:15.67 ID:viJ8yMJQP
ノリと勢いで書きます

ただの創作のお話しです

暇だったら読んでください
2:名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 16:33:42.74 ID:+t5EzrxU0
おせーよかすはやくしろごみ
3:名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 16:42:33.96 ID:viJ8yMJQP
店長「で、週にどのくらいはいれるの?」

俺「木金の午後と土日祝日はフルで」

店長「コンビニでバイトの経験はどのくらい?」

俺「高校1年から2年までの2年間です」

店長「即戦力になってくれそうね」

俺「頑張ります」

俺(突然だが只今面接中である)

店長「永久崎くん・・・採用!」

俺(永久崎はおれのファミリーネームだ)

俺「ありがとうございます。頑張ります」

店長「うちの職場女の子ばかりだけど大丈夫?」

俺「大丈夫です(俺は知っている。このくらいのおばさんの女の子とは大抵おばさんのことだ)」

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4:名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 16:47:01.46 ID:viJ8yMJQP
店長「永久崎君は・・・」

俺「あ、苗字長いんで名前でいいです」

店長「じゃぁ・・・悠人君」

悠人「はい」

店長「きゃー!若い子を名前で呼ぶって照れるわー!」

悠人「ははは・・・(いいから早くしてくれないかな・・・)」

店長「ユニフォーム支給するわね。サイズは?」

悠人「サイズは・・・」

店長「あら、LLしかないわ」

悠人「そっすか・・・(じゃぁ聞かないでくれ)」

店長「ちょっと大きいかもしれないけど我慢して」

悠人「・・・はい」

店長「さっそく明日から入れる?」

悠人「大丈夫です」

店長「それじゃーよろしくー」
5:名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 16:49:08.77 ID:viJ8yMJQP
ユニフォームを丸めて鞄に詰め込んだ

悠人(ここのコンビニの店員は見た限り俺の母と同い年くらいのおばさんばかりだ

まぁ俺は淡々と仕事するだけなので問題ない

別に出逢いを求めてバイトするわけでもないしな)
6:名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 17:00:08.51 ID:viJ8yMJQP
EP1:初出勤

悠人「こんにちは・・・」

オバちゃん店員「あら、今日からの永久崎くん?」

悠人「はい、よろしくお願いします」

オバちゃん店員「男の子の戦力は貴重だからねー!当てにしちゃうよ?」

悠人「はい」

悠人(以前のコンビニは3人体制だったがここは4人体制のようだ)

悠人(裏方に店長ともう一人遅れて来ると言っていた)

オバちゃん店員「わたし丸尾って名前なんだけどね。みんなから丸さんって呼ばれてるからゆーちゃんも丸さんって呼んでね」

悠人「あはは・・・(ゆーちゃんって・・・)」

丸さん「あとね、今遅れてるけどまっちゃんって人も来るから」

悠人「まっちゃん・・・ですか」

ドスドスと地響きが聞こえる

まっちゃん「ごめんねー!!はぁはぁ・・・自転車壊れちゃってー!・・・はぁはぁ・・・」

悠人(この人がまっちゃんか・・・)

まっちゃんはマツコデラックスにの大きな人だった

丸さん「ね?面白い人でしょう?」

悠人「あはは・・・そうですね・・・」

個性的なオバちゃんばかりでとても楽しそうだ・・・
7:名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 17:09:59.50 ID:viJ8yMJQP
EP2:アダ名マシーンまっちゃん

丸さん「そうだ、まっちゃん!ゆーちゃんにも何かコードネーム付けてあげてよ」

悠人「コードネーム?」

バイトが始まって2、3時間経って客足が落ち着いた頃だった

まっちゃん「そーねー・・・」

まっちゃんが商品の棚を整えながら俺のコードネームを考えている

丸さん「ここの人はみんなまっちゃんにアダ名付けて貰うのよ」

悠人「そういう風習なんですか?」

丸さん「まぁね」

まっちゃん「永久崎悠人でしょ・・・?」

悠人(なんか真面目に悩み出したぞ・・・?)

まっちゃん「・・・ゆーちゃんでいいんじゃない?」

悠人「それでいいです」

悠人(良かった・・・変な名前付けられなくて)

そうこうしているうちにバイトは交代の時間を迎えた
8:名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 17:17:28.16 ID:+t5EzrxU0
うん
9:名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 17:18:00.10 ID:viJ8yMJQP
俺は顔を知らなかったが客に混じって何人かここのバイトの人が裏に入って行った

悠人(裏から入らなくていいのかな・・・?)

以前のコンビニとは勝手が違うようだ

ユニフォームを来たオバちゃん2人とメガネをかけたおっさんが1人居た

悠人(おっさんもいるんだ・・・)

丸さん「この子が今日からの永久崎くん。アダ名は悠ちゃん」

交代のオバちゃん達が自己紹介してくれたが名前は覚え切れなかった

おっさん「高尾です・・・」ボソッ

悠人「よろしくお願いします(元気のないひとだなぁ・・・)」

丸さん「じゃ、上がりましょっか」

まっちゃん「はーい」

悠人「失礼します」

裏方に入ってユニフォームを脱ぐと予想以上に疲れがでた

悠人「あ・・・」

思わずその場に座り込んでしまった

丸さん「大丈夫?」

悠人「久しぶりなんでちょっと疲れました」

丸さん「あたしたちが調子に乗って力仕事全部まかせちゃたもんね。ごめんね」

悠人「いえ・・・こき使ってもらって大丈夫んで・・・」
10:名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 17:28:43.61 ID:viJ8yMJQP
「遅れましたー!」

誰かが飛び込んできた

交代の4人目のようだ

丸さん「あ、ミキちゃん!この子が今日から入った(以下略」

悠人「あ、永久崎です。よろしくお願いします」

「初めまして、三木 舞です!よろしくお願いします」

この三木さんだけ若い

悠人「・・・高校生?」

舞「いえ、大学一年生です」

背が小さいので一瞬中学生かと思ったが中学生はバイト出来ないはずなので高校生と呼んだのだが・・・

悠人「すみません」

舞「別にいいですよぉ~。よく小学生にも間違われるんで」

丸さん「良かったわねミキちゃん!同世代の子が入ってきて」

舞「永久崎さんも大学生なんですか?」

悠人「俺も1年です」

舞「同い年じゃないですかぁ~!」

悠人(やばい・・・なんかオバちゃんとの絡みしか無かったからなんか新鮮)

丸さん「ミキちゃん!お客さん混んできた!」

舞「あ、今行きま~す!」

自分の中で何かが変わった

バイトに出逢いなんて・・・あるかもしれない
11:名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 17:45:46.80 ID:+t5EzrxU0
よくあるらのべ
12:名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 17:52:15.82 ID:8GwWHMnA0
見てる
13:名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 21:18:51.15 ID:8zwbd66A0
新作早いな
主人公の名字なんて読むんだ?
14:名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 22:16:29.31 ID:SLjRkeEc0
「とわざき」じゃない?
15:名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 22:48:12.17 ID:viJ8yMJQP
>>14
おぉ!読めた!

いちおう「とわさき」でお願いします。
16:名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 23:37:27.20 ID:/5K1JVoJ0
ラノベってこんな感じなの?
もっと適当だと思ってた
25:1:2014/01/04(土) 00:24:29.96 ID:1jrWLjG1P
続き需要あります?
あるなら書きますが…
27:名も無き被検体774号+:2014/01/04(土) 01:00:13.78 ID:Hw4I+/mM0
少なくとも「暇だったら読んでくれるやつ」なんてここにはいくらでもいると思うよ
29:名も無き被検体774号+:2014/01/04(土) 02:01:05.15 ID:mSQYSUiu0
需要ありまくりです。
暇でしょうがないです
30:名も無き被検体774号+:2014/01/04(土) 02:41:25.32 ID:xoS05sTy0
暇じゃなくても俺は読むよ
31:名も無き被検体774号+:2014/01/04(土) 03:10:59.99 ID:ehMcf9xuP
EP3:再会

それは大学での講義が終わった時だった

野茂「なぁ悠人、今回の板書とった?」

こいつは野茂(ノモ)俺の唯一の友人だ

悠人「とっていない。大体覚えたし」

野茂「ぬえぇっ!マジかよ・・・やべー!今回寝てたー!」

悠人「あの教授の試験は講義きいてないと即死だからな」

野茂「煽るなぁ!あ!武田!板書!」

野茂は俺の知らない友人が沢山いる

というより俺に友人が居ない

悠人(今日は帰って洗濯しなきゃなぁ・・・)

友人との絡みも無いので帰宅までに寄り道もない

野茂曰く俺は「ぼっち」らしい

ぞろぞろと講義室を出て行く学生の波に乗って俺も退散する

「あ、ゆーちゃん!」

悠人「ん?(誰だ?俺の小学生時代のアダ名で呼ぶ奴は?)」

舞「やっぱりゆーちゃんだ!」

目の前に割り込んできたのはバイトの三木さんだ

悠人「同じ学校だったんですね」

舞「それに同じ学科だね!」
32:名も無き被検体774号+:2014/01/04(土) 03:17:18.38 ID:ehMcf9xuP
悠人「あの・・・」

舞「なに?」

悠人「アダ名・・・学校ではやめて貰えますか?」

舞「え~?なんでぇ?」

悠人(ふわふわと掴み所のない人だな)

悠人「恥ずかしいので」

舞「あ、そうか~。じゃぁ永久崎くんでいい?」

悠人「いいです」

舞「やった~」

エヘヘと笑う彼女はまるで子供だ

悠人「一人ですか?」

舞「今はね~」

悠人「そうですか」

舞「ゆーちゃんは?」

悠人「・・・・」

舞「あ、ごめんね!永久崎くんは?」

悠人「見ての通り一人です。」

舞「ふ~ん、誰か友達は?」

悠人「大学にいる名前を知っている人は教授達か、野茂って友人とあなただけです」

舞「本当に~?それってぼ・・・ぼ・・・なんだっけ?」

悠人「ぼっち・・・ですか?」

舞「そう!それ~!」
33:名も無き被検体774号+:2014/01/04(土) 03:24:03.71 ID:ehMcf9xuP
悠人「ぼっちってどういう意味なんですか?」

舞「わたしもよくわかんないんだけど、一人でいる人って意味かな?」

悠人「単数形ですか?」

舞「ん?ちょっとまってね」

スマホを取り出して手慣れた動作で何かをしている

舞「え~とね、孤独な人って意味みたい」

悠人「へぇ・・・(それって悪口なのか?)」
34:名も無き被検体774号+:2014/01/04(土) 03:29:34.66 ID:ehMcf9xuP
EP4:パカパカ式

スマホを弄っていた舞が何かを思いついた

舞「あ、そうだ!メアド教えてよ!」

悠人「え」

舞「ほら!バイト仲間だと必要じゃない?」

悠人「なるほど」

ポケットからボロボロの折り畳み式携帯電話を取り出す

舞「ゆーちゃ・・・永久崎くんガラケーなんだ!」

悠人「柄・・・?柄はついていませんけど?」

舞「そうじゃなくって!こう、パカパカする奴!」

悠人「折り畳み式・・・ですか?」

舞「そう!パカパカ式!」

悠人「パカパカ・・・」

散々野茂にも買い換えろと言われていた携帯電話が旧式なのは知っていたがここまで話題にされるとなんだか惨めだ

悠人「ダサい・・・ですかね?」

舞「そんなこと無いよ!物持ちのいい人はいい彼氏になるんだよ!」

悠人「そうなんですか・・・」

メールアドレスを交換し早速三木さんを登録した

舞「明日は午後でしょ?」

悠人「・・・何がですか?」

舞「シフト。知らない?」

悠人「あー・・・確か午後からでした」

舞「わたしも午後から!頑張ろうね!」
35:名も無き被検体774号+:2014/01/04(土) 03:38:23.76 ID:ehMcf9xuP
そう言って舞は歩いて行ってしまった

悠人「パカパカ・・・」

無意味に携帯をパカパカしてみる

悠人(確かにパカパカ式だな)

野茂「悠人・・・み~た~ぞ~」

悠人「どうした?板書はもういいのか?」

野茂「そんなんどぉでもいい!!なんでお前が三木さんとメアド交換してんだよ!!」

悠人「バイトが同じとこなんだ」

野茂「ぬぁー!?そのアドレス俺に回せっ!!」

悠人「個人情報だ。むやみに他人には回せない」

野茂「くっそ~!!いいなぁ~!」

表では平然を装っているが内心なぜがワクワクしていた

一体何にワクワクしているのかは明白な筈なのに俺の中でそれを認めない自分がいた
36:名も無き被検体774号+:2014/01/04(土) 12:19:08.19 ID:kgRawevP0
みてるよ
37: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/04(土) 13:03:10.33 ID:Z8DQ1mR+0
続きはよ
38:名も無き被検体774号+:2014/01/04(土) 13:10:38.85 ID:SrlYoQm60
きたい
39:名も無き被検体774号+:2014/01/05(日) 02:25:18.74 ID:rRgD39pMP
EP5:協働時間

悠人「交代です」

「あ、はい。じゃあとよろしくお願いします」

このオバちゃんも顔は知っているが名前は覚えていない

丸さん「あれ?ミキちゃんは?」

悠人「まだみたいですね」

丸さん「あの子時々遅刻するからね~」

悠人「そうなんですか」

丸さん「お父さんと弟くんの3人暮らしみたいなんだけど、弟くんまだ小さいからねぇー」

悠人「へぇー」

舞「す、すみません!遅れました!」

駆け込んできたのは話題の当人だ

丸さん「じゃ、あとよろしくー」

悠人「お疲れでした」

舞「お疲れ様で~す」

丸さんも裏に入っていく

舞「いまなに話してたの?」

悠人「世間話です」

舞「ふぅ~ん」

悠人「随分急ぎで来たみたいですね」

舞「分かる?」
40:名も無き被検体774号+:2014/01/05(日) 02:32:21.00 ID:rRgD39pMP
悠人「はい。走って来たんですか?」

舞「家近いからね」

悠人「駅側ですか?」

舞「どうして?」

悠人「そっちから走ってくるのが見えたので」

舞「あ、そっか。うちは駅の反対側だよ」

このコンビニは丁度駅と学校の間にある

学校の帰りなら駅の反対側からくるはずなのでそっちが家なのかと思った

舞「弟を塾に送って来たんだ~」

悠人「弟さんはいくつですか?」

舞「小学3年だよ」

悠人「・・・そうですか」

舞「ゆーちゃ・・・あ、バイト中だからゆーちゃんでいいか!」

悠人「・・・はい」

舞「ゆーちゃんは兄弟いるの?」

悠人「兄が一人・・・ニートですが」

舞「一緒に住んでるの?」

悠人「兄は実家に。俺は一人暮らしなので」

舞「えらーい!」

悠人「実家から逃げただけです」

舞「ん~?」

これ以上詮索されたくなかったのでその話はそこまでで終わった
41:名も無き被検体774号+:2014/01/05(日) 02:40:39.09 ID:rRgD39pMP
EP6:帰路

「こーたいです」

時刻は午後9時を回った頃

交代のバイトが入って来た

夜は若い男のバイト連中で話も合いそうだと思ったのだけど・・・

小門「あ、新人くんだね?ぼく小門(こもん)って言います。趣味はアニメ鑑賞とゲーム、読書を少々、コポォw」

悠人「ど、どうも・・・^^;」

何だか気持ち悪いので早速退散させてもらう事にした

小門「あ、ミキちゃーん!」

ドスドスと小太りな小門が舞に駆け寄る

小門「僕がやっとくから上がっていいよー」

悠人(へー、いい人そうじゃん)

舞「あ、でも今日ちょっと遅刻しちゃったんでこれはわたしがやっておきます」

小門「まじでー!でゅふふ、ミキちゃんめっちゃいい子~www」

裏に入るとオバちゃん連中が電光石火の如く着替えて帰って行った

悠人「はえ~・・・」

店長「どう?仕事は慣れた?」

悠人「あ、はい。まぁ・・・」

店長は裏で仕事中の様だ
42:名も無き被検体774号+:2014/01/05(日) 02:46:37.45 ID:rRgD39pMP
店長「入って数日で主戦力になって貰っちゃって・・・ごめんね」

悠人「いえ、俺もそれを望んでますし」

店長「真面目だなぁ~」

悠人「唯一の取り柄ですから」

店長「そんな真面目なゆーちゃんにもう一仕事頼んでいい?」

悠人「はい」

・・・・・・・・

数分後

舞「ふぃ~・・・」

舞が裏に戻ってきた

舞「あ、てんちょー。お疲れ様でーす」

店長「はいお疲れ」

舞「あれ?ゆーちゃん帰らないの?」

悠人「まだもう一仕事あるので」

舞「そっか~。無理しないでね?」

悠人「はい」

舞がユニフォームを脱いで自分のロッカーに入れる

その動作を何気無く見てると・・・

舞「あ・・・やっぱ洗おうかな・・・?」

ロッカーからユニフォームを取り出した

舞「でも勝(まさる)が洗濯物いっぱい出すかもなぁ・・・」

また戻した
43:名も無き被検体774号+:2014/01/05(日) 02:53:15.15 ID:rRgD39pMP
店長「そーいえば、勝ちゃん元気?」

舞「元気過ぎるくらいですよ~」

店長「そっかぁw男の子はそれくらいが丁度いいのよ」

勝とは小3の弟のようだ

舞「洗おうかな・・・」

また取り出した

舞「う~ん・・・」

悠人(そんなに悩むことか?)

舞「ゆーちゃんは持って帰る?」

悠人「いえ、まだ二日しか着てない上に冬なので」

舞「じゃぁわたしも置いて行こーっと」

結局持ち帰らないようだ

舞「あれ?ゆーちゃん一仕事は?」

悠人「これからです」

店長「じゃ、お二人で気を付けて帰りなさいね」

舞「え?どうゆうこと?」

店長「ゆーちゃんに頼んだのはミキちゃんのボディーガード。夜道女の子1人じゃ危ないからね」

舞「あ、そうなの?ありがとー!」

悠人「いえ・・・」
44:名も無き被検体774号+:2014/01/05(日) 03:01:01.74 ID:rRgD39pMP
店を出ると結構寒かった

悠人「さむっ・・・」

舞「ねー。早く春にならないかな~」

悠人「学校方面ですよね?」

舞「うん。ゆーちゃんは?」

悠人「俺もです」

舞「じゃ、帰ろ~」

俺は自転車で来たので自転車を引っ張っていく

舞「あ、自転車だったんだ・・・。ごめんね?」

悠人「大丈夫です」

寒空の下二人で並んで歩いて行く

悠人(なんだか落ち着かないな・・・)

舞「気になってたんだけど」

悠人「はい?」

舞「ゆーちゃんなんで敬語なの?」

悠人「・・・新人ですし」

舞「えー?でもゆーちゃんの方が仕事出来るのに?」

悠人「そんな事ないです」

舞「わたしより絶対すごいもん」

悠人「ちょっと昔に経験があるだけです」

舞「とにかくなんだか敬語はやだな~」
45:名も無き被検体774号+:2014/01/05(日) 03:06:41.84 ID:rRgD39pMP
悠人「いやと言われても・・・」

舞「せっかくの仲間なんだからもっとフレンドリーにさ!」

悠人「・・・わかりました」

舞「またぁ~!」

悠人「うっ・・・わ、わかった」

舞「それでよぉ~し!」

ニコニコ楽しそうな人だ

舞「あ、ここがわたしうち」

悠人(立派な一軒家だ)

舞「ゆーちゃんちは?」

悠人「もう少しこの先です」

舞「ん?」

悠人「あ・・・この先・・・だ」

舞「まだまだだなぁ~」

悠人「そんなこと言ってもなれない・・・からさ」

舞「その調子その調子~」

悠人「では、おやすみ・・・」

舞「なさい、はいいんじゃない?」

悠人「そっか、おやすみなさい」

舞「うん。おやすみ~」

自転車に乗ってペダルをこぐと顔に冷気がかかる

自分でも気がついていなかったがその顔は笑っていた
46:名も無き被検体774号+:2014/01/05(日) 17:37:34.49 ID:ZLQ2O1Wq0
たのしいぞ!
49:名も無き被検体774号+:2014/01/06(月) 15:13:08.92 ID:hYQA6632P
EP7:隣人

悠人「さむ~・・・」

ボロボロのアパートの階段を駆け足で上がる

アパートは全部で8部屋あるが埋まっているのはたったの4部屋

まぁこんなボロアパートに住みたいと思って住む奴もいないだろう

おかげで家賃も安いし俺としてはなかなかにいい物件だと思うのだが・・・

玄関のカギを開けて中に入る

悠人「今日は暖房つけてもいいな」

ストーブに火を入れる

こいつは俺がこの部屋に入った時に前の住人が置いて行ったものだ

悠人「くっそ・・・手の感覚が・・・」

真っ赤になった指を温めていると・・・

「悠人、帰ったの?」

入り口に女の子が居た

悠人「ああ・・・小学生は寝ないといけないじかんだろ」

こいつは美里(ミサト)

お隣さんの娘だ

美里「おなかすいた」

悠人「はぁ?」

美里「なんか食べよ?」

悠人「また母さんいないのか?」

美里「仕事」

悠人「飯なにもおいて行かなかったのか?」

美里「カップラーメンがある」

悠人「食えばいいじゃないか」

美里「カップラーメン嫌い」

悠人「そんなこといって母さん困らせんなよ・・・」

ちなみに美里の家は母親との2人で暮らしていて親父さんは美里が小さいときに離婚したらしい
50:名も無き被検体774号+:2014/01/06(月) 15:26:25.46 ID:hYQA6632P
美里「なにか作って」

悠人「・・・図々しい奴」

美里「こんどうちに食べに来ていいから」

悠人「・・・わかった」

ここだけの話、美里の母親は超絶料理がうまくおまけに美人だ

俺のつくる豚の餌が美里母のうまい飯に代わるとなればおれにとって素晴らしいアドバンテージになる

料理といっても大したものはできないがインスタントには勝っていると思う

悠人「少し待っていろ。すぐにできる」

美里「じゃぁその間に部屋を掃除しておく」

悠人「掃除するところなんてないだろ」

俺は部屋の綺麗さには自信がある

ってよりもものが少ないので散らからないのだ

美里「テレビとか買わないの?」

悠人「金がない」

美里「漫画とかもないね」

悠人「そもそも読まない」

美里「ゲームとかは?」

悠人「やらない」

美里「でもパソコンはあるんだ」

悠人「それは勉強に使うものだ」

美里「ふぅん・・・」

暇そうにしている美里に無言ながら急かされて料理を終える

悠人「くえ」

美里「なにこれ?」

悠人「炒め物だ」

美里「なんの?」

悠人「見てのとおり野菜だ」

美里「肉は?」

悠人「今日は肉の日ではない」
51:名も無き被検体774号+:2014/01/06(月) 15:40:50.77 ID:hYQA6632P
美里「まぁいいや、いただきます」

悠人「食え」

美里「悠人のは?」

悠人「作りながら食った」

美里「なんか行儀悪い」

悠人「他人の家に飯を食いに来る方が行儀悪いぞ」

美里「うん、まずくない」

悠人「もっとありがたそうに食え」

美里「ご飯は?」

悠人「米か?」

美里「無いの?」

悠人「ない」

美里「ビンボー」

悠人「今日はたまたまなかっただけだ」

そんな感じで唯一のご近所付き合いはこんな感じだ

悠人「そういえば美里はいくつだ?」

美里「10さい」

悠人「小4・・・?」

美里「5。なんで?」

悠人「いや、ちょっと気になっただけだ」

舞の弟は小3だと言っていたな

美里「なに?ロリコンみ目覚めた?」

悠人「そんなわけないだろ。むしろ人間として未熟な子供はきらいだ」

美里「じゃぁ私セーフー」

悠人「アウトだろ」

そんなこんなで美里がやっと食べ終わったころ・・・
52:名も無き被検体774号+:2014/01/06(月) 15:43:05.49 ID:hYQA6632P
「ごめんください」

玄関から女の人の声がした

悠人「どうやらお迎えのようだ」

玄関を開けるとやはり美里の母だった

美里母「すみません、またうちの子がお邪魔して・・・」

美里「あ、おかえりー」

美里母「おかえりじゃないでしょ!」

ほら、怒られてやんの

美里母「永久崎さん、ごめんなさいね」

頭を深く下げる美里母の横でニコニコしている美里

いや、これはニヤニヤか・・・

二人が去って部屋が静かになると同時にすさまじい孤独感に襲われる

悠人(俺って意外と一人でいるの苦手なのかな・・・?)

その日は一晩中羊の数を数えながら眠った
53:名も無き被検体774号+:2014/01/06(月) 21:50:16.33 ID:V7w91u0b0
母親と仲良く出来るといいな
54:名も無き被検体774号+:2014/01/06(月) 23:47:55.09 ID:9aTPtlVZ0
切ない予感いろんな意味で
55:名も無き被検体774号+:2014/01/08(水) 01:15:27.95 ID:qQolUJ3rP
EP7:緊急招集

今日は土曜の朝だ

バイトは午後からなのに早起きしてしまった

悠人「・・・なんか鳴ってる」

部屋を見渡すと携帯が鳴っていた

悠人(・・・ん?バイト先からだ・・・)

ピッ

悠人「もしもし?」

店長『朝早くにごめんね!』

なんか切羽詰まっている様子だ

悠人「どうかしたんですか?」

店長『今日、ミキちゃんが風邪引いちゃって代わりに午前中に入って貰いたいんだけど』

悠人「・・・俺今日午後も・・・」

店長『午後は代わりの人が来れるんだけど、午前はもうゆーちゃんしか居ないのよ』

悠人「・・・わかりました。今から行きます」

店長『ありがと!』

ってなわけで今からバイトだ

悠人「・・・三木さん風邪か」

昨日の元気な姿を見ていたからなおさら信じられないが・・・

確かに昨夜は冷え込んだし仕方ない
56:名も無き被検体774号+:2014/01/08(水) 01:25:09.59 ID:qQolUJ3rP
数分後

悠人「おはようございます」

店長「あ、おはよう!本当にごめんね!」

悠人「大丈夫ですけど・・・。三木さん大丈夫なんですか?」

店長「ただの風邪って言ってたんだけどね。電話口にも結構辛そうな感じだったな・・・」

悠人「そうなんですか」

店長「昨日は何とも無かったのにね」

悠人「でも寒かったですし」

店長「そうだね。私達も気をつけなきゃね」

悠人「そうですね」

この日のシフトはまっちゃんと横瀬というおじいちゃんの3人だった

横瀬「悠人くんだっけ?」

悠人「はい」

横瀬「僕ね、こう見えても現役時代は道場の師範やっててね」

悠人「柔道とかですか?」

横瀬「いや、多分君もやってるやつ」

悠人「え?」

横瀬「筋肉のつき方でわかるよ~!悠人くん剣術やってるでしょ?」

悠人「え・・・はい・・・」

俺の実家は剣術の道場で両親も剣術の師範をやっていた
57:名も無き被検体774号+:2014/01/08(水) 01:31:40.79 ID:qQolUJ3rP
悠人「・・・よく分かりましたね?」

横瀬「実は筋肉のつき方なんて嘘。永久崎道場は有名だからね」

悠人「・・・もう剣術はやってないんで」

横瀬「おや?辞めちゃったの?」

悠人「親に強制されて始めただけだったんで」

横瀬「おやまぁ・・・なんか聞いちゃいけない事だったかな?」

悠人「いえ、別に気にしないんで」

気にしないとは言ったが実家から逃げた事は未だにモヤモヤしていた

剣術が嫌いな訳じゃない

それを強制して道場を継がせようとする親が嫌だった

だから俺はもう剣術なんてやらない

横瀬さんもその事情を事情を察してかそれ以上深く話して来なかった
58:名も無き被検体774号+:2014/01/08(水) 01:36:49.03 ID:qQolUJ3rP
仕事終わり

店長「ゆーちゃん、明日はまた午前中ね」

悠人「はい」

店長「明日もミキちゃん無理かなぁ・・・?」

悠人「流石に一日で引っ張り出すのもどうかと・・・」

店長「だよねぇ。よし、明日は休むように言っておこう」

悠人「あ、じゃぁ俺はもう上がるんで」

店長「あい、お疲れ様」

悠人「お疲れ様です」

外に出ると丁度昼時だった

帰り道何気無く通りかかった舞の家の前

ひと気はなく静まり返っている

悠人(親父さんと弟しか居ないって言ってたけど大丈夫なのかな・・・?)

そんな事俺には関係ないと首を振りさっさとアパートに帰ってきた
59:名も無き被検体774号+:2014/01/08(水) 15:52:55.53 ID:N4SPCyhL0
応援あげ
61:名も無き被検体774号+:2014/01/10(金) 02:54:15.21 ID:o/0dGEfRP
EP9:やばいよ

それは俺がバイトから帰って数時間が経った頃だった

美里「やばいよ!やばいよやばいよ!」

悠人「どうした?」

切羽詰まった様子で俺の部屋に飛び込んできた

美里「テストが近いんだよ!」

悠人「そうか、なら帰って勉強しろ」

美里「勉強してもわかんないんだよぉ!」

悠人「なら母親に聞け」

美里「仕事だって!」

悠人「土曜も仕事か、大変だな」

美里「悠人頭いいってお母さんが言ってたから悠人に教えて貰おうと・・・」

悠人「・・・本当にそう言ったのか?」

美里「なんか凄い大学に行ってるんでしょ?」

悠人「・・・そこまで凄くないが」

美里「お願い!このテストだけは絶対に悪い点取れないの!」

悠人「それまたどうして?」


美里「今度テストが悪かったらお母さんが学校に呼び出されちゃうんだって!」
62:名も無き被検体774号+:2014/01/10(金) 03:05:21.72 ID:o/0dGEfRP
悠人「薄々気付いていたが・・・お前ってバカだったんだな」

美里「むぅっ・・・」

悠人「仕方ない、仕事で忙しいお前の母さんを助ける為だ。道具持ってこい」

美里「さっすが悠人!ありがとー!」

数分後には美里が教科書やら問題集を持って戻ってきた

悠人「で?何がわかんないんだ?」

美里「算数と~理科と~国語と~社会!」

悠人「全部なのな」

美里「悠人、お願い!教えて!」

悠人「仕方ねーな・・・お前塾とかいかないのか?」

美里「・・・友達はみんな行ってるけど、うちは色々大変だから」

悠人(片親って大変だな・・・)

悠人「まずは算数からだな」

美里「うげぇ~」

悠人「こんなん簡単だ」

美里「難しいよ~!」

悠人「おい、これ小学4年生の復習って書いてあるじゃねーか」

美里「それでも難しいの!」

悠人(これは・・・随分面倒な事を引き受けたかもしれない・・・)

その後美里は見事一回のみの神回避を見せテストはセーフだったらしい

が、近いうちにまた同じような危機が来るのは目に見えていた
64:名も無き被検体774号+:2014/01/11(土) 21:04:26.04 ID:6RIKPfaEP
老人「ワジュジャウェワァ?」

悠人「わ、ワジュジャ・・・?」

悠人(このおじいちゃん何言ったんだ?)

舞「あ、タバコですね?」

老人「ふむ」

舞「はい、420円になります」

老人「フォファァフェハ」

舞「はい、こちらに」

悠人(新聞・・・?)

舞「ありがとうございました」

悠人「・・・今のよく分かったね」

舞「時々いるよね、入れ歯外れちゃってるおじいちゃん」

悠人「あれ入れ歯外れてたの?」

舞「そうだよ。カポカポいってたじゃん」

悠人「おぉ・・・」

舞「ゆーちゃんもまだまだだなぁ」

悠人「精進します」

舞「ゆーちゃん、ゆーちゃん!外国人のお客さん!」

店内に明らかに旅行者らしき外国人の集団

舞「わ、わたし英語は無理だよ・・・」

悠人「よし、ここは俺が・・・!」
65:名も無き被検体774号+:2014/01/11(土) 21:26:46.26 ID:6RIKPfaEP
外国人A「スイマセーン、ヒゲソリハドコニアルデスカ~?」ニコニコ

悠人「え、あ・・・髭剃りですね・・・」

後ろでは思わず吹き出している舞

外国人B「アイスハドコニアルデスカ~?」

悠人「アイス・・・ああ、氷ですか?」

外国人B「SO!コーリーデース」

悠人「こちらに・・・」

無事会計を済まし外国人一行は去って行った

悠人「なんか、日本語ペラペラだったね」

舞「わたしが英語とか言ったから・・・ごめんね?」

悠人「まぁ、英語で話されるよりマシだよね」

小門「こうたいでぇーす」

悠人「あ、もう時間か」

バイトになると時間の経過が早く感じられる

それだけ俺も一生懸命ってことか?

小門「あぁ悠人くん、ゲームとか得意?」

悠人「え?いや、そこまでは・・・」
66:名も無き被検体774号+:2014/01/11(土) 21:38:52.88 ID:6RIKPfaEP
小門「そうかw君とはw中々に趣味が合わないようだwヌフフw」

悠人「なんか・・・すみません」

小門「ミキちゃんは弟がいるもんねw!何かwやってるw?」

悠人(本題はそっちか)

舞「いや・・・わたしもゲームはあまり。弟はなんかやってたけど」

小門「まじですかぁw!でゅふふw!弟さんはwんsjdjくxんかjっbw・・・」

何を言っているのか分からないほど凄い勢いでなにか話してる

舞「あ、もうこんな時間~・・・わたし上がりますね~」

話を切り上げて退散する舞

小門「あwちょwもう少しお時間をwヌカポォw」

悠人「俺も上がります」

小門「おうwお疲れw」

裏では困惑の表情の舞がいた

舞「小門さんなに言ってたんだろう?」

悠人「正直英語より分からないよね・・・」

コミュニケーションは難しいと思う出来事だった
68:名も無き被検体774号+:2014/01/12(日) 13:47:35.75 ID:nS4w7wuz0
小門のキャラひどいww
69:名も無き被検体774号+:2014/01/13(月) 01:54:20.32 ID:OxWQmhzkP
バイトを始めてからもう1ヶ月が立っていた

舞「それでね?お父さんなんて言ったと思う?」

悠人「さぁ?」

舞「ふなっしーって食べられるのかなってwそんなわけないじゃんwねぇ?」

悠人「そうだね・・・(ふなっしーって何だ?)」

テレビの話しらしいがテレビを見ないので全く分からない

舞「ゆーちゃんってもしかしてあまりテレビ見ない?」

悠人「えっ・・・(流石にバレるか)」

悠人「実はテレビ無くって・・・」

舞「あ・・・ごめんね。わたしてっきり・・・」

悠人「いや、そうやって色々聞けることで楽しいからさ・・・」

舞「テレビとか苦手?」

悠人「苦手というかそもそも両親がそういうの禁止してたから・・・。見る習慣もないし」

舞「ゆーちゃんのご両親ってきびしーの?」

悠人「厳しいというか・・・」

なんと説明していいのかわからない
70:名も無き被検体774号+:2014/01/13(月) 02:03:27.40 ID:OxWQmhzkP
悠人「古い・・・って感じかな」

舞「そっかぁ~。大変だったね」

よしよしと背中を撫でる舞

悠人「それが普通だと案外そんなに苦じゃないからさ」

舞「うちの弟はずっとテレビとゲームばっかり。わたしの言うこと全然聞かないんだから」

悠人「ははは、なんか三木さんの方こそ苦労してる感じがする」

舞「もう、お父さんも『ダメだぞー』って軽くしか怒ってくれないし~!」

悠人(ずっと不思議だったけど三木さんがここのおばさん連中と仲がいいのって母親っぽいからなのかな?)

舞「折角作ったご飯も苦手なもの残すし!」

悠人「あ、料理も三木さんが?」

舞「うちお母さん居ないからさ。家事全般はわたしが」

悠人「大変だね」

舞「ほんっと!あ~、わたしもゆーちゃんみたいに一人暮らししたい~!」

悠人「一人暮らしもそれなりに辛いけどね」

舞「たとえば?」

悠人「・・・寂しい・・・とか?」

舞「あれぇ~?ゆーちゃんって意外と寂しがり屋さん?」
71:名も無き被検体774号+:2014/01/13(月) 02:09:55.68 ID:OxWQmhzkP
悠人「そんなんじゃ・・・ないと・・・思うけど」

舞「自信なさそ~」

悠人「極限まで静かだと耳鳴りがするんだ」

舞「テレビとかつければいいじゃん」

悠人「テレビかぁ・・・」

舞「バイト代、ここ結構時給いいからすぐ買えるんじゃない?」

悠人「そうだね」

本気で買おうか迷っていると

店長「あなた達、時間いいの?」

時計を見るともう10時を過ぎていた

悠人「あ、もう一時間もここにいたのか」

舞「いっけない!早く帰らないとお父さんが心配する!」

悠人「門限とかあるの?」

舞「特に無いけどあまり遅いと・・・やっばぁ、着信気がつかなかった」

すぐに電話をかける舞

舞「うん、大丈夫。ちょっとバイト先で話し込んじゃって・・・いいよ、バイトの人と一緒に帰るから。・・・え?男の人だけど?」

やっぱりかなり心配していたようだ
72:名も無き被検体774号+:2014/01/13(月) 02:15:40.78 ID:OxWQmhzkP
舞「だ、大丈夫だって!いい人だから!え・・・?」

チラッとこっちを振り返る舞

舞「大丈夫!そんな事しない人だと思う。」

店長「なんか言われてるわね~」

悠人「みたいですね」

舞「え?いいって!やめてよ!・・・えー・・・分かったよぉ・・・」

舞は俺に携帯を差し出して

舞「お父さんが話させろって・・・ごめんね。適当でいいから・・・」

悠人「わ、わかった・・・」

電話を受け取り・・・

悠人「も、もしもし・・・」

舞父『お前が舞のバイト仲間か?』

悠人「は、はい・・・」

舞父『歳は?』

悠人「三木さ・・・舞さんと同い年です。学校も一緒です」

舞父『お前は舞の彼氏なのか!?』

悠人「ち、違いますっ!!断じて!!」

舞父『本当か!?』

悠人「本当です!!」

舞父『なぜだ!?』

悠人「な、なぜ!?」

やばい、だんだん会話になってきてない
73:名も無き被検体774号+:2014/01/13(月) 02:21:19.21 ID:OxWQmhzkP
舞「もう!貸して!」

携帯を俺から奪い取って・・・

舞「大丈夫ったら大丈夫!!ゆーちゃんは紳士だから安心して!」

舞父『紳士って変態って意味のしんs』ブチッ!

電話を一方的に切ってしまった

悠人「だ・・・大丈夫?」

舞「もう!しつこいんだから!!」

舞がカバンを持って俺の手を掴んだ

舞「行こ!」

悠人「あ、うん・・・。お疲れでした・・・」

店長「はいはい・・・気を付けて・・・」

ズンズンと歩いていく舞に腕を引かれながら外に出た

舞「いっつもああやって過剰に心配しちゃってさ!」

悠人「それだけ三木さんが心配なんだよ」

舞「それでも限度ってもんがあるでしょ!」

悠人「あははは・・・」

舞「あとさ・・・」

急に声が小さくなる舞

舞「さっきの電話みたいにしたの名前で呼んでくれない?」

悠人「・・・え?」
74:名も無き被検体774号+:2014/01/13(月) 02:26:54.44 ID:OxWQmhzkP
舞「わたしばっかりゆーちゃんって下の名前じゃん?ゆーちゃんもわたしのこと舞ちゃんって・・・」

悠人「まった!・・・それはハードルが高過ぎる!」

舞「そんな事ないよ~」

悠人「せめてバイトのみんなと同じようにミキちゃんで」

舞「バイトの時はそれでいいけど折角友達なんだからさ~」

悠人「と・・・友達・・・」

なんだろう・・・

その言葉を聞いた途端に嬉しさがこみ上げてきた

悠人「友達・・・」

舞「そ!友達なんだからさ!」

悠人「でも、やっぱり呼びづらいよ」

舞「え~・・・じゃぁ・・・ミキちゃんでいいや」

悠人「そうしてくれ」

舞「その代わり学校でもゆーちゃんって呼んでいい?」

悠人「それはだめ」

舞「だって永久崎くんってなんか硬いし」

悠人「そんなこないでしょ」
75:名も無き被検体774号+:2014/01/13(月) 02:33:54.68 ID:OxWQmhzkP
舞「じゃぁ・・・永久くん!」

悠人「微妙に略したね・・・」

舞「いいじゃん!永久くんとミキちゃん!お笑いコンビみたいw」

悠人「そ・・・そうかな・・・」

まずお笑いコンビをそんなに知らない

「と~わくん」

悠人「うわぁっ!?」

急に野太い声でそう呼ばれて思わず大声を出してしまった

舞「お、お父さん!?」

俺たちのすぐ後ろに居たのは舞の父親だった

舞父「なにが永久くんだ!イチャイチャしやがって!」

悠人「別にイチャイチャなんか・・・」

舞「わざわざ迎えに来てたの?」

舞父「そうだ。そしたらお前らが仲良く歩いていて・・・イチャイチャしやがって!」

とりあえず挨拶したほうがいいのか・・・?

悠人「あ・・・どうも、はじめまして・・・永久崎です」

舞父「あ・・・ご丁寧に・・・舞の父です」
76:名も無き被検体774号+:2014/01/13(月) 02:42:02.47 ID:OxWQmhzkP
舞父「ってそうじゃない!永久崎くんとやら!君は舞の彼氏じゃないのか!?」

悠人「はい」

舞父「なぜだ!?」

悠人「だから、別にそういう関係ではないからです」

舞父「そんなにうちの娘は嫌か!?」

悠人「いや、別にそういうわけでは・・・」

舞父「それなりに見た目も可愛いじゃないか!?胸も最近育ってきて・・・」

舞「やめろぉ!」バキッ!!

舞父「ごぶっ!!」

舞が舞父の顎を殴った

舞父「だからいっつも言ってるだろ!喋ってる時にあっぱーは危ないって!」

舞「ゆーちゃんに変なこと言うなー!」

舞父「でも此奴俺の愛娘を恋人にしたくないと・・・」

悠人・舞「言ってない!!」

その後ずっと舞に怒られながら帰る舞父を見て俺は自分の父を思い出していた

悠人(俺の親父とは全然違うな・・・)
79:名も無き被検体774号+:2014/01/13(月) 22:36:07.01 ID:VQd8JRfX0
ほしゅついでに
自分が高校生だった頃を思い出したよ
彼女のとーちゃんと思いがけず会ってしまってアワアワしてたことを
ろくに挨拶もできなかった
80:名も無き被検体774号+:2014/01/14(火) 01:38:41.96 ID:h4OuHW3hP
悠人(流石に親父が出てくると緊張したな・・・)

アパートの階段を駆け足で登ると

俺の部屋の前に誰かうずくまっている

ってか美里だ

悠人「おい?どうした?」

美里「ゆぅとぉ・・・?」

しっかり防寒はしているがこの気温では寒そうだ

悠人「なんでこんなとこに居るんだ?」

ガチャ・・・

美里の家のドアが空き

美里母「あら、遅かったわね。おかえりなさい」

悠人「美里どうしたんですか?」

美里母「実はね、たまたま私がちょっと早く帰ってきたから悠人君に・・・あ!」

悠人「・・・?」

美里母「ごめんなさいね、いっつも美里と永久崎さんの話をする時は悠人君って呼ばせてもらっているの・・・」

悠人「ああ、別にいいですよ」

美里「悠人も晩ご飯に誘おうと思ったのに何時もの時間になっても帰ってこないし・・・」
81:名も無き被検体774号+:2014/01/14(火) 01:44:59.06 ID:h4OuHW3hP
悠人(あちゃー・・・それは悪いことをしたな)

悠人「ごめんな、ちょっと長引いちゃって」

美里「悠人遅いからずっとここで待ってたんだよぉ~!」

悠人「だからごめんって・・・」

美里母「まだ食べてないから、一緒にどう?」

悠人「あ・・・はい」

美里「ほら!早く上がって上がって!」

悠人「ちょ、おい!引っ張んなって!」

美里に引き込まれる様に家に入る

悠人「お邪魔します・・・」

美里「お母さんね、悠人の為にって凄い張り切ってたんだよ!」

美里母「み、美里・・・!」

悠人「それはそれは・・・わざわざありがとうございます」

美里母「さ、温め直したから食べて」

美里「ほら!ここに座って!」

3人でテーブルを囲んだ

悠人「うわぁ・・・ロールキャベツだ!」

美里「悠人のなかなか食べれないお米もあるよ!」

悠人「うっせえ!・・・けど、ちょっと感動した・・・!」

ほかほかのロールキャベツはとても美味かった

美里母「普段こんなに手の込んだ料理しないから・・・自信ないんだけど」
82:名も無き被検体774号+:2014/01/14(火) 01:50:21.25 ID:h4OuHW3hP
悠人「ここに越してきて一番美味しいです」

美里母「それは良かった」

美里「悠人!これも食べて!」

差し出されたのはポテトサラダだ

美里「私が作ったんだよ!」

悠人「ちゃんとたべれんのか?」

美里「当たり前じゃん!」

悠人「冗談だよ。・・・頂きます」

・・・ちょっと粗い感じが美里らしい

悠人「美味いよ」

美里「うっしゃぁ!」

何もガッツポーズまでしなくても・・・

美里母「いつも美里の面倒見てもらってばかりだからね・・・最近は勉強も教えてもらっているみたいだし。悠人君には頭が上がらないわ」

悠人「いえ、そんな大したことじゃ・・・」

美里母「美里が寂しい思いをしないだけでも凄く助かってるわ。ありがとう」

悠人「・・・///」

そんな・・・自分よりしっかりした大人の女性に頭を下げられては反応に困る
83:名も無き被検体774号+:2014/01/14(火) 01:56:56.33 ID:h4OuHW3hP
今の会話を聞いてか、美里が赤いランドセルをひっくり返して何かを持ってきた

美里「悠人!見てみて!!」

美里が持ってきたのはテストの様だ

悠人「97点。」

美里「すごいでしょ!」

悠人「ああ、しっかり勉強したところを覚えてるな。・・・でもこの間違いは何度もやったとこだろ?」

美里「いいじゃん~・・・!」

美里母「まるで兄妹みたい」

美里「そう?」

悠人「・・・」

急に何故だか切なくなって来た

美里「悠人・・・?どうしたの?」

悠人「俺・・・こういう家族みたいなの・・・始めてだから・・・」

美里母「悠人君ご両親とかは?」

悠人「うちは道場やってて、物心着いた時から両親とは師弟で・・・」

言わなくてもいいのにこの時はなぜか止まらなかった

悠人「俺・・・家族とまともに会話すらしたことなくて・・・」

美里「悠人・・・」
84:名も無き被検体774号+:2014/01/14(火) 02:04:39.31 ID:h4OuHW3hP
悠人「兄とは仲が良かったけど、長男だからって色々あって・・・結局兄は潰れちゃって・・・」

涙を堪えるので精一杯だ

ああ・・・俺って情けない・・・

悠人「こうやって、みんなと飯食うのが・・・憧れで・・・」

ふわっと・・・誰かが俺を抱きしめてくれた

美里母「事情はよく分からないけど・・・私達ならいつでも付き合うわ」

美里「そうだよ。悠人はもう他人じゃないんだから!」

悠人「・・・ありがとうございます」

その夜

俺は久しぶりに兄貴にメールをしてみた

返信なんか期待していなかったが家族が恋しくなったのだ

両親は好きじゃないけど兄貴は今でも大好きだ

周りからの重圧で潰れちゃってからはあまり会話も無かったけど・・・

悠人(とりあえず近況を報告して・・・)

悠人『俺は元気にやってます。』

数分後・・・返信が来た

ただ一言・・・

『頑張れよ』
85:名も無き被検体774号+:2014/01/14(火) 02:09:08.19 ID:h4OuHW3hP
俺にはその一言で十分だった

悠人『兄貴もな』

ボロボロの携帯を放り投げてベッドに横になる

悠人(頑張れと言われたからにはここで精一杯の成果を上げてやる・・・!)

翌日の学校に向けて眠った

その日は珍しく夢を見た

よくは覚えてないけど・・・

多分兄貴と・・・両親

みんなで楽しく食卓を囲んでた

いつか・・・

こんな風に・・・
86:名も無き被検体774号+:2014/01/14(火) 09:08:27.87 ID:pv+bnNU90
支援
87:名も無き被検体774号+:2014/01/14(火) 20:15:50.02 ID:nUdeiAdT0
中々面白い!
88:名も無き被検体774号+:2014/01/15(水) 02:11:14.95 ID:KnRVReDjP
学校・・・

野茂「なぁ?」

悠人「ん?」

野茂「お前、どこでバイトしてんだっけ?」

悠人「教えない。お前くるだろうし」

野茂「だって三木さんもバイトしてんだろ?遊びに行ってもいいじゃん!」

悠人「俺は遊んでるわけじゃない」

野茂「でも楽しいだろ?」

悠人「・・・楽しい」

野茂「それのおすそ分けしろっての!」

野茂がヘッドロックをかけて来た

悠人「やめろ・・・結構苦しい・・・」

野茂「おしえろよ~」

悠人「なぜそんなに気にするんだ?普通のコンビニだぞ?」

野茂「くっそ真面目なお前がちゃんと接客出来るのか気になるんだ」ニヤニヤ

悠人「絶対教えない」

野茂「ちょぉ~w冗談だよ~w」

野茂は唯一と行ってもいい友人だ

悠人「・・・お前はバイトとかしないのか?」

野茂「う~ん・・・俺、そういうの苦手だし」
89:名も無き被検体774号+:2014/01/15(水) 02:17:40.19 ID:KnRVReDjP
悠人「そうか」

野茂「バイト中三木さんどう?」

悠人「どうって?」

野茂「やっぱ可愛い?」

悠人「・・・」

なんと返して良いのやたら・・・

野茂「もぉ~w恥ずかしがるなよw」

悠人「恥ずかしがらないお前がおかしい」

野茂「だって可愛いって思うことは自然じゃん?」

悠人「・・・そうだな」

野茂「で、可愛い?」

悠人「・・・ああ」

野茂「そっかぁ~」

悠人「お前は三木さんが好きなのか?」

野茂「好きってか・・・可愛いなぁって。見た目だけでは好きにはなれないんだ」

悠人「・・・お前にしてはまともだな」

野茂「お前こそ好きなんじゃないのか?」

悠人「俺がか?」

野茂「だって最近すげー仲良いじゃん」

悠人「特にそういった感情はないが・・・」

野茂「素直じゃねーなぁ」

悠人「・・・・」
90:名も無き被検体774号+:2014/01/15(水) 02:25:49.31 ID:KnRVReDjP
野茂「お前がどう思うかは自由だけど、もっと素直になった方が楽だぜ?」

悠人「俺は素直だ」

野茂「いや、お前って出会った頃からずっと何かを押さえ込んでる感じがするんだ~」

悠人「俺が・・・?」

野茂「お前って悩みとか相談しないじゃん?」

悠人「・・・・」

野茂「まさか悩みが無い訳じゃないだろ?」

悠人「・・・当然だ」

野茂「俺に話せとは言わないけど・・・いつかそれをそれを打ち明けられる相手が出来るといいな」

悠人「野茂・・・」

野茂「おっと、俺はそういう重い悩み相談は無理だからな!恋の悩みなら俺にお任せしていいけどよ!」

悠人「・・・いい奴だと思ったが、間違いだったか」

野茂「ちょ!それどういうことだよ!」

悠人「間違えてもお前には相談なんかしないってことだ」

野茂「おまっ・・・一応心配してやったのに!」

悠人「それだけは礼を言おう」

野茂「だけってなんだよ!だけって!」
93:名も無き被検体774号+:2014/01/16(木) 00:14:08.99 ID:GUf/HevnP
数日後・・・

悠人「三木さん休みなんですか?」

丸さん「なんか風邪引いたって・・・あの子結構体弱いのよねぇ」

悠人「前も風邪でしたよね・・・」

まっちゃん「学校行って、家事やって、弟くんの面倒みて・・・大変ねぇ」

悠人「・・・そんなに」

丸さん「あ、ゆーちゃんダスターお願い」

悠人「はい」

ダスターとはいわば店内清掃用のでっかいクイックルワイパーである

丸さん「うちの子なんて手伝いすらまともにしないのに」

まっちゃん「本当よねー。ゆーちゃんやミキちゃんを見習って欲しいわー」

悠人「あはは・・・」

普段あんなに明るい舞がそんなにハードな生活を送っていたとは・・・

悠人「・・・」

丸さん「最近ミキちゃんと仲良かったわよね?」

悠人「・・・俺ですか?」

まっちゃん「だっていっつも一緒に帰ってるんでしょ?」

悠人「まぁ・・・そうですけど・・・」
95:名も無き被検体774号+:2014/01/16(木) 01:38:26.63 ID:GUf/HevnP
ダスターをかけながら店内を徘徊する俺

丸さん「うちの実家からたくさんりんごが送られてきたのよ」

悠人「へぇ・・・」

丸さん「ミキちゃんにお見舞いってことで持って行って上げてくれない?」

悠人「俺がですか?」

まっちゃん「あくまでミキちゃんの友達として・・・どう?」

悠人「まぁ、持っていくだけなら・・・」

丸さん「私たちが行っても無駄に気を使かわせちゃうだけかもしれないしね」

まっちゃん「その代わり今日早めに上がっていいから」

悠人「でも、ただでさえシフトに穴が・・・」

丸さん「主婦舐めんじゃないわよwそんぐらい気合いでなんとかするわよ」

店長「なんとかするのは結局私なんだけどね」

悠人「あ、おはようございます」

店長「おはよう。お見舞いに行くならこれも持って行ってあげて」

店長が渡したのは紙袋だ

悠人「なんですか?これ?」

店長「私からのお見舞い」

悠人「栄養ドリンクですか・・・」

店長「具合悪い時はこれがいいの」
96:名も無き被検体774号+:2014/01/16(木) 01:44:26.32 ID:GUf/HevnP
その日は丸さん達のおかげで少し早く終わった

悠人(見舞いっていってもなぁ・・・)

今日は土曜日・・・

あの父親がいるかもしれない

玄関の前に立つと急に緊張してきた

何度も表札を確認した

悠人「ただ・・・渡すだけ・・・渡すだけだ・・・」

ピンポーン・・・

『はーい!』

数秒後、ドアが開き・・・

少年「・・・だれ?」

悠人「あ、え・・・えっと・・・みk、舞さんのバイトの仲間で・・・」

少年「おねーちゃんの友達?」

悠人「まぁ、そうだね・・・」

少年「おねーちゃん今風邪で寝てるよ。おねーty・・・」

悠人「あわわっ!起こさなくていいから!」

少年「でもおねーちゃんに用があるんでしょ?」

悠人「いや、お見舞い持って来ただけだから・・・」

紙袋渡す

少年「わぁー!りんごだ!」

悠人「それ、丸さんってバイトの人からなんだけど」
97:名も無き被検体774号+:2014/01/16(木) 01:50:14.72 ID:GUf/HevnP
悠人「えっと、お父さんは?」

少年「仕事~」

悠人「あ、そう・・・」

少年「そうだ!お兄ちゃんはおねーちゃんの友達なんでしょ?」

悠人「まぁ・・・うん」

少年「ちょっと手伝って欲しいんだけど・・・」

悠人「うん?」

・・・・・・・

悠人(結局家に上がってしまった・・・)

家の中は整理整頓されていて綺麗だった

悠人「えっと・・・君名前は?」

勝「まさる~」

悠人「勝くんか」

勝「おねーちゃん苦しそうだからお薬飲ませてあげたいんだけどどれが風邪の薬か分からないんだー・・・」

悠人「なるほど」

薬箱が開けられて中の薬類が散らばっている

悠人「舞さんはただの風邪?」

勝「そう言ってたよ」

悠人「だったらこれでいいかな」

薬箱にあった風邪薬を取り出す
98:名も無き被検体774号+:2014/01/16(木) 01:54:53.21 ID:GUf/HevnP
勝「あと・・・りんごも食べるかも!」

薬とりんごをもって何処かに行こうとする勝

悠人「あ、まった!」

勝「なに?」

悠人「そのまま持って行くのか?」

勝「うん」

悠人「水とかは?」

勝「あ、忘れてた」

悠人「りんごも剥いていってあげないと」

勝「じゃぁ剥いて!」

悠人「お、俺が?」

勝「僕包丁使えないもん」

悠人「・・・わかった。キッチン借りるよ」

包丁ホルダー的なところに何本も包丁がある

悠人(あ、どれ使っていいのかわからない・・・)

勝「お兄ちゃん名前はなんていうのー?」

悠人「俺は悠人だ」

勝「もしかしておねーちゃんの友達のゆーちゃんってお兄ちゃんのこと?」

悠人「・・・多分そうだ」

勝「なんだぁ、おねーちゃんの友達かぁ!」

悠人「最初からそう言っている」
99:名も無き被検体774号+:2014/01/16(木) 02:00:58.25 ID:GUf/HevnP
剥いたりんごを勝の出してくれた皿に盛る

悠人「舞さんは?」

勝「二階のおねーちゃんの部屋だよ」

悠人「じゃぁこれ持って行って」

勝「悠人兄ちゃんは来ないの?」

悠人「だって・・・ほら・・・な?」

勝「僕一人じゃ持ちきれないよ」

確かに・・・

悠人「・・・なんか勝手に上がって悪いな」

勝「おねーちゃんの友達なら大丈夫だよ。いこ!」

りんごの皿を持って行く勝について行く

階段を上がった二階にはいくつかドアがあり一つに『MAI』と書いてあった

ガチャ・・・

勝「おねーちゃん、大丈夫?」

悠人「あ、お邪魔します・・・(いいのかな・・・?)」

ベッドに深く潜り込んでいる舞がいた

舞「・・・あ、勝・・・どうかした?」

顔が真っ赤だ

しかもまだ俺に気が付いていない?
100:名も無き被検体774号+:2014/01/16(木) 02:06:20.45 ID:GUf/HevnP
勝「悠人兄ちゃんがお見舞いにりんご持ってきてくれたんだ!」

りんごを差し出す勝

舞「え・・・ゆーちゃんが・・・?」

のそりと身を起こす舞

その時・・・

舞と目があった

舞「・・・あ、ゆーちゃん?」

悠人「ど、どうも・・・」

舞「はぁ・・・わたし相当ヤバいのかな・・・?幻覚まで見えてきたよ・・・」

悠人(あれ?俺、幻覚扱いされてる?)

勝「食べる?悠人兄ちゃんが剥いてくれた!」

舞「ゆーちゃんが?」

再び再び目と目が合った

悠人「・・・大丈夫?」

舞「あ・・・あえ・・・?」

状況が飲み込めていないようだ

悠人「丸さん達に言われて・・・お見舞いに」

舞「・・・あわわっ!!」

慌てて布団をかぶり直す舞

勝「おねーちゃん!?」

舞「ゆーちゃんいたの!?」

悠人「いたよ・・・」
101:名も無き被検体774号+:2014/01/16(木) 02:12:51.48 ID:GUf/HevnP
舞が状況を把握したのはそれから数分後だった

舞「居るならいるって言ってよ~・・・」

勝「言わなかったっけ?」

悠人「さぁ?」

舞はもしゃもしゃとりんごを食べている

ずっと何も食べていなかったらしい

悠人「りんごは丸さんが、これは店長からの栄養ドリンク」

舞「あぁ・・・なんでわたしパジャマなんだろ・・・」

どうやらだらしない格好なのがショックらしい

悠人「風邪引いて寝込んでるのにパジャマは自然でしょ」

勝「おねーちゃん、この人がゆーちゃんでしょ?」

舞「そうだよ」

勝「じゃぁおねーちゃんの彼氏じゃない人だ!」

悠人「なんだそれ?」

舞「ほら、この間お父さんが騒いでたでしょ?・・・それを聞いてた勝が変な解釈しちゃって」

悠人「なるほど」
105:名も無き被検体774号+:2014/01/17(金) 17:06:05.25 ID:yYow5mcy0
こういうの好きだわ
107:名も無き被検体774号+:2014/01/18(土) 02:23:25.27 ID:sc1NffU3P
舞「・・・まさかゆーちゃんが来てくれるなんて思わなかった」

ニコリと微笑む舞に一瞬見惚れてしまった

悠人「で、では俺は・・・」

帰ろうとすると腕を掴まれ・・・

勝「もーちょっと居てよ~」

悠人「そう言われても・・・」

勝「なにか用事あるの?」

悠人「ないけど・・・」

勝「じゃぁ一緒に遊ぼうよ!」

舞「こら、勝。ゆーちゃん困ってるよ~」

勝「じゃぁおねーちゃん遊んでよ!」

舞「風邪引いてるって言ってるでしょ」

勝「つまんなーい!」

悠人(このまま騒いでいて舞さんの具合が悪くなったら・・・)

悠人「わ、わかった。少しだけなら相手になる」

舞「せっかくバイト終わったのに・・・!」

悠人「本当にやることないし。舞さんがそんな状態で勝くんを一人に出来ないよ」

勝「やった!ゲームしよ!ゲーム!」

腕を引っ張られ部屋を出る

舞「・・・ありがとう」
108:名も無き被検体774号+:2014/01/18(土) 02:29:12.92 ID:sc1NffU3P
悠人「お父さんはいつくらいに帰って来るの?」

勝「今日中~」

悠人「あ、アバウトだな・・・」

勝「悠人兄ちゃんゲーム得意?」

悠人「・・・俺はゲームやったことないんだ」

勝「マジで!?それって人生損してるよ!」

悠人「本当だよな。俺は人生損してばかりだ」

勝「あのね、これがジャンプで~これが攻撃~」

色々教えてもらったが良くわからない

悠人「むぅ・・・わからん・・・」

勝「そうだ!せつめーしょかしてあげる!」

説明書には事細かく操作方法がかいてあった

勝「それ見ながらやろー!」

悠人「あ、ああ・・・」

どうやらこのゲームは敵を倒しながらステージを進んでいく様だ

悠人「ま、またやられた・・・」

勝「兄ちゃんよわーい」

といってもこのステージから俺も勝も全く進めていない
109:名も無き被検体774号+:2014/01/18(土) 02:35:15.39 ID:sc1NffU3P
勝「ここから難しいんだ~。おねーちゃんも僕も全然クリア出来なくてさ~」

勝は俺より遥かに善戦したがまたもダメだった

勝「はい、次悠人兄ちゃん!」

悠人「ああ・・・(悠人兄ちゃん・・・か)」

昔何度か弟か妹が欲しいと思った事があった

なんだかとても嬉しい気がする

悠人「またダメか・・・」

勝「ダメダメだね」

悠人「・・・10分時間をくれ!」

勝「どうするの?」

悠人「説明書を覚える」

勝「わかった~」

説明書は全部で15ページ・・・

脳が勉強モードに入りフル稼働し始める

10分後・・・

勝「終わった?」

悠人「・・・ああ、完璧だ」

画面を睨みながらボタンの位置を確認する

ゲームが始まり俺の中で脳が更に早く回転する

勝「す、すげぇ!」

さっきまで四苦八苦していたステージをクリアできた
110:名も無き被検体774号+:2014/01/18(土) 02:42:22.33 ID:sc1NffU3P
悠人「ふぅ・・・疲れた・・・」

勝「悠人兄ちゃんすげぇ!どうやったの!?」

悠人「説明書にいくつかヒントが載っていて・・・」

説明を聞いた勝は暫らくポカンとしていたが・・・

勝「悠人兄ちゃんゲーム得意なんじゃない?」

悠人「どうだろうな。確かに面白かったが」

勝「あのさ!こっちのゲームも止まってるんだけど・・・」

また新たなゲームを取り出した勝

ちらりと時計を見るともう数時間遊んでいて日も落ち始めていた

悠人「あ、勝くん・・・俺もう帰らないと」

勝「え~、もっと居てよ~」

悠人「気持ちは嬉しいけどそろそろお父さんも帰ってくるだろ?」

勝「お父さん嫌いなの?」

悠人「そういう訳じゃないけど・・・」

なかなか分かってくれない

勝「どうしても帰るの?」

悠人「ごめんな・・・」

勝「また遊びにくる?」

悠人「まぁ・・・機会があったらな」

勝「明日?」

悠人「流石に明日は・・・」

ガチャ・・・!
111:名も無き被検体774号+:2014/01/18(土) 02:50:35.23 ID:sc1NffU3P
舞父「ただいま・・・」

ついに帰って来た・・・

悠人「お・・・お邪魔してます・・・」

舞父「と、永久くん?なぜ君がうちに?」

悠人「あの、その・・・舞さんのお見舞いに・・・」

舞父「風邪で寝込んでいる舞を襲いに来たのか!?」

悠人「ち、違います!断じて!」

舞父「なぜ襲わない!?」

悠人「なぜ!?」

やばい、これは一種の修羅場だ

悠人「その・・・バイトの仲間の皆さんから代表で俺が見舞いに来て・・・」

勝「悠人兄ちゃんが遊んでくれたんだよ!」

悠人(勝くんナイスフォロー!)

舞父「悠人兄ちゃん!?既に勝まで手懐けたのか!?」

悠人「なんでそうなるんだ!?」

舞父「君は永久くんじゃないのか!?」

悠人「永久崎悠人ですっ!」

舞父「私も悠人くんって呼んでいいか!?」

悠人「ご自由に!」

なんなんだ・・・このやりとり・・・
112:名も無き被検体774号+:2014/01/18(土) 02:56:17.71 ID:sc1NffU3P
舞父「悠人くんは彼女居ないのか!?」

悠人「いませんっ!!」

舞父「ご両親は!?」

悠人「今は一人暮らしです!」

舞父「一人暮らし!?ではエロエロ三昧なんだろ!?」

悠人「何言ってるんですか!?」

勝「エロエロ三昧ってなに?」

悠人「なんでもない!!」

舞父「悠人くんは三次元派か!?二次元派か!?」

悠人「何がですか!?」

舞父「成人誌の話だ!」

勝「ぼく四次元~!」

悠人「よじっ・・・はぁ!?」

舞父「因みにわたしh・・・」

舞「やめろ!!」バキッ

アッパーが舞父の顎にクリティカルヒットした

舞父「だからいつも言ってるけど喋ってる時にアッパーは・・・」

舞「なんって話をゆーちゃんにしてるの!?」

舞父「男同士なら普通だ!」

舞「まずお父さんが異常だって!」
113:名も無き被検体774号+:2014/01/18(土) 03:03:53.94 ID:sc1NffU3P
悠人「お・・・起きて大丈夫なの?」

舞「うん、薬が効いたかな?勝の面倒見てくれてありがとう」

フラフラとまだ万全ではないようだ

舞「あ・・・」

力が抜けたのかその場で倒れかける

悠人「あぶなっ!」

トサッ・・・

すかさず舞を受け止める

勝「悠人兄ちゃん今のすげー」

悠人「え?」

勝「今すげー速かった」

悠人「そう・・・?」

舞父「いけ・・・そのまま押し倒せ・・・」ボソボソ

舞「お父さん・・・いい加減にして・・・」

舞父「はい」

そのまま舞をソファーに座らせる

舞「ごめんね。色々迷惑かけちゃって」

悠人「いや、むしろ俺が勝くんに遊んでもらったような気がするし」

勝「悠人兄ちゃんね!ゲーム上手いんだよ!」

舞「へぇー・・・ゆーちゃんもしかして初めてのゲーム?」

悠人「意外に楽しかったよ」

勝「またやろーね!」

悠人「うん」
114:名も無き被検体774号+:2014/01/18(土) 03:10:02.28 ID:sc1NffU3P
舞「・・・悠人兄ちゃ~ん」

悠人「はぁ!?」

舞「呼んでみただけ~」

悠人「ちょ、その呼び方はやめてほしい」

舞「勝はいいの?」

悠人「勝くんはいい」

勝「やったー!」

舞「そういえばさっきゆーちゃん私のことなんて呼んでた?」

悠人「え?」

舞「いつもなら三木さんって言ってたけど違ったよね?」

悠人「ああ、勝くんも三木だからね。三木さんは変かなって」

舞「なんて呼んでくれたっけ~?」

悠人「え、えっと・・・舞さん・・・だっけ?」

舞「おぉ~!なんか新鮮な呼ばれ方~!」

舞の様子を見る限り随分体調は良くなったようだ

舞父「・・・悠人く~ん」

悠人「なんですか?」

舞父「あのさ、一杯どう?」

舞父の手には缶ビール
115:名も無き被検体774号+:2014/01/18(土) 03:17:42.71 ID:sc1NffU3P
悠人「ど、どういうことですか?」

舞父「いやぁ・・・さっきは取り乱してしまったからなぁ。お詫びにさ」

舞「お父さんったら・・・」

舞は呆れ顔だ

舞父「ほらほら!」

悠人「いや、俺はもう・・・」

舞父「いっつも一人で寂しく晩酌だからさ~。たまには仲間が欲しいわけよ」

悠人「はぁ・・・」

舞父「ほら、舞は酒ダメだろ?」

悠人「ダメなんですか?」

舞父「飲ませたら最後・・・大変な事になる」

舞「ならないって」

舞父「なるの!スッゲー怖かったんだからな!!」

どうやら前科があるらしい

舞父「あいつな!酔うと暴れるんだ!」

悠人「へぇ~」

なんだかんだでビールをもらってしまっている

勝「これおねーちゃんがやったんだよ!」

勝が指差す先には大穴の空いた壁

悠人「何か投げたんですか?」

舞父「いや、殴った跡」

悠人「・・・」

その日は結局舞父に付き合って夜遅くまで話し込んでしまった
116:名も無き被検体774号+:2014/01/18(土) 03:22:53.96 ID:WUUK6d0hi
空手家かよw
118:名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 03:16:28.88 ID:+qwvRRDuP
翌日

悠人「ぐぁ~・・・」

野茂「どうした?」

悠人「恐らく二日酔いだ・・・」

野茂「お前酒大丈夫なのか?」

悠人「法的にはな・・・」

野茂「だってお前全然飲めない筈だろ?」

悠人「飲まざる負えない状況というのもある・・・」

野茂「何があったんだよw」

悠人「詳しくは覚えていない・・・」

野茂「おいおい、自己管理はしっかりしろよな~」

悠人「お前に言われるとは・・・」

野茂「・・・そういえば三木さん休みか?」

悠人「風邪だ・・・」

野茂「ほぉ~。大丈夫かな?」

悠人「昨日はもう物を食べれるくらいには回復していた」

野茂「そっか。もう大丈夫なのか」

悠人「風邪を引いているのに家事をしようとするから必死に止めたり大変だっt・・・」

野茂「ちょとまて」
119:名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 03:22:21.97 ID:+qwvRRDuP
野茂「お前お前詳しすぎるだろ」

悠人「・・・バイト仲間だからな」

野茂「いや、家事をしようとするから必死に止めた?・・・これって明らかに家行っただろ」

悠人「・・・いや」

野茂「いやじゃなくって」

悠人「・・・」

野茂「・・・」

野茂「行ったか?」

悠人「・・・行った」

野茂「はぁぁぁぁぁ!?」

悠人「ちょ・・・頭に響く・・・!」

野茂「何やってんだお前!?」

悠人「見舞いだ・・・」

野茂「飲んだって・・・誰と呑んだんだ!?」

悠人「親父さんだ」

野茂「誰の!?」

悠人「舞さん」

野茂「舞s・・・ってお前マジで!?」

悠人「見舞いに行ったら捕まって付き合わされただけだ・・・あ~イテー」

野茂「お前・・・やるなぁ!」

悠人「大声やめて・・・」
120:名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 03:52:59.63 ID:D4fTRWEL0
見てますよ
121:名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 13:56:18.26 ID:+qwvRRDuP
その日は午後の講義はなかったので帰れる事になった

悠人「あれ?お前は帰らないのか?」

野茂「約束があってな」

悠人「・・・そうか」

野茂「一人で帰れるか?」

悠人「バカにするな」

・・・・・・
帰宅中

昼飯をとっていないので腹が減っている

悠人「ってかもう3時か」

今食べるならおやつということになるな

勝「悠人兄ちゃん?」

悠人「ん?」

俺の後ろを歩いていたらしい

悠人「勝くん、今帰り?」

勝「そうだよ」

隣に並んで歩くと小学生の歩幅の小ささがよく分かる

勝「これから塾なんだ~」

悠人「そっか、頑張れ」

勝「・・・本当は塾やなんだ」

悠人「・・・そうなのか?」
122:名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 14:02:29.65 ID:+qwvRRDuP
勝「だって翔太くんが意地悪するし・・・」

悠人「意地悪?」

勝「翔太くんケンカ強いし友達もいっぱいいるし・・・」

悠人「・・・(いじめ・・・なのかな?)」

悠人「その翔太って奴がどんなことしてくるんだ?」

翔太「最初はふざけてるだけだったんだけどね。だんだんやられることがひどくなって行くんだ」

悠人「そっか・・・」

勝「でも塾やめたいって言うとおねーちゃんもお父さんも怒るし・・・」

悠人「だれか助けてくれる友達とか居ないのか?」

勝「友達・・・あまりいない」

悠人「・・・」

俺もこれくらいの頃は友達が居なかった

今もだが・・・

悠人「・・・本当に嫌か?」

勝「塾は嫌じゃないけど・・・」

悠人「・・・(困ったなぁ・・・)」

こんな状況見過ごせないけど・・・
123:名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 14:41:31.03 ID:+qwvRRDuP
勝「悠人兄ちゃんからもおねーちゃんにお願いしてくれない?」

悠人「と言われてもな・・・」

勝「・・・もういい」

悠人「・・・あのさ!」

勝「・・・なに?」

悠人「勉強、俺が見るってのはどうだ?」

勝「・・・悠人兄ちゃんが?」

悠人「丁度最近小学5年の子に勉強を教えてるんだけど・・・」

勝「・・・塾の代わりに?」

悠人「いや、もちろん塾の方がいいに決まってるけど・・・」

勝「・・・いいの?」

悠人「勝くんさえ良ければ・・・あと舞さんとお父さんも許してくれたら、だけど」

勝「僕それがいい!おねーちゃんにお願いする!」

悠人「あ、あまり期待はしないでほしいけど・・・」

勝「小学5年生ってだれ!?」

悠人「俺のアパートの隣に住んでる子なんだけど・・・」

勝「やったぁ!今すぐおねーちゃんに言ってくる!」

悠人「まっ・・・!走ると危ないって!」
124:名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 16:16:07.35 ID:+qwvRRDuP
そのまま別れ俺が家に着いたのは数分後の事だ

悠人「ノリでとんでもないこと言ってしまったか・・・?」

ただ勝の塾への嫌がり方が異常だったからそのままにはできなかった

悠人(そもそも勝のいう翔太ってやつが原因なんだけどな・・・)

ベッドに寝っころがり一息つく

美里「悠人・・・?」

玄関がそっと空き美里が顔をのぞかせる

悠人「ん?美里か?」

美里「なんか物音がしたから泥棒かと思った・・・」

悠人「今日は早かったんだ」

美里「バイトは?」

悠人「今日はないよ」

美里「じゃぁ暇だね」

悠人「まぁな」

美里「ここに居ていい?」

悠人「構わない」

美里「お邪魔しまーす」

美里「寝るところだったの?」

悠人「いや、一休みってだけ」
125:名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 16:21:24.61 ID:+qwvRRDuP
悠人「今日の勉強は?」

美里「今日はしない~」

悠人「毎日やるからこそ意味があるんだぞ?」

美里「最近調子いいし」

調子とはテストの事だ

実際点数が上がってきている

悠人「今日はお母さん遅いのか?」

美里「うん、いつも通り」

遅いんだな

悠人「・・・最近やってる勉強にもう一人仲間を増やしてもいいかな?」

美里「・・・だれ?」

悠人「知り合いの弟なんだけど・・・今小3かな」

美里「知り合いってだれ?」

悠人「バイトの仲間」

美里「いくつくらい?」

悠人「歳か?俺と同じだ」

美里「・・・女?」

悠人「そうだ」

美里「彼女?」

悠人「違う」

美里「ほんとに?」

悠人「なぜそんなに詮索するんだ?」
126:名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 16:32:13.45 ID:+qwvRRDuP
美里「もし彼女だったら・・・気を使うし・・・」

悠人「バカかお前は」

美里「ばっ・・・バカだけどさぁ・・・」

悠人「それに来るのはその人の弟だ」

美里「どんな子?」

悠人「俺の知る限りでは活発な少年だが」

美里「・・・別に・・・いいけど」

悠人「そうか、ありがとう」

美里「・・・仲良くやれるかな?」

悠人「問題ないだろ」

美里「でも5年生と3年生だし・・・」

悠人「俺からしたらどっちもただの小学生だ」

ピロロロロ

携帯が鳴った

舞からだ

悠人「もしもし?」

舞『なんか勝が変なこと言い出したんだけど・・・』

俺は一部始終を舞に伝えた

舞『そうだったんだ・・・』

悠人「俺結構暇だしついでに・・・どうかな?」

電話口の向こうで勝が『お願い!!』と叫んでいる

舞『わたし全く気が付かなかった・・・』

悠人「まぁいくら姉弟といえどそれはしかたないよ」

舞『本当は私が見れたらそれが一番なんだけど・・・』

悠人「舞さんはいろいろ忙しいでしょ?ここは暇人の俺に任せて」

舞『・・・わかった、お願いね』

勝『やったー!!』
127:名も無き被検体774号+:2014/01/19(日) 16:38:22.54 ID:+qwvRRDuP
悠人「お父さんには相談しなくていいの?」

舞『大丈夫、わたしから伝えておく。ゆーちゃんはお父さんの友達になっちゃったから大丈夫だと思うw』

そう、実は昨日かなり気に入られ本人から直々にマブダチ宣言を頂いていた

悠人「じゃぁ今度詳しく」

舞『うん、明日は学校に行けると思うから』

悠人「分かった。」

電話を切るとなぜか不服そうな美里

悠人「もしかして・・・嫌だった?」

美里「そうじゃないけど・・・」

悠人「ならどうした?」

美里「なかよさそうじゃん・・・」

そういって美里は勝手に俺のベッドでふて寝しだした

悠人「・・・よくわからん」
131:名も無き被検体774号+:2014/01/21(火) 08:19:03.80 ID:wOfQA9Ut0
保守
132:名も無き被検体774号+:2014/01/21(火) 17:30:30.16 ID:FSOIotl+0
まだかな?
133:名も無き被検体774号+:2014/01/21(火) 20:31:24.50 ID:Ckb3uGyP0
数日後

美里「・・・・」

美里は一人で悠人の部屋に居た

いつもなら勉強の時間なのだが今日は少し遅くなるらしい

今悠人は新しい生徒を迎えに行っているらしい・・・

美里「・・・おそい」

10分で戻るといっていたのに・・・

美里「・・・むぅ」

こうまで待たされると色々考えてしまう

もしかして例の知り合いとかいう女の人と・・・

美里「戻るっていったもん・・・」

美里は待ち続ける
134:名も無き被検体774号+:2014/01/21(火) 20:51:43.27 ID:8I9CLMX/P
悠人「急ぐぞ」

勝「待ってよぉ」

勝を急かしながらもと来た道を歩く

勝「その美里おねーちゃんってどんな人?」

悠人「う~ん・・・それは会って自分で判断してくれ」

勝「どんな人かな~?」

勝には適当に美里のことを伝えた

勝「ここ?」

アパートの前に着いた

悠人「そうだ」

勝「ボロボロ」

悠人「悪かったな」

勝「ここってよく事件のあるアパートじゃん!」

悠人「何それ?」

勝「なんか人が刺されたり~お化けが出るって噂の・・・」

悠人「やめてくれ・・・」

勝「お化けが怖いの?」

悠人「気味が悪い」

勝「なにそれ~?」

階段をあがって玄関を開ける
135:名も無き被検体774号+:2014/01/21(火) 20:54:29.41 ID:8I9CLMX/P
悠人「待たせた・・・な・・・」

美里は机に突っ伏して眠っていた

勝「この人が美里おねーちゃん?」

悠人「まぁ・・・ちょっと待たせ過ぎたかな・・・」

美里を何度か起こしたが全く起きる気配がない

悠人「仕方ない・・・」

美里ひょいと持ち上げてベッドに寝かせる

悠人「ふぅ・・・さて、勝くんは始めるか」

勝「いいよ~」

勝は飲み込みが悪く中々覚えることが苦手な様だった

悠人「また違うぞ」

勝「うぅん・・・」

悠人「算数苦手か?」

勝「苦手・・・」

悠人「大丈夫だ。一緒に頑張ろうな」

勝「うん」

黙々とやっていたがどうも1時間もしないうちに飽きてしまった様だ

すると・・・

美里「あ・・・」

美里が起きた

悠人「起きたか?」

美里「あれ・・・いつの間に寝てた?」

悠人「俺たちが着いた時には爆睡だったぞ」

勝「・・・」

美里「・・・」

なんだこの空気・・・
139:名も無き被検体774号+:2014/01/23(木) 01:14:55.43 ID:5PatrFszP
美里「・・・こんにちは」

勝「こんにちは・・・」

美里「えっと・・・名前は?」

勝「・・・勝」

美里「私は美里・・・よろしく」

勝「よろしくお願いします」

硬いな・・・

悠人「お前がぐーかーぐかー寝てるから起こしてやったのに起きなかったんだぞ?」

美里「ぐーかーぐかーなんていびきかかないし!」

悠人「かいてたよな~?」

勝「え、?」

美里「かいてない!」

勝「か、かいて・・・なかったよ」

美里「ほぉら!悠人のばーか!ばーか!」

悠人「勝くんは正直者だなぁ~」

美里「勝は悠人と違って純粋だもん」

勝「そーだよ」

悠人(よし、ファーストコンタクトは成功だな)
140:名も無き被検体774号+:2014/01/23(木) 01:20:56.65 ID:5PatrFszP
美里も起きたので勉強を再開すると面白いことが起こった

勝「うぅん・・・」

悠人「わからないか?」

勝「うん・・・」

美里「私もそこ分からなかった」

そう言って美里が勝にあれこれ説明し出した

すると・・・

勝「・・・あ、こう?」

美里「そう!正解!」

悠人「おぉ・・・すげーな」

美里「悠人の説明は難しいんだよ」

悠人「悪かったな・・・」

勝の分からないところは美里がうまく説明してやる

すると勝は結構早く理解出来ている様だった

悠人「勝くんには美里の教え方の方がいいかもな」

美里「どうだ?すごいでしょ?」

悠人「でもお前も自分の奴をやらないとな」

美里「それとこれは別」

悠人「一緒だ」
141:名も無き被検体774号+:2014/01/23(木) 01:26:58.07 ID:5PatrFszP
二人はみるみる打ち解けて行った

勝「悠人にーちゃん達と勉強してる方が塾より楽しい!」

悠人「そうか、まぁ多分勉強的には塾の方が良いんだろうけど」

勝「悠人にーちゃん!」

悠人「なんだ?」

勝「ここ!」

悠人「ここさっきもやったろ~」

勝「そだっけ?」

そして終了の時間になった

舞が迎えに来るはずだったのでそれまで暇だ

勝「テレビ無いの?」

悠人「高いからな」

美里「漫画とかなら安いじゃん」

悠人「本は専門書しか読まない」

勝「それって面白いの?」

悠人「面白いぞ。俺にはな」

ピンポーン

玄関のチャイム(最近大家さんが直してくれた)が鳴った

悠人「来たな」
142:名も無き被検体774号+:2014/01/23(木) 01:33:00.87 ID:5PatrFszP
舞「ゆーちゃん、ありがとぉ~」

悠人「俺だけじゃ無いんだ。こいつ、美里も一緒に見てくれたんだ」

美里「・・・」

舞「ありがとね、美里ちゃん」

美里「・・・///」

黙って頷く美里

勝「また来ていい?」

悠人「ああ、これからは塾の代わりに来るといい」

勝「美里ねーちゃんも?」

美里「うん」

勝「わかった!また来る!」

悠人「ああ、また来い」

舞「本当にありがとね。そのうちお礼するから!」

悠人「別にいいよ」

舞と勝が帰り美里と俺だけが残った

美里「・・・(美里ねーちゃん・・・か)」

悠人「なにニヤニヤしてんだ?」

美里「し、してないし・・・」

悠人「そうか?」
143:名も無き被検体774号+:2014/01/23(木) 01:35:51.23 ID:5PatrFszP
美里「私も帰る」

悠人「お母さんまだだろ?」

美里「大丈夫」

悠人「そーか。気をつけろよ」

美里「なんかあったらまた来るから」

悠人「おう」

玄関でなぜか立ち止まる美里

悠人「どうした?」

美里「じゃ、おやすみ・・・ゆ、悠人にーちゃん・・・」ボソッ

悠人「・・・なんて言った?」

バタン・・・

悠人「・・・勝の奴がうつったのか?」
144:名も無き被検体774号+:2014/01/23(木) 08:38:42.99 ID:l9bXdEsx0
かわええなあ
145:名も無き被検体774号+:2014/01/23(木) 14:29:30.28 ID:8pdSnPQI0
ほっこりする
146:名も無き被検体774号+:2014/01/24(金) 01:58:13.78 ID:aOnjRzmzP
翌日

この日は普通に学校行くだけの日

バイトも無いし、美里や勝の約束もない

野茂「お前、最近楽しそうだな」

悠人「・・・どうしてそう思う?」

野茂「なんか充実してるってオーラが出てる」

悠人「スピリチュアルカウンセラーかよ」

野茂「なに?三木さんと上手くいってるの?」

悠人「別に、以前となんら変わりない」

野茂「じゃぁ何があったんだよ?」

悠人「そうだな・・・最近、色々な人と関わるようになったかな」

野茂「ついにぼっち卒業か」

悠人「ぼっちってそういうものなのか?」

野茂「で、三木さんとはどうなんだよ?」

悠人「だから変わりないって」

野茂「お父さんにまで顔が通ってるんだろ?攻めれば落ちるって!」

悠人「城じゃねぇんだから」

野茂「女を攻略することは城塞を攻略することと同じなり」

悠人「なんじゃそりゃ」
147:名も無き被検体774号+:2014/01/24(金) 02:04:09.09 ID:aOnjRzmzP
野茂「お前らなどうせめるよ?」

悠人「城か?」

野茂「まぁ・・・女を城と見たててだ」

悠人「俺は焼き討ちが一番だと思う」

野茂「焼き討ちかぁ・・・真正面から激突って感じだな」

悠人「・・・全くわからんがそうなのか?」

野茂「俺もなぁ・・・今もう少しで上手くいきそうな子がいるんだけど」

悠人「へぇ」

野茂「意外にガードが固っくてさ・・・」

悠人「まぁお前は信用ならないということなんだろ」

野茂「そこを掻い潜ってこそじゃんか」

悠人「分からん」

野茂「真摯に訴えかけても中々靡かないんだよなぁ」

悠人「言葉でなく行動で示せ。これ信頼関係の常道」

野茂「わかってるけどさぁ」

舞「あ、ゆーちゃん!」

悠人「今帰り?」
148:名も無き被検体774号+:2014/01/24(金) 02:07:05.25 ID:aOnjRzmzP
舞「うん、今日はシフト入ってないからさ。ゆーちゃんは?」

悠人「俺もこのまま帰る」

舞「なら買い物付き合ってくれない?ちょっとでいいから」

悠人「わかった。・・・またな」

野茂「おう、また」

楽しそうに並んで帰る二人を眺めながら

野茂「あいつらもう俺よりうまくいってんじゃねーか?」
149:名も無き被検体774号+:2014/01/24(金) 02:13:11.22 ID:aOnjRzmzP
悠人「夕飯の買い物?」

舞「最近勝がよく食べるからね~」

悠人「今日は勝くんは?」

舞「勝は友達の家に遊びに行ってる。」

悠人「ふぅん」

舞「昨日の・・・美里ちゃんだっけ?よく来るの?」

悠人「母子家庭なんだけど母親が仕事で遅い時が多くてね。流石に心配だからちょくちょく」

舞「可愛い子だったね~」

悠人「親子揃ってね」

舞「もしかして意外に狙ってる~?」

悠人「な、何を!」

舞「な~んでも」

悠人「普通に付き合いのあるお隣さんだから・・・」

舞「・・・そっか、安心した」

悠人「・・・え?」

舞「あ、今日はお米買うから頑張ってね!」

悠人「うえぇ・・・」

悠人(もしこの人とずっと居れたら楽しいかもな・・・)
150:名も無き被検体774号+:2014/01/24(金) 02:36:07.17 ID:Gr6fnK4h0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
151:名も無き被検体774号+:2014/01/24(金) 05:20:48.99 ID:8DpWRlOI0
も り あ が っ て ま い り ま し た ! !
152:名も無き被検体774号+:2014/01/24(金) 05:30:10.63 ID:sHHfOVc+0
学生時代、たまたまパン屋でバイトしたら
割合で店員が男より女のほうが多くて、女友達がやたら増えた

女目的でバイトするなら、パン屋がおすすめ
同僚だけじゃなく、お客さんからも告白されることがある
154:名も無き被検体774号+:2014/01/24(金) 09:36:40.49 ID:z45qa4Sf0
>>152
いまからパン屋行ってくるわ!
153:名も無き被検体774号+:2014/01/24(金) 06:07:43.76 ID:uxQermCU0
本屋もオススメ
155:名も無き被検体774号+:2014/01/24(金) 22:10:43.02 ID:gf+9Xd/G0
俺は花屋だったな。
全然もてなかったけど。
156:名も無き被検体774号+:2014/01/25(土) 08:33:04.12 ID:SpKZQUB10
俺は居酒屋だわ……
けど居酒屋で働く女子って彼氏いるんだよね\(^o^)/
157:名も無き被検体774号+:2014/01/26(日) 01:32:37.84 ID:x0oRveCrP
着いたのは俺もよく利用する近所のスーパー

悠人「カート、俺が押すよ」

舞「そう?ありがと~」

この買い物カートに触れるなんて何年ぶりだろう

舞「今日はね~生姜焼きなんだ~」

悠人「へぇ~、いいね」

舞「勝が好きでさ~。ゆーちゃんも好き?」

悠人「好きだよ」

舞「やっぱり男の子って肉なんだなぁ~」

悠人「舞さんは何が好きなの?」

舞「そうだなぁ・・・おでん?」

悠人「へぇ~」

舞「特に牛スジ!あれは神器の一つに入ってもおかしくないよね~」

悠人(牛スジが神器はないと思うけど。てかなぜ神器?)

舞「あ、トマト。やっすぅ~」

悠人「そうなの?」

舞「この時期にこの値段は安いって!勝が嫌やるからたくさん買ってこ~」

悠人(勝くんトマト苦手なんだ・・・)
158:名も無き被検体774号+:2014/01/26(日) 01:39:52.90 ID:x0oRveCrP
舞「ゆーちゃん!」

悠人「なに?」

舞「どっちがいいと思う?」

舞は両手に肉のパックを持っている

悠人「どっちがって言われても・・俺には判断出来ない・・・」

舞「勝最近食べるしなぁ~。質より量を優先!」

決まったらしい

舞「あ、でも大きいの1パックか・・・これを2パックか・・・」

また悩み出した

悠人「大変だね・・・」

舞「本当だよぉ~」

肉と睨めっこの舞をよそに隣の魚介類コーナーを眺める

悠人(目でけー)

悠人(うわ、しゃくれてるー)

悠人(おぉ!赤!たい!?これ鯛!?)

「お買い物?」

悠人「のわぁっ!?」

急に声をかけられ驚いてしまった

美里母「ご、ごめんなさいね。そんなにびっくりしちゃった?」

悠人「あ、美里のお母さん」
159:名も無き被検体774号+:2014/01/26(日) 01:47:35.02 ID:x0oRveCrP
美里母「珍しいわね、こんなところで会うなんて」

悠人「そうですね」

美里母「一人?」

悠人「いえ、あそこに友達が・・・」

美里母「あらら?彼女さん?」

悠人「ち、違いますって。バイトの友達です」

美里母「ふぅ~ん」ニヤニヤ

悠人「きょ、今日はお仕事早かったですね」

美里母「たまにはね。美里は悠人くんがいるから寂しく無いだろうけど今度は私が寂しい時もあるのよ」

悠人「そうなんですか・・・」

美里母「そうなの」

舞「ゆーちゃ・・・あれ?知り合い?」

悠人「ほら、美里のお母さん」

舞「あ、美里ちゃんの!始めまして、三木舞です。」

美里母「三木・・・ああ、勝くんのお姉さん?」

舞「そうです!」

悠人「あれ?勝くんのこと知ってるんですか?」

美里母「美里がね、すっごい楽しそうに色々教えてくれて・・・そう、可愛いお姉さんがいるとは聞いてたけど本当ねぇ」
160:名も無き被検体774号+:2014/01/26(日) 01:52:39.81 ID:x0oRveCrP
舞「そんな、可愛いなんて・・・///」

美里母「そうだ、今晩夕食一緒にどう?」

悠人「え?良いんですか?」

美里母「美里がお世話になってるもん。それぐらいしないとね」

悠人「じゃぁ・・・お言葉に甘えて」

美里母「了解、じゃぁ後でね。」

手を振って立ち去る美里母

舞「・・・仲、いいんだね」

悠人「ただのお隣さんだって」

舞「・・・そう」

悠人(あれ・・・なんか怒った?)

舞(・・・夕飯、私も誘おうと思ったのに)

舞は黙って豚肉のパックを一つ棚に戻した
161:名も無き被検体774号+:2014/01/26(日) 02:27:55.81 ID:N7WUBxMG0
(´・ω・`)
162:名も無き被検体774号+:2014/01/26(日) 04:26:46.18 ID:dfSgQOhQ0
うおああああ!!
気になるー!!!
163:名も無き被検体774号+:2014/01/26(日) 04:55:13.53 ID:ttSdEZi00
里美母…
女の子と買い物してたらその後は想像してやれよ
里美母は空気読めないのか、確信犯か…
165:名も無き被検体774号+:2014/01/26(日) 05:35:59.65 ID:dfSgQOhQ0
>>163
彼女じゃないって言ってたからいつもの調子でつい誘っちゃったんだろ……
164:名も無き被検体774号+:2014/01/26(日) 04:56:16.84 ID:ttSdEZi00
ごめんw
美里だたw
167: 忍法帖【Lv=6,xxxP】(3+0:8) :2014/01/26(日) 05:56:55.86 ID:ttSdEZi00
今晩これから彼女になるかもしれなかったのに
168:名も無き被検体774号+:2014/01/26(日) 16:51:55.44 ID:dfSgQOhQ0
>>167
まぁ俺らは展開見守ろうず
楽しすぎて色んな憶測しまくるのはわかるが
169: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/27(月) 01:35:09.96 ID:JGccUcC+P
酉つけるね

前の酉は忘れた
170: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/27(月) 01:43:26.40 ID:JGccUcC+P
翌日のバイトでも舞は不機嫌だった

悠人「あ、俺がやるよ」

思いダンボールを運ぼうと四苦八苦していた舞に声をかけたのだが・・・

舞「・・・これくらい持てる」

ヨタヨタと運んで行く舞

横瀬「なに?ミキちゃんとケンカ?」

悠人「いえ・・・俺にもさっぱり」

横瀬「女の子の心ほど俺たちに理解出来ないものはないからねぇ」

悠人「なにかしたかな・・・?」

丸さん「デートの約束すっぽかしたとか?」

悠人「デートって・・・ただの友達ですよ。約束すらしてませんって」

丸さん「じゃぁなにか怒らせることしたんだ?」

悠人「分かりませんよ・・・」

機嫌が悪くなったのは昨日の買い物からだ

悠人「・・・なにもないと思うんだけどな」

謎は深まるばかりだ・・・
171: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/27(月) 01:51:03.30 ID:JGccUcC+P
その頃裏では

店長「今日は機嫌悪いね~」

舞「っ!そんな事ないです!」

店長「何かあった?勝くん?またお父さん?」

舞「どっちでもありませんっ!」

店長「残るは・・・友達?」

舞「・・・べ、別にいいじゃないですか」

店長「友達かぁ~。何があったの?」

舞「・・・誰にも言いません?」

店長「お口チャックよ」

ジェスチャーで口にチャックをする

舞「・・・実は友達を夕食に誘おうと思ったんです」

店長「ふむふむ」

舞「一緒に夕食の買い物して、雰囲気的にも誘うべきベストタイミングだったんです」

店長「なるほど」

舞「そしたら急に知り合いに会ったみたいで、その人と夕食の約束を・・・」

店長「先を越されちゃったわけね」
172: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/27(月) 01:58:11.17 ID:JGccUcC+P
舞「私が早く誘わなかったのも悪いのは分かります!・・・でもあのタイミングでそれに気がついてくれないってのも」

店長「ふぅん・・・その子、嫌いになった?」

舞「嫌いになんてなりませんけど・・・ちょっとガッカリっていうか」

店長「その友達って男の子?」

舞「・・・はい」

店長「で、別の女の子に取られちゃったって感じか」

舞「取られちゃったって、別にわたしのじゃないから良いんですけど・・・」

店長「それでそこまで怒ってるの?」

舞「だって買い物の荷物を一緒に運んでもらって・・・それで誘わなかったらわたしなんか悪いじゃないですか」

店長「その子好きなんだ?」

舞「すっ・・・好きとかじゃなくて、色々感謝っていうか・・・」

店長「バイトの帰りも送ってもらってるし?」

舞「・・・はい」

店長「なんだ、ゆーちゃんか」

舞「・・・あ!ひっかけましたね!?」

店長「だって元からバレバレだし」
173: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/27(月) 02:06:34.67 ID:JGccUcC+P
店長「ゆーちゃんなら仕方ないんじゃない?」

舞「なんでですか?」

店長「あの子、随分そういう・・・乙女心に鈍感そうじゃない」

舞「・・・どうしたら良いんですかぁ?」

店長「欲しいなら強引に振り向かせる。それしかないわね」

舞「強引って・・・どうするんですか?」

店長「そりゃぁ・・・ベッドに引きずりこむとか?」

舞「むっ・・・無理無理!そんなこと出来ないですって!!」

店長「あっははははw冗談よwおもしれーw」

舞「真面目に教えてくださいっ!」

店長「真面目にか・・・」

店長が向き直り真面目な顔になる

店長「本当にゆーちゃんが好き?さっき『好きとかじゃない』って言ってたけど・・・」

舞「わたしは・・・」

店長「流石にゆーちゃんでも夕食に誘われたらそれぐらい期待しちゃうわよ?」

舞「・・・」
174: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/27(月) 02:13:00.79 ID:JGccUcC+P
店長「なにも結婚って訳じゃないんだから。学生時代の恋の一つとして、ゆーちゃんのことどう思う?」

舞「・・・正直、わたしが風邪引いた時ゆーちゃんがお見舞いに来てくれて・・・その時確信したんです・・・」

舞「わたし、ゆーちゃんのことが・・・」

バタンッ!

悠人「混んできたんで手伝ってもらっていいですか!?」

店長「・・・本当にタイミング悪いね~」

悠人「は?」

店長「ミキちゃん、続きは本人に・・・ね?」

舞「・・・分かりました」

悠人「あ、いらっしゃいませー!」

舞「いこ!」

悠人「え?あ、うん」

表に出て行った二人を見送りタバコに火を付ける店長

店長「ふふっ・・・青春だねぇ~」
175:名も無き被検体774号+:2014/01/27(月) 05:04:11.04 ID:V+3Ui5X70
面白い
176:名も無き被検体774号+:2014/01/27(月) 09:19:18.67 ID:josZxtAf0
うむ、おもしろい
177:名も無き被検体774号+:2014/01/27(月) 18:37:28.04 ID:R5pinclp0
こんな青春送りたかったわ
178:名も無き被検体774号+:2014/01/27(月) 21:20:28.29 ID:F7f3qadI0
初バイト→ババア

次のバイト→オッさん

次のバイト→1人

今の仕事→キチババアとオッさんのバイト達に指示だし。

出逢い何て無いぜ!
179: 忍法帖【Lv=27,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/27(月) 22:23:50.16 ID:qPyub/Dr0
>>178
選ぶからやん!

最初のバイトでババアと出逢えた奇跡を
大切にするべきやったな。
180:名も無き被検体774号+:2014/01/27(月) 23:02:27.14 ID:F7f3qadI0
>>179
君は高校生の時に孫がいるBBAと関係持ちたいと思うかね
181:名も無き被検体774号+:2014/01/27(月) 23:44:02.46 ID:qPyub/Dr0
>>180
ワシは出逢いだらけやからのぉ~

・・・あんちゃんヘタレやから
ババアでも拾ってかんと仕方あらへんやろ
182:名も無き被検体774号+:2014/01/28(火) 00:29:51.28 ID:3hcfQ7Nx0
ミスドとかでバイトすればええやん
183: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/28(火) 01:55:22.60 ID:aapPTMsbP
その日の帰り道はとても気まずかった

舞(なんて言おう・・・まだきっと怒ってるっておもってるよね・・・)

悠人(絶対怒ってるよな・・・何かしたのかなぁ・・・わかんねぇ・・・)

街灯に照らされた道は人影もなくただ二人の影が微妙な感覚をとって並んでいた

舞(とにかく何か話さなきゃ・・・このままだと家まで無言だぁ・・・)

悠人(もう一層の事、触らぬ神に祟りなし・・・無言を貫き通すか!)

舞「あ、あのさ・・・」

悠人「ふぁひゃいっ!」

舞(ふぁひゃいっって何ww)

悠人(思わず変な声でたぁぁぁぁぁぁ!!)

舞「こ、この後時間大丈夫?」

悠人「まぁ・・・特に予定もないですし・・・」

舞(なんか敬語に戻ってる~!)

悠人(なに緊張してんだ俺!?)

舞「晩ご飯・・・まだでしょ?うちでどうかな~って・・・」

悠人(どういうことだ・・・?怒ってないのか?)

悠人「えっと・・・(断る理由が見当たらない・・・ってか怒ってないのか?)」

悠人「いいの?」
184:名も無き被検体774号+:2014/01/28(火) 01:56:28.04 ID:Q58fqT+M0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
185: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/28(火) 01:59:14.81 ID:aapPTMsbP
舞(いいに決まってんじゃん!こっちが誘ったんだから!)

舞「うん・・・」

悠人「じゃ、じゃぁ・・・ご馳走になろうかな・・・」

舞(よしっ!なんとか言えた!)

悠人(これが恐怖心か・・・一体どういう風の吹き回しなんだ・・・?)
186: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/28(火) 02:09:06.30 ID:aapPTMsbP
三木家に入ると父親が既に晩酌の最中だった

舞父「おぉ?悠人くんじゃんか~!遊びに来てくれらのかぁ~?」

悠人(うおぉ・・・酒クセェ・・・)

舞「まったく・・・一日2本までって言ってるじゃん!」

舞父の周囲にはざっと6本のビール缶が開けられていた

舞父「らいじょーゔ!おれさけつえーからぁー!」

舞「大丈夫じゃないっ!お風呂は危ないからもう寝たら?」

舞父「ふろかぁー!?悠人くーん!ふろいくぞぉー!」

舞「そうじゃないでしょ!ほら!部屋に行って!」

舞父「おれは特攻隊ちょーだぞぉー!」

ドタドタドタ・・・!

階段を駆け上がりおそらく自分の寝室に行ったのだろう

舞「ごめんね、お父さんお酒飲むといつもあんな感じで・・・」

悠人「俺はああゆう親父さんの方がいいな」

舞「それはないって~」

舞が鍋を温め直す間に俺は使い終わった食器を洗い片付けた

場所は以前に勝くんに教えてもらっている
187: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/28(火) 02:19:47.55 ID:aapPTMsbP
舞「もうちょっと待ってね~」

悠人(もう怒ってないないのか・・・)

舞が温めていた鍋はビーフシチューだった

いい匂いがしてきた

悠人「ごめんね・・・」

舞「え?」

鍋をかき混ぜていた舞が振り返る

悠人「なんか、怒ってたみたいだから・・・」

舞「ああ・・・もういいよ。もう怒ってない」

悠人「・・・きっと何か酷いことしたんだよね?」

舞「別にそんなに大したことじゃ・・・!」

悠人「やっぱり俺は友達付き合いが下手なんだな・・・」

舞「やっぱりって・・・?」

悠人「良くあるんだ、知らないうちに友達とか他の人に嫌な思いさせちゃって・・・それに気がつけないこと」

舞「そんなの誰にだってあるよ。わたしだってきっとしてる」

悠人「・・・とりあえず今回の事は謝るよ。・・・ごめんね」

舞「わたしも子供みたいに不貞腐れててごめんね」

悠人「・・・仲直り・・・かな?」

舞「だね」
188: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/28(火) 02:27:43.76 ID:aapPTMsbP
夕食は二人だけだったけどとても楽しかった

舞「あ、そうだ」

舞が立ち上がって冷蔵庫から缶を二つ取り出す

舞「ビールはダメだけどこれならいけるんだ~」

悠人「酒・・・大丈夫なの?」

舞「そんなに飲まないから大丈夫~。ほら、ゆーちゃんも!」

ちらりとカレンダーに隠された壁の穴が気になったが・・・

悠人「明日休みだからって・・・頂きます」

結局飲んでしまった

案の定、舞はすぐに酔っ払いテンションが上がり始めた

舞「でさぁ~そこでいうわけよぉ!『そこでブーブー泣いてろ!この豚やろゥ!』ってね~」

悠人「あはは・・・(これやばい奴だ)」

今舞が話しているのは最近お気に入りのドラマらしい

舞「よっしゃ!いまからかんしょーかいだぁ!」

悠人「い、今から!?」

舞「いまからぁー」
189: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/28(火) 02:35:03.25 ID:aapPTMsbP
酔っ払い状態の舞の力は像より強かった

テレビの正面のソファーに座らされ、その隣に舞が座った

舞「いもこんいもこん・・・」

悠人「リモコン?」

舞「あったぁー」

テレビが点く

舞「うふふふふw」

悠人「だ、大丈夫?」

舞「らいじょぶでぇーす!」

悠人(だめそう・・・)

舞の今の姿はさっき見た舞父の姿に酷似していた

ドラマが始まったが舞の解説がうるさくてそれどころではない

舞「ここでぇ!ついに恋が実るわけですよぉ~!」

しかも恋愛物のドラマなどロゼッタストーン解明以上に俺には難題でしかなかった

ドラマのシーンがキスシーンに差し掛かる

悠人(いくらドラマでも俺には早すぎる・・・)

目を逸らすと舞と目が合った・・・

舞「ゆーちゃんがこーんな近くにぃ~」

悠人「・・・え?」
190: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/28(火) 02:43:26.16 ID:aapPTMsbP
舞の顔が近づいてくる

それに伴い俺は後退するが・・・限界はすぐに来た

悠人(こ、これ以上下がれない・・・!)

舞「わたしね?多分ゆーちゃんのこと好きなんだぁ~」

悠人「・・・(酔っ払いすぎでしょ!)」

舞「少し鈍感でぇ~まじめすぎるけど~」

舞がさらに接近する

舞「そんなゆーちゃんが好きなんだ・・・わたし・・・」

今度は急に泣き出した

悠人「ちょ、ちょっと!」

舞「わたしっ・・・ゆーちゃんが取られちゃうと思ったら・・・悲しくって・・・」

悠人「・・・あ」

さすがの俺も理解した

舞が怒ってた理由は昨日のスーパーでの出来事か・・・

悠人「いや、美里のお母さんとはただのご近所さんで・・・取られるとかそんなんじゃ・・・ってか取られるってどういうこと?」

舞「ゆーちゃん・・・好きです。」

悠人「いくらなんでも酔っ払いすぎだろ・・・」
191:名も無き被検体774号+:2014/01/28(火) 02:45:19.39 ID:6gZnMHdv0
胸のキュンキュン!止まらないよッ!
192: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/28(火) 02:50:13.43 ID:aapPTMsbP
舞「ゆーちゃん・・・」

今度は力尽きて寝た様だ

俺の上で

悠人「どうすりゃいいんだよ・・・?」

泥酔状態とはいえいきなり舞から告白されてしまった・・・

酔っ払った状態だったので鵜呑みには出来ないが

なんだか嬉しかった

悠人「・・・ま、明日改めて聞けばいいか」

自分の体の上でしがみつくように眠る舞

2度目の舞の寝顔はとても満足そうな寝顔だった

悠人「・・・くそ、腕の力が強過ぎる。抜け出せない」

一体どうやって抜け出せばいいのか・・・

悠人(・・・しばらくこのままでいいか。お父さんに見つかったらまた大変そうだけど)
193:名も無き被検体774号+:2014/01/28(火) 03:46:36.25 ID:NeiBPEo50
きゅんきゅんがやばいよぉ!!!
くそっ、一人で酒飲も……
194:名も無き被検体774号+:2014/01/28(火) 04:17:08.93 ID:G2T89S/u0
これはきてる
195:名も無き被検体774号+:2014/01/28(火) 08:26:29.50 ID:q4d0GXT70
これはイイ
196:名も無き被検体774号+:2014/01/28(火) 21:10:16.99 ID:LWEX1amr0
いいぞ
198:名も無き被検体774号+:2014/01/29(水) 00:48:43.30 ID:HQ3bw+UZ0
主人公がモテすぎで嫉妬。、
199: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/29(水) 02:08:14.48 ID:J0VJLj+7P
舞「ふぁ~・・・」

舞(あれ?寝ちゃってたのかな・・・?)

真っ暗だ・・・

背中には誰かが何かかけてくれて・・・

電気とエアコンがつきっぱなしのリビング

リビングで寝てしまっていた様だ

舞「・・・うわっ!」

舞の下敷きになるように悠人が寝ていた

悠人もまた爆睡している

舞「・・・うわぁ・・・どんな状況・・・?」

舞にかけられていたのは悠人のコートだった

身動きの取れない状態で手の届くものがコートしかなかったことは舞には知る由もない

舞(ゆーちゃん・・・)

男性にこんなに密着したのは初めてだ

舞「・・・ってゆーちゃん!起きて!」

悠人「うぅん・・・?あ、起きた?」

舞「ごめんね・・・!わたし酔っ払っちゃったみたいで・・・」

悠人「がっしり俺を捕獲したまま寝ちゃうもんだから大変だったよ」

舞「本当にごめんなさい・・・!」
216: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/30(木) 01:50:53.75 ID:gNwZUq1nP
わかりづらくなってしまったので捕捉

>>199から>>201の舞が主体になっているところは舞の夢です

悠人がそんなに積極的なはずがない
200: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/29(水) 02:19:54.41 ID:J0VJLj+7P
悠人「・・・で、降りてくれないの?」

今だ舞は悠人にのしかかったままだ

舞「ご、ごめん!」

舞は飛び退き悠人が体を起こす

悠人「もう4時か・・・流石に帰るね」

舞「今から?」

悠人「そうだけど・・・?」

舞「どうせなら明るくなるまで居たら?」

悠人「・・・でもまだ眠いし」

舞「じゃ、二度寝する?」

悠人「ソファーで?」

舞「あと少しだけ~!」

毛布を取り出し悠人を引き倒す舞

悠人「・・・じゃぁ・・・あと2時間寝ようかな」

悠人に毛布をかけ狭いソファーに舞も滑り込む

悠人「ま、舞さんはちゃんとベッドで寝た方が・・・」

舞「・・・もう抵抗なんてないもん。恥ずかしくなんかない」

ギュゥッと悠人にしがみつく

悠人「そういえば・・・」
201: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/29(水) 02:26:08.40 ID:J0VJLj+7P
悠人「寝る前に舞さんが・・・酔っ払ってたから覚えてないかもしれないけど、その・・・」

舞「好きだって言ったこと?」

悠人「憶えてるの?」

舞「もともと言おうと思って飲んだんだもん・・・」

悠人「じゃぁ、あれは本当に?」

舞「好きだよ」

お互い顔を赤らめ互いを直視出来なくなってしまった

悠人「・・・俺も」

舞「へ・・・?」

悠人「俺も・・・舞さんが好きだ」

舞「・・・そっ・・・えっと・・・」

悠人「こうなると・・・どうなるの?」

舞「普通は・・・両想いなら付き合ったり・・・」

悠人「付き合って・・・くれる?」

舞「・・・先に告白したのはわたしなんだからねっ!答えるのはゆーちゃんでしょ!」

悠人「あ、そっか・・・!じゃぁ、付き合います」

舞「じゃぁはいらない!」

悠人「つ、付き合います!」

晴れて二人は恋人となったのであった
202:名も無き被検体774号+:2014/01/29(水) 02:34:13.03 ID:waWetF8J0
早いな
203:名も無き被検体774号+:2014/01/29(水) 02:35:00.95 ID:VDVhrs8+0
次が気になる
207:名も無き被検体774号+:2014/01/29(水) 09:32:55.76 ID:FhGXIC2b0
甘いだけの内容も好きよ
そのままいちゃつくがよい
208:名も無き被検体774号+:2014/01/29(水) 11:40:55.95 ID:d5aEguPt0
スレタイが~ある訳ない
だから、ダメになるパターン?
210:壊れかけのラジオ:2014/01/29(水) 22:18:35.65 ID:/3BPYl0r0
>>208
ラノベのタイトル的な感じじゃね?
俺妹みたいな
211: 忍法帖【Lv=7,xxxP】(1+0:8) :2014/01/29(水) 22:36:26.56 ID:nGRz7gLO0
>>208
「~ある訳ない」と俺は思っていた
209:名も無き被検体774号+:2014/01/29(水) 20:23:55.48 ID:dUT4SOO60
こういうの大好きだけど甘すぎて血反吐吐くわ
212:名も無き被検体774号+:2014/01/29(水) 23:17:48.03 ID:6JpybSee0
たぶん夢おち
213: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/30(木) 01:35:05.19 ID:gNwZUq1nP
悠人「舞さん?舞さーん?」

舞「うぇ・・・?」

起きると悠人の上で寝ていた・・・

舞「あれ・・・確か一回起きたはずなんだけど・・・」

悠人「こんなところで寝たら風邪引いちゃうよ?」

時間は・・・午後の11時・・・

舞「あれ・・・」

悠人「寝ぼけてる?」

舞「・・・一回朝に起きなかった・・・?わたし」

悠人「いや?ドラマ見てたら急に寝ちゃって・・・で、こんなところで寝たら風邪ひくなと思って起こしたんだけど・・・」

舞(じゃぁ・・・さっきのは夢?)

舞「はぁ・・・」

悠人「どうしたの?」

舞「なんか・・・嬉しい夢が覚めると虚しくなっちゃうよね・・・」

悠人「どんな夢?」

舞「言えな~い」

悠人「舞さん酔っ払って急に抱きついてくるもんだから・・・ちゃんと自己管理はしないと」

舞「・・・反省します」
214: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/30(木) 01:42:35.19 ID:gNwZUq1nP
悠人(酔っ払いながら告白されたことは言うべきか・・・)

舞「わぁっ!ごめんね!こんな時間まで付き合わせて!」

悠人「いや、俺の方こそご馳走様でした(やめておこう、きっと彼女の本意ではないだろうから・・・)」

舞「その・・・わたし酔っ払いながらなにかしなかった?」

悠人「何かって?」

申し訳なさそうに壁を指差す舞

舞「あれ・・・みたいな」

かべの穴のことか?

悠人「特に・・・ないかな。酔っ払って俺に絡んできて、寝ちゃったから」

舞「そう・・・」

残念そうな顔になる舞

悠人「あ、じゃぁ俺もう帰るね」

舞「うん・・・またね」

悠人「・・・そうだ、明日の午後は予定ある?」

舞「シフトは午前だし・・・勝はお父さんがいるから、大丈夫だよ」

悠人「勝くんも一緒に出かけない?」

舞「え?」

悠人「実はテレビ買おうと思ってさ・・・」

舞「ああ、なるほど・・・勝も一緒に?」
215: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/01/30(木) 01:49:04.40 ID:gNwZUq1nP
悠人「実は美里もついてくるっていうからさ。美里が勝くんもって言うんだ」

舞「実は二人ともなんかいい感じ?」

悠人「美里は一人っ子だから兄弟みたいなのが羨ましかったんだろう」

舞「そっか」

悠人「じゃぁ明日迎えに来るから」

舞「わかった。楽しみにしてる」

悠人「おやすみ」

舞「おやすみなさい」

外は久々の晴れ空だ

星がクッキリ見える

悠人「・・・オリオン座しかわからねぇ」

夜空に浮かぶ砂時計のような星座

悠人「・・・うぅっ・・・さっぶ!」

走ってアパートに帰る

ここのとこと胸の中で舞の存在がどんどん大きくなって行くのを感じる

だが悠人はまだこれがどういう感情なのか整理できないでいた
217:名も無き被検体774号+:2014/01/30(木) 02:37:27.07 ID:3ClDwn4R0
毎日の密かな楽しみをありがとう
218:名も無き被検体774号+:2014/01/30(木) 07:02:40.43 ID:+yOVBHnJ0
オリオン座以外わかんないよな
219:名も無き被検体774号+:2014/01/30(木) 09:41:30.96 ID:7q6EOLFY0
>>218
北斗七星もなんとかわかる
223:名も無き被検体774号+:2014/01/30(木) 22:24:04.23 ID:TR4k2Vwi0
このスレはいろいろな話題が転がっているな
232: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/01(土) 02:04:46.77 ID:wW3GZvfxP
翌日

美里「本当に勝くるの?」

悠人「来るよ」

美里「嫌そうじゃなかった?」

悠人「舞さんは喜んでたって言ってたな」

美里「舞さんも来るの?」

悠人「来るよ」

美里「・・・まだ付き合ってないの?」

悠人「まだって何だよ」

美里「べぇつにぃ~」

美里と一緒にこうして歩くのも初めてか・・・

今は舞の家に向かっている

そのまま駅にいって少し遠出をする予定だ

悠人「車があればな・・・」

美里「悠人、運転できるの?」

悠人「できるぞ」

美里「意外」

悠人「そうか?」

三木宅の前には舞と勝が待っていた

悠人「おはよう」

勝「おはよー!」
233: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/01(土) 02:15:11.70 ID:wW3GZvfxP
舞「ごめんね、テレビ買うだけなら近所で済んだのに・・・」

舞の要望で色々と買いたいものがあったらしい

悠人「別にいいよな?」

美里「な、なんで私に聞くのよ~!」

悠人「勝くんも一緒だしな」

勝「うん!」

ガチャ・・・

舞父「俺は行っちゃだめなのか・・・?」ボソボソッ

舞「来なくていいから!むしろ来ないで!」

舞父「うぅ・・・酷いよな?悠人くん!」

悠人「まぁ・・・」

寂しそうな舞父を見捨てて俺達は駅から電車に乗った

隣町に超大型ショッピングモールがあってそこに行く予定だ

勝「美里ねーちゃん!見て見て!」

美里「わー!速い!」

小学生たちははしゃぎ放題だ

舞「電車ってあまり乗らないからね~」

悠人「そうだね」

舞「最後に乗ったのは・・・友達と遊びに行った時かな?」

悠人「俺は・・・」
234: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/01(土) 02:38:28.81 ID:wW3GZvfxP
俺が一番最後に電車に乗ったのは家から飛び出したあの時だ・・・

舞「・・・どうかした?」

悠人「いや、俺もすごい久しぶりだ・・・」

俺の実家は電車でも2時間以上かかるほど遠い

いや、俺が遠くまで逃げたかったんだ

悠人「・・・(やめよう、今日は少なくとも楽しい日にするんだ。そういうことは忘れていよう)」

電車が目的の駅に着いた

舞「流石にこっちは人が多いねぇ」

悠人「はぐれないようにな」

美里「はーい」

勝「大丈夫だよ」

美里「最初はどこ行くの?」

悠人「とりあえずテレビいっていい?」

舞「それがメインだからね」

こうやってでかいショッピングモールにくるの・・・実は初めてだったりするのだが・・・

悠人「って!テレビってこんなにたくさんあるの!?」

明らかに俺の部屋に入らないような奴まである

美里「悠人!これにしたら?」

指差したのは案の定一番でかい奴

悠人「そんなん部屋に入らないし・・・高っ!」

値段も全高も高かった
236:名も無き被検体774号+:2014/02/01(土) 09:52:04.62 ID:4YGxypk/0
これ読んで今日も頑張るか
237: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/01(土) 17:35:54.34 ID:wW3GZvfxP
結局1万ちょいの一人暮らしサイズを買った

美里「大きい方がいいのに~」

悠人「そんなに見ないし、でかくなくていいから」

勝「ゲームできるよ!」

悠人「そうだな。今度はゲームでも買うか」

美里「勝の言うことは聞いてくれるんだ・・・」

悠人「いや、一つぐらいいいかなって・・・」

美里「別にいいですよーだ」

勝「美里ねーちゃん、怒らないで」

美里「お、怒ってないし」

テレビを郵送してもらう手筈を済ませ・・・

悠人「あれ?舞さんは?」

勝「あそこ」

勝が指差す先でマッサージチェアーに座る舞

舞「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」

マッサージチェアを満喫していた

舞「ゆ"う"ぢゃぁぁぁぁん"ごれがおぉぉぉぉ」

悠人「なんて言った?」

勝「これ買おって」

悠人「いや・・・いらないかな・・・」
238: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/01(土) 17:43:19.51 ID:wW3GZvfxP
舞「う"ぢゅう"じん"だぞぉぉぉぉ」

勝「僕もやる!」

美里「あ、私も!」

展示品の3台のマッサージチェアが宇宙人だぞぉの大合唱団に占領される

舞、勝、美里「う"ぢゅう"じん"だぞぉぉぉぉ」

悠人「・・・(恥ずかしい・・・)」

野茂「あれ・・・悠人?」

悠人「ん・・・?」

そこには野茂がいた

悠人「こんなところで会うとは思わなかった」

野茂「え・・・まって、今のお前の状況を教えてほしい」

悠人「何がだ?」

野茂「あれとか・・・」

野茂の視線の先には宇宙人だぞぉ一行がいる

悠人「・・・宇宙人なんだってさ」

野茂「・・・あれ三木さんだよな?」

悠人「いや、宇宙人だって・・・」

野茂「その隣の女の子は・・・?」

悠人「隣に住んでる宇宙人・・・」

野茂「その隣の子は?」

悠人「宇宙人の・・・弟・・・」
239: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/01(土) 17:55:14.30 ID:wW3GZvfxP
誤魔化しきれずに結局全てを説明した

野茂「なんだ、そういうことだったのか」

悠人「いきなりお前が湧いてくるから驚いた」

野茂「俺もさ、さっきまで例の女の子といたんだけどさ・・・」

悠人「愛想尽かされたのか?」

野茂「そうじゃねぇよ」

悠人「なんだ、迷子か。迷子なら店内放送とかで・・・」

野茂「迷子でもねぇって!」

悠人「じゃぁなんだ?」

野茂「いや、なんか急用とかで帰っちゃってさ」

悠人「・・・急用なら仕方ない」

野茂「その急用ってのが気になるんだよなぁ・・・」

舞「あれ?ゆーちゃん、知り合い?」

野茂「ゆーちゃ・・・」

悠人「同じ学科のってか舞さんと同じ学科だよ」

舞「あ、そうだっけ?ごめんね」

野茂「いや、人数多いから・・・野茂 弘樹です」

悠人「お前ひろきなんて名前だったのか」

野茂「おいおい、お前は知ってろよ」

悠人「すまんかった。今覚えた」
240: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/01(土) 18:04:29.22 ID:wW3GZvfxP
舞「野茂さんね。私は三木 舞です」

野茂「流石学科で一番かわいい女の子は誰でも知ってるよ~w」

舞「そんなことないって~wわたしより可愛い子たくさんいるよ~w」

悠人(やばい、初めの頃名前すら知らなかったなんて言えない・・・)

野茂「何しに来てんの?」

悠人「俺はテレビを買いに」

野茂「壊れたのか?」

悠人「元々持ってなかった」

野茂「・・・よくそんなんでこの社会で生きていけるな」

悠人「お前はこれからどうするんだ?一緒に行くか?」

野茂「・・・いや、やめておくよ」

悠人「そうか」

野茂(悠人には思惑ななくとも三木さんにはあるみたいだしな)

野茂はフラフラとまた何処かへ消えた
242: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/02(日) 02:48:38.91 ID:MAou0RrPP
フロアが移って衣服売り場

舞「あ!これかわいい!」

美里「本当だ!こっちと合わせれば・・・」

舞、美里「かぁわいい~!!」

はしゃいでいる舞と美里

その隅で俺と勝は紙パックのオレンジジュースを飲んでいた

勝「なんかつまんない」

チュー・・・

悠人「俺もだ」

チュー・・・

勝「服とかどうでもいいよね」

チュー・・・

悠人「全くだ。着て気候にあっていればそれでいい」

チュー・・・ズゴゴゴ・・・

悠人「ん?」

ズゴッ・・・ズゴゴ・・・

悠人「無くなったか」

勝「僕も」

二人は相変わらず服を選んでいる

悠人「俺たちは別のところ行ってるか?」

勝「そうしよ」

舞に移動する旨を伝え、集合は携帯で連絡をとることにした
243: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/02(日) 02:53:46.84 ID:MAou0RrPP
勝「どこ行くの?」

悠人「どこ行きたい?」

勝「ゲームコーナー行っていい?」

悠人「わかった。行こうか」

ゲームコーナーがどこにあるのか分からなかったが勝が以前に来たことがあったらしく俺を導いてくれた

ガヤガヤガヤ・・・

悠人「すごい熱気だな・・・」

勝「遊んできていい?」

悠人「おう」

勝「わーい」

勝もゲームコーナーに消えて行った

悠人「・・・ん?」

ゲームコーナーの隣に携帯ショップがある

悠人「・・・」

思わず立ち寄って店頭にディスプレイされていた白いスマートフォンを手に取った

悠人(薄っす・・・)

かまぼこの板より薄いスマートフォン

悠人(折れちゃわないか?)

指で画面を撫でるとそれに合わせて画面が動く

悠人(おぉ・・・文明の利器ってすげー)
244: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/02(日) 03:00:03.89 ID:MAou0RrPP
店員「なにかお探しですか?」

悠人「あ、いや・・・」

しまった。店員に話しかけられた・・・

悠人「最近の携帯は凄いなぁって・・・」

店員「あ、こちらは最新機種のファイフォン3rdGですね」

悠人「ふぁ・・・ふぁ?」

店員が一生懸命ふぁなんとかサードGの説明をしてくれる

全く分からないが・・・

店員「さらにこのファイフォン3rdGはLTEという高速・・・」

悠人「え、えるてぃー・・・」

いいかげん日本語で喋ってくれ・・・

店員「・・・となっております。いかがですか?」

悠人「えっと・・・その・・・」

店員「なんでしょう?」

悠人「・・・いくらですか?」

店員「こちら・・・(省略」

よく分からないがそこまでアホみたいに高くない様だ

悠人「じゃぁ・・・」

野茂「あれ?悠人~!」

また野茂にあった
245: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/02(日) 03:07:07.60 ID:MAou0RrPP
野茂「三木さんたちはどうしたんだ?」

悠人「今は別行動だ」

野茂「ふぅん・・・携帯買うのか?」

悠人「そろそろボタンが効かなくなってきたしな・・・」

店員「ボタン・・・ああホームボタンですか?こちらの機種はホームボタンも強度があがってましt・・・」

俺はだまって見せつける様にボロボロの携帯を出す

悠人「・・・これが今の携帯です」

店員「え、あ・・・ガラケー・・・ですか。それもかなり古い・・・」

悠人「あの、これください」

店員「3rdGですか?」

悠人「はい」

店員「ありがとうございます!」

野茂「本当に買うのか?」

悠人「ああ」

店員「では料金プランの設定を・・・」

悠人「りょ、・・・なにプランだって?」

野茂「はぁ・・・しゃぁねぇな。俺が付き添ってやるよ」

野茂にこれをつけた方がいいだとか、これは外すべきだとか色々説明を受けてなんとか契約できた

悠人「説明書は・・・ないのか?」

野茂「ダウンロードするんだ」

悠人「説明書は紙じゃないのか・・・書じゃないじゃないか」
246: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/02(日) 03:13:07.53 ID:MAou0RrPP
店員が気を利かせて説明書をプリントアウトしてくれたのだが・・・

悠人「ぶ、分厚い!」

野茂「普通そんなんあんま読まずに感覚で覚えるもんだって」

悠人「感覚か・・・」

色々いじると結構楽しい

悠人「凄いな・・・!」

野茂「あ、俺もう行くわ」

悠人「そうか、色々と済まなかったな」

野茂「これは貸しだからな」

悠人「わかったよ」

野茂「じゃぁな」

野茂が再び去って行く

悠人「・・・!?」

携帯がなり出した・・・!

悠人「舞さんからだ・・・」

電話に出たいが・・・

いくらタッチしても電話に出れない

説明書をバラバラとめくり・・・

悠人「画面を左にスワイプ・・・スワイプ?」

電話が切れた・・・

勝「悠人にーちゃんどしたの?」

悠人「・・・スワイプってなんだ?」
247:名も無き被検体774号+:2014/02/02(日) 03:45:53.82 ID:iZcQ4YMi0
おいおい悠人さん、いくらなんでも機械音痴すぎやしないかい!
矢印出んだろ!
248:名も無き被検体774号+:2014/02/02(日) 09:00:21.31 ID:YFenK5P80
舞に手取り足取り教えてもらえwww
249:名も無き被検体774号+:2014/02/02(日) 09:11:57.70 ID:fvrMbDwO0
一体いつのフューチャーフォン使ってたんだ
251:名も無き被検体774号+:2014/02/02(日) 18:21:38.54 ID:ZFrH6teT0
つい最近ガラケーからスマホに替えた自分としてはスゲー気持ちわかるわwww
252: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/03(月) 02:19:46.76 ID:QAzwdW9VP
説明書を読みながら思った

悠人「専門用語が多いな」

スワイプだとかピンチだとか聞いたことない言葉ばかりだ

勝「舞ねーちゃんに電話しなくていいの?」

悠人「今それをやろうとしている・・・んだが」

タッチパネルというのに慣れていないせいか動作にもたつく

悠人「よし・・・!」

『プルルルル・・・ガチャ・・・』

舞『ゆーちゃん?さっき電話したんだけど・・!』

悠人「ごめん、実は携帯変えてさ・・・」

舞『変えた?パカパカ式から?』

悠人「そう、まだ使い方がよく分からなくて電話に出れなかったんだ。ごめん」

舞『まぁいいけど・・・。そろそろお昼にしない?一階のフードコートにいるから』

悠人「ふーど・・・こーと?」

なんだ?フード付きのコートか?

舞『勝に言えばわかるはずだから』

悠人「ふーどこーとって知ってる?」

勝「うん、よく行くよ!」
253: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/03(月) 02:26:04.22 ID:QAzwdW9VP
悠人「じゃぁそこで待ち合わせってことで・・・」

舞『オッケー』

悠人「さて・・・じゃぁふーどこーとに行こうか。衣服売り場か?」

勝「違うよ。フードコートはご飯食べるとこだよ!」

悠人「フードってそのフードか」

初めての体験が多い日だ

悠人「やっと俺の携帯もスマートフォンか・・・」

新品の携帯をまじまじ見つめる

勝「いいなぁ・・・僕も携帯ほしい」

悠人「勝くんはまだ必要ないんじゃない?」

勝「いるよ~!LINEとかしたいし!」

悠人「ら、らいん?」

ゲームなのかな?

勝「あそこがフードコートだよ!」

なるほど・・・たくさんの飲食チェーン店が連なっている

舞「おーい!ここだよ~!」

人混みの中で手を振って舞が呼んでいる

悠人「あそこだ。行こう」
254: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/03(月) 02:35:48.32 ID:QAzwdW9VP
周囲は家族連ればかりだ

中には俺たちと同じか少し若いくらいの若者のグループも見える

舞「携帯変えたんだって?」

悠人「変えた」

美里「舞さん凄いんだよ!ここに来ただけでもう3回もナンパされてたんだから!」

悠人「へぇ~」

舞「それは美里ちゃんが可愛いからだってw」

美里「舞さん目当てに決まってるじゃないですかw」

ナンパ・・・

悠人「・・・」

美里「なんか嫉妬してる?」

悠人「何がだ?」

美里「舞さんがナンパされたこと」

悠人「特に、それだけ舞さんが魅力的だってことだろ?」

舞「ちょ・・・///」

美里「そこはちゃんと嫉妬しなさいよ・・・」

悠人「そうだったか」

舞が顔を赤くして俯いている

悠人「具合悪い?ナンパされたからか?」

美里「いや、ナンパってそういうものじゃないから」

舞「お、お腹空いただけっ!早く何か食べよ!」
255:名も無き被検体774号+:2014/02/03(月) 03:27:36.09 ID:GhOfNV690
悠人のキャラがw
257:名も無き被検体774号+:2014/02/03(月) 17:07:26.26 ID:3SazmnHs0
もうちょい、常識のある方がいいな
258:名も無き被検体774号+:2014/02/03(月) 18:59:05.40 ID:t6/S7zip0
常識知らずというか現代社会に疎すぎんだろwww
259:名も無き被検体774号+:2014/02/03(月) 19:50:57.23 ID:8npMJ3Xe0
追いついてからというもの毎日ここ覗いてるわ
261: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/04(火) 02:19:45.43 ID:VvtHGS+kP
昼食後の予定について話していた

悠人「特にやることも無くなった訳なんだが・・・」

勝「もう帰る?」

舞「ま、まって!」

悠人「どこか行きたい?」

舞「あのさ・・・ちょっと付き合ってくれない?」

悠人「ん?いいけど・・・」

勝「どこ行くの~?」

舞「ゆーちゃん服は着れればそれでいいとか言ってたからさ。わたしがコーディネートしてあげようかなって」

勝「かーぼねーと?」

悠人「勝くん、それは有機ガラスだ」

勝「?」

悠人「コーディネートって言われても・・・」

舞「大丈夫!その辺はわたしに任せて!」

悠人「わかった」

美里「勝くんは私と一緒に行こ!」

勝「どこ行くの?」

美里「どっか!」

美里が空気を読んだのか勝くんを連れて行ってくれた
262: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/04(火) 02:28:31.72 ID:VvtHGS+kP
再び衣服売り場

舞「着れればそれでいいとか服に失礼だよ~?」

悠人「機能性重視というか・・・あまりカッコつけるのもどうかと・・・」

舞「ゆーちゃんの服装っていつもラフな感じだもんね~」

悠人「そもそもこだわりというものが俺の性格に皆無だから・・・」

舞「うん、ゆーちゃん黒似合うよ」

悠人「黒か・・・」

舞「やっぱり本人がいると選びやすいなぁ~」

悠人「・・・もしかしてさっきも選らんでたの?」

さっきとは昼食前の別行動時だ

舞「最初は勝のだけだったんだけどね。ゆーちゃんのも選びたくなっちゃって」

悠人「・・・」

舞「これとか?」

服を俺に当てて考え込む舞

悠人(なんか時間かかりそうだな・・・)

舞「ゆーちゃんって趣味とかないの?」

悠人「趣味か・・・」

悠人「瞑想?」

それしか思い浮かばなかった

舞「め・・・瞑想・・・?」
263: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/04(火) 02:36:51.12 ID:VvtHGS+kP
悠人「暇だとよくやるんだ。3時間ほど」

舞「さ、3時間っ!?」

悠人「心が落ち着いていい気分になる。そうだ、舞さんも今度一緒に・・・」

舞「う、うん。でも30分くらいでお願いね・・・」

悠人「わかった」

そうこうしている間に舞がフルセットを選び終わった

舞「これ絶対似合うから!はい!試着試着!」

試着室に押し込まれて強制的に試着させられる

舞「着替えたら言ってね~」

悠人「わかった」

センスがいいのか俺には分からないが少なくとも俺が着ないような洒落た服だ

数分後・・・

悠人「着た」

カーテンが開き舞が満面の笑顔になる

舞「凄い似合ってるよ!」

悠人「そ、そう?」

舞「これっ・・・買ってあげる!」

悠人「いや、いいよ!自分で買うから・・・!」

舞「買わせてっ!その代わり今後も私の選んだ服を着てくれればそれでいいから!」

悠人「そういうこと!?」
264: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/04(火) 02:40:22.81 ID:VvtHGS+kP
舞「いや~凄いわぁ・・・すっごい楽しいわぁ~!」

これが舞の趣味・・・?

舞「まだあるんだけど^_^」

今度は白だ

舞「これも試着!」

悠人「オセロか・・・?」

そんなこんなで結局買う服を決めるのにかなり時間がかかった
265: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/04(火) 02:48:40.02 ID:VvtHGS+kP
帰りの電車内

舞「ゆーちゃ~ん!また来ようねぇ~」

すっごい上機嫌だ

勝「悠人にーちゃん着せ替え地獄味わったんだね」

悠人「着せ替え地獄?」

勝「疲れてるもん」

悠人「・・・勝くんはいつも?」

勝「うん、そのうちポーズ取らされて写真とられるよ」

悠人「・・・」

美里「ふふぅん~」

悠人「お前も随分楽しそうだな」

美里「だって久しぶりにすっごい楽しい休みだったんだもん!」

舞「また来ようね~!」

美里「うん!」

悠人「・・・ポーズで写真は嫌だな」

こうして休日のイベントは終わった

テレビは程なくして届いた

悠人「・・・ふふっ」

アパートで一人薄暗い部屋でテレビを見て笑う俺

おかげで部屋ですることが増え、今はお笑い番組にはまっている

美里「・・・怖い」

悠人「何がだ?」

美里「悠人」
266:名も無き被検体774号+:2014/02/04(火) 06:04:09.53 ID:zFK5zroL0
いいなあ
267:名も無き被検体774号+:2014/02/04(火) 09:21:57.37 ID:QXT+B/KP0
瞑想3時間ワロスwwww
268:名も無き被検体774号+:2014/02/04(火) 17:27:07.59 ID:VQT0KGPD0
期待
269:名も無き被検体774号+:2014/02/04(火) 20:45:59.33 ID:F/8HwFtL0
保守
270:名も無き被検体774号+:2014/02/04(火) 22:01:50.29 ID:i8fzzw+f0
瞑想…
272:名も無き被検体774号+:2014/02/04(火) 23:25:24.38 ID:hVFNmBvf0
瞑想3時間したら彼女出来るのか
273: 忍法帖【Lv=9,xxxP】(1+0:8) :2014/02/04(火) 23:55:53.97 ID:DuCpbu7a0
出会いどうこう言ってるやつと同じとは思えないな
274: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/05(水) 02:11:45.68 ID:psHtNXAiP
悠人「さっぶぅ・・・」

ストーブの前で震える今は午後9:30

悠人「・・・寝るか」

趣味のない一人暮らし野郎は暇で仕方がない

ベッドも冷たくなっている

悠人「これ雪降るぞ・・・絶対」

ベッドに潜り込み意識を超時空の彼方に飛ばす・・・

コンコン・・・

悠人「雪やコンコン・・・?」

コンコン・・・

悠人「ちがう、誰か来たのか」

玄関を開けるとそこには・・・

勝「悠人にーちゃん・・・」

悠人「ま、勝くん!?」

勝「うっ・・・うわぁぁぁぁん」

急に泣き出した

悠人「どうした!?」

勝「ま"い"ね"ーち"ぁんがぁ・・・!!」

悠人「・・・ケンカか?」

勝「うわぁぁぁぁん!」

ケンカのようだ
275: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/05(水) 02:17:04.00 ID:psHtNXAiP
勝の身体は冷えていた

悠人「ほら、飲みな」

ココアを出してやる

近所のスーパーでたまたま目に入り買ったものだ

よく美里が勝手に作って飲んでいる

勝「・・・」

泣き止んだがまだ何も話してくれていいない

悠人「舞さんとなんでケンカしたんだ?」

勝「舞ねーちゃんトマト食べろって・・・」

悠人(舞さんが確か勝くんは好き嫌いが多いといっていたな・・・)

悠人「それで勝くんは?」

勝「食べたくないって・・・残した」

悠人「ふんふん」

勝「そしたら舞ねーちゃんゲーム禁止って・・・!」

悠人「・・・それは勝くんが悪いと思うな」

勝「悠人にーちゃんは舞ねーちゃんが好きだから味方するんだ!」

悠人「おぉぅ・・・凄いこと言い出すな・・・」
276: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/05(水) 02:23:58.25 ID:psHtNXAiP
悠人「舞さんは確かに好きだけど、勝くんも同じくらい好きだぞ?」

勝「じゃぁ僕の味方もしてよ・・・」

悠人「勝くん、ご飯を作ってくれるのは誰だ?」

勝「・・・舞ねーちゃん」

悠人「そうだろ?じゃぁ舞さんが折角作ってくれた料理を残すことは良い事か?」

勝「・・・悪い」

悠人「なにも舞さんも意地悪でトマトを入れた訳じゃない。勝くんの栄養バランスとかを考えてのメニューなんだ・・・と思う」

勝「でも・・・嫌いなんだもん」

悠人「確かに嫌いなものは仕方ない・・・好きになれってのは無理だもんな」

勝「じゃぁどうすればいいの?」

悠人「頑張って嫌いじゃなくせばいい」

勝「嫌いじゃなくす・・・?」

悠人「好きでもないが嫌いでもない、まぁ普通って事だ」

勝「無理だよそんなの・・・」

悠人「慣れればそんなことないと思うぞ?」

勝「だってトマトはトマトだよ・・・」

悠人「勝くんはトマトなんかに負けるのか?」

勝「・・・え?」
277: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/05(水) 02:30:30.00 ID:psHtNXAiP
悠人「勝くんはトマトを嫌いだと思って食べるから不味く感じるんだ。トマトの何が苦手なんだ?」

勝「・・・ドロドロしたのがあるところ」

悠人「それ以外は?」

勝「・・・好きじゃないけど嫌いでもない」

悠人「食えないのはトマトのドロドロなとこだけだな」

勝「・・・うん」

悠人「じゃぁ舞さんに頼んでそこだけ取ってもらえばいい。それくらいなら舞さんなら許してくれるさ」

勝「・・・残りは食べなきゃダメ?」

悠人「そりゃな。でも嫌いなところのないトマトなんて・・・余裕だろ?」

勝「・・・頑張れば」

悠人「それに慣れたらいつか普通のトマトに挑戦してみな。あっさり克服できると思うぜ?」

勝「・・・わかった。頑張る・・・」

ピンポーン・・・

悠人「舞さんだな」

実はさっきメールがあってここにいると伝えてあったのだ

ちなみにスマートフォンは一晩でそれなりに扱えるようになった

実に便利な端末だ
278: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/05(水) 02:36:24.18 ID:psHtNXAiP
舞「こんな時間に・・・!!勝っ!!」

勝「ご・・・ごめん・・・」

悠人「別にいいよ。それより、勝くん。舞さんに謝った方がいいんじゃない?」

勝「そうだね・・・。ねーちゃん・・・ごめん」

舞「え?あ、うん・・・なんなの?いきなり」

勝が舞にトマトのドロドロ以外なら頑張って食べると宣言した

舞「何があったの?」

悠人「別に、昔俺もトマト苦手だったからさ。母親の受け売りを勝くんに偉そうに吹き込んだだけだよ」

舞「そうなんだ・・・いろいろごめんね」

悠人「別にいいよ。俺も暇だったし」

勝「また来ていい?」

悠人「おう、いつでも逃げてこい」

勝と舞が帰ったらまた部屋が静かになった

悠人「逃げるな・・・とか偉そうなこと言えねーよな・・・」

自分こそ一番逃げてるくせに・・・

悠人「・・・寝る。今度こそ」
285:名も無き被検体774号+:2014/02/05(水) 23:51:59.20 ID:uV5jb2lg0
次行こう
286: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/06(木) 01:46:47.09 ID:5R/7aRMpP
ある日のシフト

悠人「棚整理してきまーす」

丸さん「はいよ~」

今のシフトは俺と丸さんと舞さんと店長だ

舞「ありがとうございました~」

今丁度店内に残っていた最後の客が出て行った

店内に客はいない

丸さん「今のうちにトイレ清掃行ってくるね」

舞「あ、お願いしまーす」

レジでは舞がタバコ棚の補充をしている

舞「いらっしゃいませ~」

客が来たようだ

悠人「いらっしゃいませ」

条件反射で舞に続く

ここだけの話この癖のせいで別の全く関係ない店でも「いらっしゃいませ」を繰り返してしまうことも時々・・・

客は男性が一人だ

悠人(うっわ・・・これぞイケメンって奴だな・・・)

その客はなかなかのイケメンだった
287: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/06(木) 01:54:40.66 ID:5R/7aRMpP
レジに向かい会計を始める客と舞

イケメン「あの・・・」

舞「はい?」

イケメン「彼氏・・・いたりしますか?」

舞「え・・・?」

こんな感じで舞はよく声をかけられる

それはもちろん舞が可愛いからだ

いつもさらりとかわすのだが今回は違った

舞「えっと・・・多分いませんけど・・・」

悠人(・・・多分ってなんだよ)

なんだ・・・この湧き上がってくるイライラは・・・

イケメン「仕事はもうすぐ終わるのかな?」

舞「あ、はい。あと1時間で上がりです・・・」

イケメン「わかった。ありがとう」

イケメンは会計を済ませてから颯爽と店を出て行った

悠人「・・・」

舞「あの・・・どうしよう?」

悠人「・・・どうしようって言われてもね(・・・やっぱりなんか気に食わない)」

舞「・・・彼氏・・・いないよね?」

悠人「は?俺に聞かれても困る」

舞「でもっ・・・!」

舞が何か言おうとしたが俺にそれを聞くことは出来なかった

きっと俺の中で何かが崩れてしまいそうだったから・・・
288: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/06(木) 02:01:13.55 ID:5R/7aRMpP
定時になりさっさと帰り支度を済ませる

舞「さっきの・・・このあと会いに来るのかな?」

悠人「さぁね。そうなんじゃない」

普通に振舞おうとしてもどうしても無愛想な感じになってしまう

舞「・・・ゆーちゃん」

悠人「じゃ、お先失礼しまーす」

店長「はいよ~」

舞「わたしも帰ります・・・」

今日は午前のシフトだったので午後は暇だった

入り口にはさっきのイケメンがいた

悠人「・・・じゃ、俺はこれで」

イケメン「待ってください!」

悠人「・・・待ってって・・・俺?」

イケメン「先ほどそちらの女の子に聞いたのですが・・・彼氏はいらっしゃないようで・・・」

悠人「・・・え?俺?」

明らかに話の対象が俺だ

イケメン「よろしければ少しお付き合い頂けませんか?」

悠人「は?舞さん!どういうこと!?」

舞「だから!さっきその人ゆーちゃんに彼氏が居るかって聞いてきたの!」

悠人(そりゃぁ居ないわ)
289:名も無き被検体774号+:2014/02/06(木) 02:08:04.35 ID:eE3NnxNV0
ホモォ…┌(┌ ^o^)┐
290: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/06(木) 02:10:08.45 ID:5R/7aRMpP
舞「ゆーちゃん・・・つ・・・付き合うの?」

悠人「ちょっ・・・待って!あんた男だよな!?」

イケメン「はい」

悠人「彼氏って・・・俺男だぞ!?」

イケメン「存じております」

悠人「つまり・・・」

イケメン「僕はあなたに一目惚れしてしまったのです・・・///」

悠人「はぁ・・・・?」

イケメンが迫り俺の手を掴む

イケメン「せめてお食事だけでも・・・!」

悠人「待て!・・・つまり・・・あなたは同性愛者?」

イケメン「それは古い考え方です。恋や愛というものはもっと自由であるべきだと・・・」

悠人「恋!?」

イケメン「もしかして既に心に決めた方が居るのですか?」

悠人「居ないけどっ・・・!」

イケメン「僕ではダメですか・・・?」

悠人「っ・・・ダメだろ!」

イケメン「なぜですか!?」

悠人「野郎に興味はないっ!」

舞「ゆーちゃんは女の子にも興味ない気が・・・」

悠人「そんなことないっ!」
291:名も無き被検体774号+:2014/02/06(木) 02:21:59.08 ID:h1K//Mv50
白状したなーゆーちゃん!女が好きだと!
292: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/06(木) 02:23:08.73 ID:5R/7aRMpP
舞(なんだろう・・・ゆーちゃんが別の『男性』に取られちゃうっていうこのシチュ・・・)

舞「嫌いじゃないわ!」

悠人「何がっ!?」

イケメン「わかりました・・・今日のところは出直します。」

悠人「いや、またのご来店は歓迎だが俺は・・・」

イケメン「今度は100本のバラを持ってあなたの元へ!」

悠人「くるなっ!!」

イケメンは颯爽と帰って行った

悠人「・・・なんですぐに言ってくれなかったんだよ?」

舞「はぁ・・・はぁ・・・///」

悠人「ど、どうした?」

舞「・・・な、なんでもないよ!(なんだろう、このドキドキ!)」

悠人「変な奴もいるもんだね」

舞「本当だね・・・(この好きな人が奪われちゃいそうな状況・・・!それがしかも禁断の恋っ・・・!)」

悠人「怖ぇ~」

悠人の天敵が誕生した瞬間であった
293:名も無き被検体774号+:2014/02/06(木) 02:23:42.58 ID:h1K//Mv50
嘘やん…
294:名も無き被検体774号+:2014/02/06(木) 08:17:30.54 ID:L71ZuSKr0
ホモォ ┌(┌ ^o^)┐

  ホモォ ┌(┌ ^o^)┐

    ホモォ ┌(┌ ^o^)┐

続けたまい
295:名も無き被検体774号+:2014/02/06(木) 10:12:34.85 ID:jbu1kvNE0
前作で保守がてらホモホモ言ってた効果が今…!
296:名も無き被検体774号+:2014/02/06(木) 12:38:05.36 ID:+th6F7bX0
どうしてホモが沸いてるんですかねぇ…(困惑
300: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/07(金) 00:14:54.41 ID:Y5Kyr1ljP
勝「悠人にーちゃん、ここわかんない」

悠人「どれどれ」

美里「悠人!ここわかんない!」

悠人「しばし待て」

とある日の俺の部屋

いつも通り二人の小学生の勉強を見ていた

美里「もう終わりでいい?」

悠人「いいんじゃないか?勝くんもいいか?」

勝「うん、いいよ」

悠人「んじゃ、終わり」

美里「ふぅ~、疲れたぁー!」

勝「悠人にーちゃん!ゲームやろっ!」

悠人「また何か持ってきたのか?」

勝「うん!」

美里「わたしもー!」

勝「いいよ!やろやろ~!」

勉強モードから一変、一気に遊びモードだ

悠人「ちゃんと舞さんが来たらすぐやめるんだぞ?」

勝「わかってる~」

俺の部屋にはゲーム機本体はあるもののソフトは殆どない

勝が持って来たものを勝や美里とやるだけだ
301: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/07(金) 00:22:42.50 ID:Y5Kyr1ljP
テレビの前に陣取った勝と美里

俺は疲れたのでベッドに寝っ転がりながらその様子を見ているだけだ

勝「美里ねーちゃん、協力プレイやろ!」

美里「いーよ!」

勝手に二人で遊んでくれるのでこっちも楽だ

悠人(なんか本当に姉弟って感じだな・・・)

舞と勝は随分年が離れているが美里となら年の近い姉弟にみえる

兄弟かぁ・・・

俺の家は随分厳しい家庭だったので兄貴とゲームどころかテレビを一緒に見た記憶がない

あるとすれば実家の道場での稽古だ

それでもやっぱり兄貴との時間は楽しかった・・・

舞「おっじゃましま~す!」

舞が遠慮せずに部屋に上がってくる

悠人「早いね」

勝「えー!もう終わり~?」

舞「今始まったばかりなの?」

悠人「ゲーム?・・・まぁ始めて数分ってとこ」

勝「もうちょっとここに居ようよー!」

悠人「別にいいけど」

勝「だって!」

舞「じゃぁあと少しだけね」

勝「やったー!」
302: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/07(金) 00:30:50.03 ID:Y5Kyr1ljP
舞はベッドの上、俺の隣に腰掛けた

舞「ごめんね、いろいろありがと」

悠人「俺も暇だしね」

舞「ゆーちゃんだって色々忙しいでしょ?」

悠人「そんなことないよ。舞さんに比べたらね」

舞「疲れたぁ・・・」

舞は俺よりバイトのシフトが少し多い

今日もバイト帰りだ

舞「あ、吉原さん来てたよ」

悠人「よしわら・・・?だれ?」

舞「あのホモイケメンの人」

悠人「あぁ・・・あいつか」

舞「あんな人もいるんだね~」

悠人「びっくりだよな。イケメンなのに」

舞「本当にびっくりだよ~。まさかライバルに男の人が出てくるなんて」

悠人「・・・ライバル?」

舞「あ、いや・・・。あ!そうだ!」

悠人「どうした?」

舞「はい、これクッキー焼いたの。持ってきたんだ~」

悠人「舞さんが焼いたの?」
303: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/07(金) 00:34:42.79 ID:Y5Kyr1ljP
舞「勝に持っていっててお願いしたのに忘れて行くんだもん」

勝くんはゲームに夢中で聞いていない

丸いスティール缶を開けると綺麗なチョコチップクッキーが入っていた

悠人「おぉ!すげー!」

舞「ちょっと堅いかも・・・」

悠人「今コーヒーいれるね」

舞「あ、うん。ありがとう」

美里「私ココア!」

勝「僕も!」

悠人「へいへい」

この部屋には既に勝、美里、舞の専用マグカップが備え付けてある

そのくらいよく来るということだ
304:名も無き被検体774号+:2014/02/07(金) 00:35:10.98 ID:GROJg6630
男がライバルか
斬新だな
305: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/07(金) 00:43:08.57 ID:Y5Kyr1ljP
クッキーは確かに少し堅かったが美味かった

悠人「やっぱり料理は出来ないとな~」

美里「悠人だっても出来るじゃん!」

悠人「俺のはただ焼いただけ。原始人だってもできる」

勝と美里は再びゲームに戻る

悠人「料理って勉強したの?」

舞「お母さんがね・・・元々病弱で小さい頃から沢山お手伝いしてたんだ~」

舞「丁度私が勝くらいの時に勝が産まれたんだけどその頃からお母さんの体調がどんどん悪くなっていって・・・」

悠人「・・・・」

舞「結局間も無く亡くなっちゃったんだ。・・・でもね、お母さんが私に分かりやすい様にレシピノートを書いてくれてて。今の私の料理は殆どその受け売りってわけ」

悠人「お母さんが遺してくれたレシピノートか・・・」

舞「お母さんが亡くなる前に私に料理を教えてくれたのは自分が長くない事を知ってたからかもね」

悠人「・・・」

舞「ご、ごめんね!なんか重い話しちゃって・・・」

悠人「いや」
306: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/07(金) 00:51:08.83 ID:Y5Kyr1ljP
舞「こんなこと友達にも話したこと無かったよ・・・」

悠人(・・・俺もしっかり両親と向き合った方がいいのかな)

突然舞の携帯が鳴った

舞「ん?お父さん?」

舞父『いまどこぉ・・・?』

舞「いまゆーちゃんの家。勝も一緒だよ」

舞父『飯・・・腹減った・・・』

舞「え?・・・わぁぁ!!もうこんな時間っ!!」

いつの間にか随分時間が経っていた

舞「今すぐ帰るからっ・・・!ゆーちゃん!長居しちゃってごめんね!勝!帰るよ!」

勝「えー」

舞「はやくっ!」

勝「わかったよぉ・・・バイバイ」

悠人「おう、またな」

美里「じゃーねー」

舞と勝は疾風のように帰って行った

美里「さっきなに話してたの?」

悠人「舞さんと?・・・親の有り難みってやつかな」

ピンポーン

どうやら美里の母親が帰って来たようだ

悠人「たまには親孝行しろよな」

美里「悠人もな」

悠人「・・・だな」
307:名も無き被検体774号+:2014/02/07(金) 01:10:16.34 ID:bc7SKvJ+0
少し溜まってたけどスラスラ読めるな
続きも楽しみにしてる!
308:名も無き被検体774号+:2014/02/07(金) 08:11:28.24 ID:MRC80a0c0
ホモゥイケメンに押し倒されるシチュでもいいのよ?
310:名も無き被検体774号+:2014/02/07(金) 23:52:39.52 ID:gcaJYS/80
癒される
311:名も無き被検体774号+:2014/02/08(土) 01:37:51.81 ID:d28nuQUz0
一気に読んだが、いいなこういうの
312: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/08(土) 10:30:33.43 ID:nMdyrnj6P
店長「ゆーちゃん、ミキちゃん!ちょっといい?」

ある日のバイト中

突然呼ばれて行くと・・・

女の子「・・・」

店長「今日から入る鈴木 愛華さんよ」

悠人「どうも」

舞「よろしくね」

愛華「・・・ども」ボソ

店長「バイトは初めてらしいから二人が色々教えてあげて」

悠人「承知しました」

舞「頑張ろうね!」

愛華「はい・・・」

悠人(無愛想な奴だな)

普段の4人体制に愛華が一人追加で入る形になった

悠人「じゃぁまず清掃から・・・かな?」

舞「うん、そうだね。愛華ちゃん!」

愛華に清掃を教えるのは舞が引き受けた

まっちゃん「新しい子はなんて名前なの?」

悠人「えっと、鈴木 愛華さんですって」

まっちゃん「じゃぁ愛ちゃんで決定ね」

悠人(もうあだ名つけるのか・・・)

まっちゃん「高校生かな?」

悠人「見た目では判断できないですね。てか舞さんの方が年下に見えるんですけど」

まっちゃん「ミキちゃん小ちゃいからね」
313: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/08(土) 10:36:37.11 ID:nMdyrnj6P
舞が一生懸命教える事をしっかりメモをとって吸収しようとする愛華

悠人「まっちゃんが初めてバイトしたのっていつですか?」

まっちゃん「太古よ。太古」

悠人「そうですか・・・」

一通り清掃のレクチャーを終え二人が戻ってくる

舞「まっちゃんとゆーちゃんも自己紹介した?」

悠人「あ、俺は永久崎悠人です」

まっちゃん「まっちゃんです」

愛華「す、鈴木愛華です・・・」

まっちゃん「さっそく愛ちゃんには色々憶えてもらうからねー!」

愛華「・・・はい」

悠人「なんか暗い感じ?」ボソボソ

舞「さっきまでふつうだったんだけどなぁ・・・」ボソボソ

まだ初めてで慣れていないだけだろう・・・

そう思っていた

数時間後

舞「ん~っ・・・!あと30分っ!」

悠人「小門さんが遅刻しなければ・・・だけどね」
314: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/08(土) 10:42:12.16 ID:nMdyrnj6P
愛華「あの・・・」

悠人「なに?」

愛華「永久崎さんは・・・」

舞「あ、ゆーちゃんでいいよ」

愛華「ゆ、ゆーちゃん?」

悠人「いや、呼びやすい方でいいから」

愛華「永久崎さんは・・・女性ですか?」

悠人「・・・は?」

舞「ぶっw」

愛華「・・・」

いたって真面目に聞いているようだ

悠人「いや・・・男・・・だけど?」

愛華「・・・ですよね」

急になんか目つきが・・・睨まれた?

舞「どうかしたの?」

愛華「私男性嫌いなんですよ」

悠人「それって人類のはんb・・・」

舞「そうなの?」

愛華「同じ空気を吸ってるだけで肺癌になります」

悠人「嫌いってか嫌悪だよね」

舞「え~?ゆーちゃんは人畜無害だよぉ~w」

悠人「なんかその言い方やだ」
315: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/08(土) 10:49:30.42 ID:nMdyrnj6P
愛華「女性ばかりって聞いてたのに・・・」

悠人(初日から随分態度でかいな・・・)

舞「でも・・・ほら、ゆーちゃんってそんな悪い人じゃないし」

愛華「男性はみんな汚物です」

悠人「・・・(嫌うってレベルじゃない)」

そんなんでバイト出来るのか・・・?

まっちゃん「私も一時期あったなぁ・・・」

悠人「何がですか?」

まっちゃん「男が汚い存在に思えたこと」

愛華「ですよね。汚いですよ」

まっちゃん「でもねぇ、うちは接客サービスだからそこは我慢してもらわないと」

愛華「大丈夫です。お客さんとして割り切るので」

悠人「俺のことも上手く割り切ってくれよ・・・」

愛華「無理ですね」

舞「・・・すごい子が来たね」

悠人「・・・だね」
316:名も無き被検体774号+:2014/02/08(土) 10:55:54.52 ID:DXxPmcZx0
新キャラだ
317:名も無き被検体774号+:2014/02/08(土) 14:12:29.10 ID:HC7mAwBn0
ライバル・・・でもなかった
318:名も無き被検体774号+:2014/02/08(土) 18:12:48.88 ID:wIOaNxsn0
ワクテカ展開キマシタワー
これは愛ちゃんと舞ちゃんの百合フラグやな
320:名も無き被検体774号+:2014/02/09(日) 00:53:04.51 ID:6EGrqUiD0
長くなりそうな展開にwww
321: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/09(日) 02:05:57.92 ID:bKrmUAegP
悠人「あ、小門さん」

小門「今日は遅刻しなかったよぉwwでゅふっwセーフww」

小門の視界に新人の愛華が入った

愛華は小門の姿を見るととても嫌そうな表情になる

小門「あれぇwもっwもしかして新入りちゃんですかぁww」

愛華「まぁ・・・」

小門「ぼっ・・・wおっと~w拙者緊張のあまり噛んでしまったww失敬失敬ww」

悠人「俺ら上がりますよー」

舞「あとお願いしまーす」

小門「拙者w小門ともうしたてまつりそうろうwwっていつの時代だぁ~wwぬふふwwって・・・あれ?」

もうそこには愛華の姿は無かった

悠人「店長、あの子大丈夫なんですか?相当な男嫌いですよ?」

店長「お客様は張り切るから大丈夫っていってたんだけどねぇ」

舞「なに?ゆーちゃん愛ちゃんと仲良くなりたいの?」

悠人「そういう訳じゃないけど・・・」

愛華「なら良かったです」

舞「あ、愛ちゃんお疲れ~」

愛華「舞さんっ!今日は色々ありがとうございました!」ニコニコ

悠人「不遇だ・・・」
322: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/09(日) 02:15:39.31 ID:bKrmUAegP
店長「お?愛ちゃんか、いいねぇ~」

愛華「はい!まっちゃんさんがつけてくれました!」

舞「そうだ、愛ちゃん。メアド交換しておこ?」

愛華「そうですね!」

悠人「じゃぁ俺も・・・」

愛華「永久崎さんはいいです」

悠人「・・・そうかい」

舞「本当にゆーちゃんはいい人だから大丈夫だよ?」

愛華「嫌です。」

悠人「別にいいよ。ただ仕事をちゃんとやってもらえればそれで」

愛華「言われなくてもそのつもりです」

悠人「それならいい。舞さん、行こう」

舞「よし!これで交換完了!じゃぁね」

愛華「二人は一緒に帰るんですか?」

舞「そーだよ?」

愛華「も、もしかして・・・もうお付き合いしてるとか・・・」

舞「付き合っては・・・」

一瞬チラッと悠人をみたのだが悠人は気がついていない

舞「ないよ・・・」

愛華「良かったぁ・・・」

舞「良かった?」
323:名も無き被検体774号+:2014/02/09(日) 02:20:33.45 ID:6DhNuE160
きになる
324: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/09(日) 02:22:43.47 ID:bKrmUAegP
愛華「いえっ・・・!なんでもないです!」

舞「そう?・・・じゃぁ行こっか?」

悠人「わかった」

現在時刻12:30

お昼時だ

悠人「昼食一緒にどう?」

舞「いいよぉ~!どっか行く?」

悠人「最近見つけた食事処があるんだ。すぐそこかだから行かない?」

舞「行く行く~!ゆーちゃんの奢りでね!」

悠人「奢るの!?」

舞「だめ?」

悠人「まぁ・・・安いからいいけど」

食事処はバイトしてるコンビニから徒歩10分ほどのところにある

舞「こういうところ良くくるの?」

悠人「疲れて自炊したくない時とかね」

舞「そっかぁ~。そういう時はうちに来ていいのに」

悠人「舞さんの負担が増えちゃうじゃん」

舞「そんな一人分くらい余裕だって」

悠人「じゃぁ・・・今度また行かせてもらうかもね」

舞「待ってる!」
325:名も無き被検体774号+:2014/02/09(日) 03:05:38.21 ID:y4b7HZTE0 BE:1294301472-2BP(0)
うほっ
326:名も無き被検体774号+:2014/02/09(日) 03:12:49.23 ID:+aJW7/+H0
ライバルじゃないかと思ったらライバルだった
327:名も無き被検体774号+:2014/02/09(日) 07:10:16.06 ID:sOYKQXjo0
小門さん
将来はりっぱな戦士になられるんでしたっけ?
328:名も無き被検体774号+:2014/02/09(日) 08:04:01.98 ID:amKtlDl+0
百合展開
329: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/09(日) 15:46:00.52 ID:bKrmUAegP
舞「へぇ~、結構オシャレな感じ~」

悠人「ここのナポリタンが好きなんだ」

舞「むっ・・・ナポリタンならわたしだって得意だもん」

悠人「そうなの?楽しみにしてる」

舞「首を洗ってまってろよぉ~?」

悠人「それなんか変じゃない?」

舞「まぁゆーちゃんの好きな味を知っておきたいし・・・わたしもナポリタンにしよっと」

悠人「じゃぁナポリタン2つね」

店主「お?今日は彼女つれてきたのか!」

悠人「そういうんじゃないですって」

店主は50代のおっちゃんだ

気前が良くて男らしいおっちゃんだ

店主「可愛い彼女じゃねーか!」

舞「そ、そんなことないですよぉ///」

悠人「ナポリタン2つお願いします」

店主「うちはハンバーグ定食がお勧めって言ってんだがなぁ・・・」

悠人「いいから」

店主「あいつは?いつもの相棒」

悠人「野茂ですか?あいつとは休日は滅多に合わないですよ」

店主「そういやぁお前が休日に来るって珍しいな」

悠人「初めてですね」
330: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/09(日) 15:53:22.75 ID:bKrmUAegP
舞「ゆーちゃんにもあんなに話す人が居たんだね。野茂くん以外に」

悠人「数少ない知り合いの一人だよ」

舞「わたしの知らないゆーちゃんがここにいる気がするなぁ~」

悠人「なにそれ」

席はカウンターしかなく他の席も客で埋まってる

おっさん「うーっすってゆー坊!彼女か!?」

作業着姿のおっさんが新たにカウンターに座った

悠人「バイトの仲間ですって」

おっさん「いくつ?中学生?」

舞「えっと・・・」

悠人「俺と同い年」

おっさん「マジで!?てっきり中学生かと思ったー!かわいー!」

舞「えへへ・・・///」

悠人「宮本さん今日も仕事なんですか?」

おっさんの名前は宮本だ

下の名前はしらない

宮本「うちの工場は月曜休みだからな」

悠人「ちゃんと手洗った方がいいですよ」

宮本「ゆー坊は潔癖だなぁ」

悠人「明らかに手真っ黒じゃないですか」
331: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/09(日) 15:57:43.18 ID:bKrmUAegP
舞「なんかゆーちゃん生き生きしてる・・・」

悠人「ん?どうかした?」

舞「いや、なんでも・・・」

店主「ほれ、ナポリタン2つ!」

宮本「俺もナポリタン」

店主「だからハンバーグ定食・・・」

宮本「あんな岩石食えるか」

舞「ハンバーグなのに岩石・・・?」

悠人「ぶっちゃけここのハンバーグ硬いんだ」

舞「どうやったらそうなるのよ・・・」

悠人「さ、食べよ。ナポリタンだけはすごく美味いから」

店主「おめーな!ハンバーグもうめぇっての!」

宮本「いや、ゆー坊の判断はただしい」

舞「いただきま~す」

悠人「うん、うまい」

舞「・・・」

悠人「どう?」

舞「くっ・・・これは勝てないかも・・・」

そこに新たに人が入ってきた
332: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/09(日) 16:03:34.29 ID:bKrmUAegP
愛華「・・・なんで居るの?」

悠人「ん?あ・・・」

舞「あれ?愛ちゃん?」

愛華「舞さんっ!舞さんも居たんですね!・・・ってかなんで二人が?」

店主「おう、おかえり」

愛華「ん」

悠人「おかえり・・・?」

店主「うちの娘だ。ほら挨拶しろ」

愛華「挨拶はもうした」

舞「え?愛ちゃんここの家の?」

愛華「はいっそうなんです!」

悠人「本当に?今まで気がつかなかった」

愛華「・・・いつも裏から入るから・・・」

どうしてこうも態度に温度差が・・・

店主「あ、ダンボールじゃまで入れなかったか。わりいな」

愛華「話しかけんな」

店主「・・・ったく」

悠人「お父さんもダメなのか?」

舞「みたいだね」

店主「あいつ極端な男嫌いでな、最近バイトするとか言ってたが・・・大丈夫かなぁ」
333:名も無き被検体774号+:2014/02/09(日) 16:03:34.91 ID:qTFeReKE0
おっ!?
334:名も無き被検体774号+:2014/02/09(日) 16:04:41.09 ID:4iAxBsEC0
おっ!?
335: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/09(日) 16:07:14.53 ID:bKrmUAegP
悠人「・・・一応大丈夫でしたけど」

店主「ん?」

舞「愛華ちゃんと同じバイトなんです」

店主「ゆー坊と彼女さんと同じ?それはそれは、うちの娘をよろしくお願いします」

悠人「いや、まぁ・・・」

愛華「あんま変なこと言いふらすなよ」

店主「変なことってなんだよw」

愛華「なんかやらかしたらミンチにしてハンバーグにすっからな」

悠人「・・・」

舞「・・・」

愛華はそのまま店の奥に消えた

店主「いやぁ~思春期ってめんどくせぇなw」
336:名も無き被検体774号+:2014/02/09(日) 23:46:19.32 ID:6EGrqUiD0
めんどくせえ女だなwww
337:名も無き被検体774号+:2014/02/10(月) 01:11:06.71 ID:/qzxN5dj0
ホモが出てきたと思えば百合も出てきて、大波乱や
338:名も無き被検体774号+:2014/02/10(月) 05:12:36.18 ID:bIcmAwMe0
なんか人気漫画の引き延ばしが始まったような展開
339:名も無き被検体774号+:2014/02/10(月) 08:14:07.17 ID:Ha5m6rtp0
薔薇も百合も混ぜてきたか。最後は3Pだな
340:名も無き被検体774号+:2014/02/10(月) 11:58:08.01 ID:TkVxyDdhI
まだ、美里母のルートが…
341:名も無き被検体774号+:2014/02/10(月) 18:54:14.80 ID:8mI4g9L+0
終わりが見えなくなった
343: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/11(火) 17:29:16.60 ID:J0Oyz/jJP
今日の講義が全て終了した平日の午後

悠人「俺今から帰るけど、一緒に帰る?」

舞「あ、この後友達と約束があるんだ・・・本当にごめんね」

悠人「わかった。じゃぁまた明日」

舞「うん、また」

この頃よく一緒に居る事の多い舞

舞にも別の友人くらい居る

悠人(なんか一人で帰るのも久々だな・・・)




舞友「ねぇ?今の永久崎じゃん?」

舞「うん、同じバイトで弟もよく面倒見てもらってるんだ~」

舞友「ふぅ~ん」

舞「なに?なんでニコニコしてるの?」

舞友「だぁって舞が男と仲良くしてるなんて珍しいじゃん。いつもどんな感じなの?」

舞「普通だよぉ~」

舞友「普通ってなによw」
344: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/11(火) 17:37:37.53 ID:J0Oyz/jJP
学校からはバスに乗って30分

小学校前で降りてあとは歩きで帰宅する

なのでちょくちょく勝や美里に会う

悠人「あ、美里だ・・・」

美里が数人の赤ランドセル集団と歩いている

美里も赤ランドセルを背負っている

悠人(最近は赤っていってもピンクとかもあるんだな)

美里は楽しそうに友達と話している

邪魔するのは悪いな

声をかけずに距離をとり、ゆっくり歩く

公園に差し掛かった時・・・

「やめてよー!」

「へへへっ!ほら!パス!」

「こっちこっち!!」

「おら!パス!」

公園でランドセルを投げている餓鬼どもがいた

悠人(物は大切にしろよな・・・)

最初は遊んでいるのかと思ったが・・・そうじゃない

一人のランドセルを周りの数人で投げている

悠人「・・・いじめか?」
345: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/11(火) 17:41:42.60 ID:J0Oyz/jJP
勝「あれ?悠人にーちゃん?」

後ろから声をかけて来たのは勝だった

悠人「おぉ勝くん・・・あれ、いじめだよな?」

勝「翔太君だ・・・クラスのいじめっ子だよ」

悠人「同じクラスなのか?」

勝「同じクラスだよ。あ、2組のユウト君だ」

悠人「ユウト?いじめられてる奴か?」

勝「うん・・・どうしよう・・・」

悠人「助けてやるか?」

勝「で、でも・・・僕だけじゃ無理だよ・・・!」

悠人「俺も手伝ってやる。・・・ちょっと協力してくれ」
346: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/11(火) 17:48:23.47 ID:J0Oyz/jJP
そして・・・

勝「やっ・・・やめなよ!!」

翔太「あ?なんだよ勝。文句あんのか?」

ガキA「俺ら遊んでるだけだからぁ~」

勝「ユウト君が嫌がってるじゃん!」

ガキB「嫌がってねぇよなぁ~?」

ユウト「うぅ・・・」

翔太「な?嫌がってねーだろ?」

「いや、すごく嫌だった!」

そこには紙袋に穴を開けて仁王立ちする悠人が・・・

翔太「おじさんだれ?」

悠人「おじっ・・・お、俺は未来のユウトだ!」

ガキA「未来の・・・?」

悠人「お前らに復讐するべく未来からやって来た!」

我ながら最近みたテレビのネタからこのような台詞を思いつく程度にテレビにはまっている

翔太「未来から?ばっかじゃねーのw」

悠人「俺はお前らにいじめられた事を怨み・・・今確かに復讐するべくここにいる!」

ユウト「・・・ほんとに?」
347: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/11(火) 17:56:46.05 ID:J0Oyz/jJP
悠人「見てろ・・・」

さっきゴミ捨て場から拾ってきた木材の板

悠人「はっ!!」バキッ

それが俺のチョップで真っ二つになる

悠人「次にこうなるのはお前か?」

ガキA「・・・」

ガキB「・・・」

ガキどもは完全に意気消沈した・・・

もしくはポカーンと状況を理解出来ていない

悠人「お前らをボッコボコにする」

勝「やばいよ!大人の悠人にー・・・に勝てるわけないよ!」

ナイスな演技だ・・・

翔太「おい、行こうぜ・・・」

逃げようとするが入口がわに変質者(俺)がいるので逃げることが出来ない

ガキA「これやべぇよ・・・」

ガキどもには明らかに焦りが見える

今から大人にボッコボコにされるのだ

勝「そうだ!ユウト君に謝って許してもらえばあの人は消えるんじゃない?」

よく台詞を間違わずに言えたな。と感心する俺
348: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/11(火) 18:02:31.12 ID:J0Oyz/jJP
翔太「ドラえもんみたいに時間を変えるのか?」

勝「そうだよ!それならたすかるよ!」

ガキA「ユウト、ごめんな!」

ガキB「ごめん!」

翔太「・・・」

悠人「ぼこぼこだー(棒」

翔太「・・・ごめんな」

ユウト「・・・うん、いいよ」

ここまで作戦通り

悠人「ぐわー」

そのまま走って変質者は退場する

悠人(こんなんで大丈夫なのかな・・・)

適当だったが奴らにはユウト君をいじめると変質者がやってくることは擦り込めたきがする

・・・・・・・・

悠人「なにやってんだおれ」

ここまでシナリオを書いておきながら自分で馬鹿らしいと思った

勝「・・・っ!悠人にーちゃん!行ってくる!」

いじめっ子集団に向かっていく勝

悠人「お、おい!」
349: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/11(火) 20:50:37.72 ID:J0Oyz/jJP
勝「やめろよっ!!」

翔太「なんだよ?」

勝「ユウト君が嫌がってるだろ!」

ガキA「嫌がってねーよな!」

ユウト「・・・」

勝「返せよっ・・・!!」

いじめっ子の一人が持っていたユウトのランドセルを掴む

翔太「なにすんだよっ!!」

勝「返せって!!」

ユウト「・・・勝くん」

3対1が3対2になったことでユウトが反撃に出る

ユウト「・・・返せっ!!」

後ろから突き飛ばされた翔太がひっくり返る

翔太「いってぇ・・・」

鼻血が一筋垂れる

翔太「う、うわぁっ!!」

血に驚く翔太

ガキA「翔太君!大丈夫!?」

ガキB「血が・・・!」

翔太「うっ・・・うわぁぁぁあん」

泣き出した・・・
350: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/11(火) 20:55:32.00 ID:J0Oyz/jJP
鼻血を垂らしながら退散するいじめっ子集団

悠人「だ、大丈夫か?」

勝「うん、何ともないよ」

ユウト「勝くんの兄ちゃん?」

勝「うん」

悠人(違うけどな)

ユウト「ありがとう、勝くん」

勝「僕もあいつら嫌いだから」

・・・・・

悠人「よくあそこで助けに行けたな」

勝「だって悠人にーちゃんがいたし」

悠人「俺はなにもしなかったけどな」

勝「でも心強かったよ」

悠人「それは勝くんの強さだよ」

勝「えへへ~」

勝の意外な強さに驚かされる出来事だった
351:名も無き被検体774号+:2014/02/11(火) 21:26:36.84 ID:rOhC7YJv0
最初のは悠人の頭の中でのこと?
361: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/13(木) 00:05:36.71 ID:bzAF1cQfP
客「あれ?三木?」

それはある日の午前のシフトのこと

舞「え?あ!先輩!」

先輩と呼ばれたのは俺たちと同年代くらいの若い男だ

先輩「久しぶりー!元気そうじゃん!」

舞「元気ですよぉ~!先輩も元気そうですね!」

先輩「おう!」

悠人(先輩・・・?)

俺はホット飲料を補充しながら耳を傾ける

舞「今は何やってるんですか~?」

先輩「ちゃんと就職して今はリーマンやってる」

舞「本当にちゃんとしてるんですかぁ?」

先輩「相変わらず失礼な奴だなっ!」

悠人(楽しそうだな・・・)

横瀬「ゆーちゃん、そこ違うよ」

悠人「おっと、やべ」

会話に集中していたせいでドリンクの種類を間違えていた

舞「あ、いまバイト中なんで・・・」

先輩「終わりは何時?その時にまた来るよ。色々話したいしな」

舞「終わりは1時です。伸びるかも知れないんで遅めに来ていいですよ~」
362:名も無き被検体774号+:2014/02/13(木) 00:10:47.00 ID:95nkJ7ML0
新たな登場人物だと?!
363: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/13(木) 00:12:36.07 ID:bzAF1cQfP
愛華「チッ・・・」

分かりやすい舌打ち

愛華の嫉妬だろうか?

悠人(・・・・・・・)

俺にも何かモヤモヤした物が引っかかる

これも嫉妬か・・・?

その先輩が帰るとすかさず

愛華「今のは?」

舞「高校の時の先輩。ちょっと憧れてたんだぁ~」

愛華「過去形ですか」

舞「ん~・・・相変わらずカッコよかったし今もかな?」

悠人「・・・」

言い表せないこの感情

憧れてた・・・ってなんだ?

俺にはそんな人も先輩も居ないので分からない

それはつまり・・・
364: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/13(木) 00:20:03.48 ID:bzAF1cQfP
定時になると舞はすぐに帰った

残ったのは俺と愛華、横瀬さんは少し早く帰っていた

愛華「舞さん・・・あの人とどういう関係なんだろう?」

悠人「・・・分からない」

愛華「・・・永久崎は気にならないのか?」

悠人「・・・ならない」

嘘だ

愛華「そうか。店長、上がります」

店長「お疲れ~」

悠人「俺も上がります」

店長「うぃーっすお疲れー」

愛華「時間開けて帰れよ」

悠人「方向は逆だろ。いいじゃないか」

店を出ると丁度雨が降り始めた

愛華「うわー・・・傘買って帰らないと」

悠人「じゃ」

愛華「傘は?」

悠人「なんか今日は雨にうたれたい気分なんだ」

そうすれば少しは冷静な思考が出来るかもしれない

愛華「ダメージ見え見え・・・」

その声は俺には届いていなかった
365:名も無き被検体774号+:2014/02/13(木) 00:26:59.00 ID:oP2VI8VN0
どうするんだ悠ちゃん
366: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/13(木) 00:28:05.69 ID:bzAF1cQfP
部屋に帰っても俺は思考が定まらずにただ座っているだけだった

悠人(何がそんなに気になっているんだ・・・?)

自分の思考を自分で理解出来ていない

まるで実家から逃げたあの時みたいに

悠人(舞さんは昔馴染みの憧れの先輩と会って話がしたかっただけ・・・そう、ただそれだけだ)

そう、それだけ・・・

いや、それだけじゃない

何かが俺の中でまとまって行く

そうだ。

以前舞の家で見た恋愛物のドラマであった展開だ

主人公が昔から好きだったヒロインを略奪するといあのシナリオ

理解できなかったあのシナリオが今では嫌なほど理解出来てしまう

舞とはただの友人同士だったはずなのに俺の姿と哀れなモブキャラクターの姿が重なる

悠人「取られた・・・」
367: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/13(木) 00:37:38.89 ID:bzAF1cQfP
それから数時間が経った頃

美里「あれ?悠人いるんじゃん」

美里が部屋に入ってくる

美里「いくら節電だからって明かりはつけろよなぁー」

電気つけるとベッドで悠人が寝ている

美里「あれ?寝てたのか?悪いことしたな・・・」

悠人「・・・美里?」

美里「あ、起こしちゃったか。眠いなら寝てていいぞー。私は帰るから」

悠人「・・・今何時だ?」

美里「今?午後の8時だけど」

悠人「・・・飯か?」

美里「まぁ・・・目当てはそれだけど、疲れてるならいいよ」

悠人「待ってろ・・・すぐに作って・・・」

起き上がろうとした悠人が崩れ落ちるように倒れた

美里「悠人・・・・?」

悠人「・・・はぁ・・・はぁ・・・」

美里「・・・!」

悠人の額に手を当てた

美里「悠人っ!風邪引いてるのか!?」

悠人「
368: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/13(木) 00:45:23.33 ID:bzAF1cQfP
悠人「・・・ん?」

目が覚めるととなりに美里がいた

悠人「美里・・・?」

美里「起きたか」

悠人「また寝てしまったか・・・」

美里「寝たってよりもぶっ倒れたって感じ」

悠人「は?」

美里「お母さんが早く帰ってきてよかった」

悠人「ぶっ倒れた?俺が?」

美里「風邪、この雨の中傘もささないで帰ってきたのか?びちょぬれだったぞ」

今気がついたが上着だけ着替えさせられてる

ガチャ

美里母「あら、もう大丈夫?」

悠人「なんか・・・迷惑かけちゃったみたいで・・・」

美里母「帰ったら美里がすごい勢いで悠人くんが!って騒ぐもんんだから」

美里「本当に死ぬかと思ったんだぞ!」

悠人「ありがとうございます・・・」

美里母「その、下の方着替えた方がいいかも。流石にそこは着替えさせられなかったから・・・」

悠人「・・・そ、そうですね///」
369: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/13(木) 00:53:37.08 ID:bzAF1cQfP
何かあったらすぐに知らせてくれと言い残して二人は出て行った

言われたとおり着替えて再びベッドに入る

悠人「風邪ひくとか・・・自己管理がなってないな」

ふと舞風邪を引いた時を思い出した

悠人(とりあえず明日のバイトは行けないかな・・・)

電話すると出たのは小門だった

小門『まじでww風邪引いたのかwwお大事にww』

悠人「本当にすみません・・・」

だんだんと体調が悪くなって行くのが分かる

ふと、また昼間の事を思い出した

だが今度は冷静だ

悠人(ちょっと仲良くなったからっていい気になり過ぎたな)

女の何でもなような行動を気があると勘違いするのは良くあることらしい

きっとその現象に俺も囚われていた

ただそれだけだ

今で変わらず舞とは友達だ

そう割り切ることで俺の中で何かが収まって行くのがわかった
378: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/14(金) 01:45:15.21 ID:6a8YNel1P
悠人「ぬぅっ・・・」

次に目が覚めたのは翌日のひるごろだった

悠人(そっか・・・バイトは休んだんだっけ)

力が全く入らない

悠人(起きることすら出来ないか・・・)

ただ天井を見つめるだけしか出来ない

悠人「ハラヘッタ・・・」

自分のものとは思えないほど細い声だ

学校は既に休業期間に入っているので行かなくてもいいのが唯一の救いだ

悠人(美里は・・・学校か、金曜だったもんな)

孤独だ・・・

悠人「ぬぉぉっ・・・!!」

頑張って身体を起こす

悠人「・・・だるい」

喉が渇いている

水が飲みたいが立てるとは思えない

悠人(でもこのままではミイラだ)

ゆっくり立ち上がりそのまま台所に向かおうとするのだが・・・

どてっ!

悠人「いてっ・・・!」

転んだ
379: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/14(金) 01:51:45.72 ID:6a8YNel1P
それでもズリズリと台所に這い寄る

冷蔵庫のミネラルウォーターを引っ張り出し、一口飲む

悠人「ふぅ・・・」

こんなに弱ったのは初めてかもしれない

日光が差し込む薄暗い部屋で一人

悠人「ベッドに戻らないと・・・寒い」

また匍匐前進でベッドに戻る

まるで虫だ

ピンポーン

悠人(客か、だが今は出れない。悪いな)

居留守を決め込む

ピンポーン

ベッドに入ろうとしたが結構高くて戻れない

悠人(仕方ない・・・立つか)

よたよたとゆっくり立ち上がり・・・

完全に両足で立ったのと玄関が開いたのは同時だった

舞「ゆーちゃん・・・大丈夫?」

悠人「え?舞s・・・」

気が抜けたと同時にベッドに倒れる

舞「だ、大丈夫!?」

舞が慌てて入ってくる
380: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/14(金) 01:58:28.09 ID:6a8YNel1P
舞「もぅ・・・風邪引いたなら呼んでよ~」

今は再びベッドに戻り、舞が作ってくれたお粥(米も持ってきてくれた)をゆっくり食べていた

悠人「すごい久しぶりに風邪引いたから・・・」

舞「おいしい?」

悠人「うん、おいしい」

腹が減っているので余計に美味い

舞「美里ちゃんが昨日メールくれてさ。そしたら本当にバイトも休んでるし、心配で来ちゃった」

悠人「あ、そうだったんだ・・・ありがとう(てっきり店長差し金かと思ってた)」

舞「あと、元気に元気になってからでいいから食べてね」

舞が鞄から取り出したのはラッピングされた箱

悠人「なに?」

舞「バレンタインでしょ?チョコレートを型に流し込むだけなんて手抜きかなって思って・・・」

悠人(そっか・・・そんなイベントあったな)

舞「チョコクッキーなんだけど、あとで食べてね」

悠人「ありがとう」
381: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/14(金) 02:04:34.98 ID:6a8YNel1P
舞「一応・・・義理ではないつもりっていうか・・・その・・・」ボソボソ

悠人「ん?」

舞「い、一応確認しておくけど。ゆーちゃんバレンタインってなんだか知ってる?」

悠人「バレンタインって・・・」

仮装する日・・・?

ターキー食う日だっけ・・・?

悠人「し、知ってるし・・・」

舞「じゃぁ意味は分かるよね・・・。これ、一応本気なんだけど・・・///」

バレンタイン・・・

最近野茂が言ってたな・・・

ホームラン記録がどうとかって・・・

悠人「あ、ああ・・・そうなんだ。ありがとう」

舞「べ、別にすぐに答えが聞きたいちぇ訳じゃないから・・・!!///」

悠人「うん・・・じゃぁいずれ・・・」

舞は逃げるように部屋を出て行った

そして速攻ググる俺

悠人「あ・・・」

やってしまった・・・

絶好のチャンスを・・・

神のくれたチャンスを・・・

逃がした
382:名も無き被検体774号+:2014/02/14(金) 02:19:50.76 ID:p+NjwDTA0
盛り上がってきたな!
383:名も無き被検体774号+:2014/02/14(金) 02:41:29.70 ID:20dZoftz0
それバレンティンやww
394:名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 00:25:56.36 ID:c2mKugIT0
バレンタインは小学生の時には大イベントだろーに
395:名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 00:34:34.17 ID:yroWcYx40
よもや悟りを開いた俺には無縁
398: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/15(土) 14:24:44.69 ID:VVyZ2DZgP
美里「悠人~?生きてるかー?」

舞が帰ってから数時間後に美里が帰ってきた

悠人「うぅ・・・」

美里「なんか元気なくなったな・・・辛いのか?」

悠人「うぅ・・・」

美里「ん?なんだ?この箱」

美里がテーブルの上のクッキーに気がついた

悠人「舞さんが・・・くれた・・・」

美里「バレンタインだもんな」

悠人「うぁぁ・・・」

美里「喜ばないのか?」

悠人「・・・最悪だ」

美里「おぉ!クッキーだぞ!」

悠人「・・・バレンタインとか知らなかった・・・」

美里「食っていいか?」

悠人「少しだけな・・・」

美里「うまっ!」

悠人「全部食うなよ・・・」
399: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/15(土) 14:36:35.12 ID:VVyZ2DZgP
美里「ふぅん・・・で悠人はどうすんだ?」

悠人「どうするって・・・」

美里に今日の出来事を相談した

ってか小学生に相談って・・・

美里「バレンタイン知らなかったのか?」

悠人「名前は知っていたがどんな行事なのか知らなかった・・・」

美里「クリスマスも知らなかったもんな」

悠人「小さい頃から無縁だったんだ・・・」

美里「それよりどうするんだよ?本命のチョコ・・・クッキーだけど、貰ったんだろ?」

悠人「どうするべきなんだ・・・?」

美里「好きなら好きって言えばいいじゃん」

悠人「無理だぁ・・・俺絶対また何かやらかす・・・」

美里「多分なー」

悠人「もういっそ風邪で死ぬ・・・」

美里「でもこれって両想いってことじゃん?よかったじゃん」

悠人「・・・・」

美里「とりあえず風邪直せよ。私はもう帰るから」

悠人「・・・いろいろありがとな」

美里「がんばれよ」
400:名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 14:44:06.37 ID:JHGOxoXV0
美里大人や…
401: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/15(土) 14:54:58.72 ID:VVyZ2DZgP
美里母「おかえり。悠人くんどうだった?」

美里「うん、風邪はもう大したことないみたい」

美里母「そう、よかったわね」

美里「悠人・・・舞さんに告られたんだって」

美里母「そうなの」

美里「・・・よかったよな」

美里母「そうね・・・」

美里「これ、渡せなかった・・・」

美里の手元にはラッピングされた箱

美里母「あら、渡さなかったの?」

美里「うん・・・だって悠人には・・・」

美里母「・・・渡してきたら?」

美里「でも・・・」

美里母「早い者勝ちじゃないんだから。ね?」

美里「わかった・・・!」

美里が再び家を出て行く

美里母「若いわねぇ・・・」
402:名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 15:11:51.19 ID:8tdj4itO0
優しい子だな
403:名も無き被検体774号+:2014/02/15(土) 23:26:30.65 ID:HGTKYfk10
美里ちゃんいい子すぎんやろ
そして美里母はやはり大人だな
404:名も無き被検体774号+:2014/02/16(日) 01:08:12.24 ID:wRfFw8CV0
いい子だなぁ
405: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/16(日) 03:12:00.41 ID:DY8qEPTqP
翌朝

悠人「はい、大丈夫です」

店長『なら良かった。じゃぁお願いね』

悠人「わかりました」

店長に風邪が回復したことを伝えると丁度シフトに空きがあって当てがないとの事だった

もちろん俺は前回の休みの分もあるので引き受ける事にした

悠人「舞さんも同じシフトだよなぁ・・・」

顔を合わせて平然と居られる自信がない

悠人(いや、平然と居る必要はない。)

もう決めた

俺は、俺の思いをもって彼女の告白に答える

悠人「よしっ・・・まずは精神統一だ」
406:名も無き被検体774号+:2014/02/16(日) 03:13:38.34 ID:FtxBjreX0
悠くん漢になります
407: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/16(日) 03:19:30.36 ID:DY8qEPTqP
そしてバイト時間になった

舞「え?ゆーちゃん?もう大丈夫なの?」

悠人「大丈夫。見舞いありがとう」

舞「うん・・・///」

小門「見舞いw?なんですかそれw」

悠人「・・・そ、それよりなんでいきなりこの時間のシフト空いたの?」

舞「あ、うん。なんかいきなり高尾さんが辞めちゃって・・・」

上手く話題をそらす

まだ回答の時ではない・・・

ってか高尾って誰だっけ?

悠人「いきなり辞めるって迷惑な話だよな」

舞「ほんとだよね~。まぁ事情があるなら仕方ないけど」

小門「ほんとほんとw」

その日のバイトはそわそわしっぱなしだった

午後のシフトだったのでいつもの愛華もいない

悠人(このチャンスを逃してはならない・・・絶対に!)
408: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/16(日) 03:25:52.67 ID:DY8qEPTqP
そして運命のバイト終了時間

今日のバイトは舞も俺もミスばかりだった

終いにはチョコレート菓子をレンジしてしまった

悠人「はぁ・・・なんか疲れた・・・」

舞「体力が完全に戻って無いのかもね」

悠人「まぁ・・・そうかもね・・・」

今からドキドキが止まらない

鼓動ってこんなに強いものなのか・・・

店長「病み上がりでいきなり使っちゃってごめんねー」

悠人「いえ、むしろ感謝です」

店長「ん?」

悠人「・・・なんでもないです。そろそろ帰りますね」

舞「そうだね。お先失礼しまーす」

悠人「お先でーす」

店長「あいよー」

鼓動がより一層強くなる

店を出ると冷たい風が吹き付ける

舞「うわぁ・・・さむいぃ~!」

悠人「行こうか」

冷たい夜道に二人は歩き出す
409: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/16(日) 03:31:17.75 ID:DY8qEPTqP
悠人「・・・・」

舞「・・・」

無言だ

悠人(ここは俺から切り出さなければ・・・)

悠人「あのs・・・」

舞「そういえば・・・」

かぶった

悠人「あ、先にいいよ」

舞「うん・・・あの、クッキー・・・どうだった?」

悠人「うん、美味しかったよ。ありがとう」

舞「よかったぁ・・・少し甘かったかなって」

悠人「流石舞さんだよ」

舞「えへへ~照れるなぁ」

悠人(切り出さなければ・・・!!)

舞「ゆ、ゆーちゃんの寝顔初めて見たんだよ!」

悠人「そうだっけ・・・?」

舞「うん。ちょっと苦しそうだったけどね~」

悠人「久々の風邪だったからね」

悠人(切り出さなければ!!)
410: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/16(日) 03:37:59.48 ID:DY8qEPTqP
その時

少しだけラッキーが起こった

舞「あとね、きn・・・きゃっ!!」

舞が凍った地面で滑った

悠人「っ!!」

すかさず正面から舞の身体を受け止める

顔が一気に近くなる

舞「あ、ありがと・・・///」

悠人「・・・///」

勢いとはいえ抱き合った形の二人

そも影をオレンジ色のNaライトの街灯が照らす

しんしんと降り続ける雪がより一層綺麗に見える

舞「ゆーちゃん・・・?」

中々身体を離さない悠人を不思議そうに見つめる舞

悠人「舞さん・・・」

舞「・・・なに?」

悠人「俺・・・舞さんが好きだ」

舞「・・・ぽぁっ!?」

舞はまさかの展開に変な声が出た

悠人「俺っ・・・空気読めなくて、不器用で・・・愛想も悪いけど・・・」

言い出したら言葉が止まらない
411: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/16(日) 03:44:36.43 ID:DY8qEPTqP
悠人「・・・それでも、受け入れてくれるなら」

舞「・・・///」

悠人「俺と・・・付き合って欲しい・・・」

言えた・・・!

準備した通りに言えたぞ・・・!!!

舞「・・・ゆーちゃんが鈍感で空気読めなくて常識が所々無いのはもうとっくに承知済み」

悠人「そこまで言ってn・・・」

舞「そんなゆーちゃんが私も大好きになったんだよ///」

悠人「まっ・・・舞さん・・・

舞「よろしくね!ゆーちゃん!」

舞の顔が更に近づき・・・

口に柔らかい感触・・・

悠人「・・・・!?」

舞「一応・・・ファーストキスだかんね」

悠人「・・・あ・・・あぁ・・・」

ざんねんだがすでにゆーとのしこうかいろはじょうきょうをはあくできなくなっていた

それもすべて

はじめてけいけんがおおかったためだとかんがえられる
412:名も無き被検体774号+:2014/02/16(日) 03:50:46.75 ID:FtxBjreX0
漢になったのは舞さんでした!
413:名も無き被検体774号+:2014/02/16(日) 06:52:40.95 ID:sVCcOxZ70
いやー
こっぱずかすぃ
414:名も無き被検体774号+:2014/02/16(日) 09:19:18.83 ID:Pky+9v3z0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
415:名も無き被検体774号+:2014/02/16(日) 12:28:27.08 ID:oWxR033P0
ここから期待
417:名も無き被検体774号+:2014/02/16(日) 14:39:33.54 ID:m5QAAzna0
ぽあっときた(°∀°)
418:名も無き被検体774号+:2014/02/16(日) 16:48:22.33 ID:yrG8XArS0
ほわぁ…
421: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/17(月) 02:46:14.18 ID:tYH9YCddP
舞友「へぇ~、あんたら付き合うんだ」

舞「ま、まぁね・・・///」

今日は舞の友達が舞の家に遊びに来ていた

そして今は舞の部屋にいる

舞友「随分時間かかったじゃないの」

舞「ゆーちゃん鈍感だからさ・・・」

舞友「ゆーちゃんねぇ」ニヤニヤ

舞「ちがっ・・・!これは前からっ!!」

舞友「わぁ~ってるから。仲睦まじくていいじゃないの」ニヤニヤ

舞「ま、まだあまり変化ないけどね・・・///」

舞友「で、きっかけは?」

舞「ほら、高校の時に本田先輩っていたじゃん?」

この本田先輩が以前再会した憧れの先輩である

舞友「本田ぁ・・・?ああ、あの人気だった」

舞「そう、あの先輩にたまたまあってさ~」

舞友「へぇ~」

舞「あの人昔からオネェっていうか、すごく恋愛とか詳しかったじゃん?」

舞友「だったねぇ」

舞「それでちょっと相談に乗ってもらったんだ~」
422: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/17(月) 02:52:40.58 ID:tYH9YCddP
~回想~
近所の某ファミレス

先輩「いやぁ~久しぶりだな~!」

舞「ほんとですね~」

先輩「俺も変わったけど、三木も変わらないなぁ~!」

舞「そういえばいつもの口調じゃ無いんですね」

先輩「一応社会人だし?昼間は出さないようにしてるんだ」

舞「昼間は・・・」

先輩「そりゃぁ帰ったらバリバリ『こっち』だけどな」

舞「あはははwそっちの方が先輩らしいですw」

先輩「ってか三木も随分綺麗になっちゃって~」

舞「そんなことないですって///」

先輩「彼氏でも居るの?」

舞「まだ・・・///」

先輩「あら~w気になる子はいるみたいねぇw」

舞「先輩、地が出てきてます」

先輩「おっとあぶねぇ」

舞「なんか多重人格みたいですねw」
423: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/17(月) 03:00:08.89 ID:tYH9YCddP
しばらく近況を報告しあっていたが、やがて本題に入る

先輩「なるほどねぇ・・・超鈍感な男の子を好きになったわけね」

舞「そこそこかっこ良くて、優しくて・・・絶対に私以外にもアピールした人はいると思うんです」

先輩「難攻不落な奴だな」

舞「酔わせてもダメでしたし」

因みに酔わせようとして先に舞が壊れたのだが・・・

舞「せっかくのバレンタインも・・・最悪その人バレンタインを知らない可能性も」

先輩「さすがにそれはないってw」

舞「ですよね、流石に知ってますよね」

・・・そのまさかだったのだが

舞「とにかく、このチャンスを逃したくないんです・・・」

先輩「よっぽど好きなんだな。その彼を」

舞「・・・はい///」

先輩「う~ん・・・彼が鈍感だと三木が傷つく可能性も随分あるぞ?」

舞「・・・わかってます」

先輩「ならばもう直球だ。鈍感な奴に細かい根回しなんて意味ない」
424:名も無き被検体774号+:2014/02/17(月) 03:03:07.57 ID:e8VV73Ar0
お、リアルタイムに遭遇したか
425: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/17(月) 03:06:12.06 ID:tYH9YCddP
舞「直球・・・ですか?」

先輩「そ、バレンタインに手作りのチョコでも持ってって『これは本命じゃー!』って投げつけて反応を見る」

舞「なるほど・・・」

先輩「それでも彼が気がつかないなら本当に気が無いか縁が無いか・・・」

舞「なるほど・・・それいいですね!やって見ます!」

先輩「うまくゲット出来たら少しだけでいいから貸せよな」

舞「それはお断りです」

・・・・・・・

舞「って事があってさ~」

舞友「本田先輩相変わらずだなぁ・・・」

舞「ほんとにねw」

舞友「てか永久崎ってそんなに鈍感なの?」

舞「やばいよ!てか、世間に疎いって感じ」

舞友「へぇ~・・・面白そうじゃん」ニヤニヤ

舞「うっ・・・!と、とったら許さないからねっ!!」

舞友「舞が捨てたら拾うさ~」

舞「捨てないもんっ!!」
426: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/17(月) 03:12:15.07 ID:tYH9YCddP
舞友「本当に好きなんだねぇ~」

舞「・・・だって、はじめて男の人とこんなに仲良くなったし」

舞友「そなの?経験豊富だと思ってた」

舞「そ、そんなんじゃないもん!」

舞友「永久崎の方は?」

舞「ゆーちゃんは・・・どうなんだろう?」

舞友「気になるねぇ~w」

舞「気に・・・しないっ!」

舞友「それでいいの?」ニヤニヤ

舞「いいっ!今が幸せならそれで!」

舞友「そっか・・・。なんか羨ましくなってきたなぁ」

舞「・・・なにが?」

舞友「私もね、今すっごい言い寄ってくる奴が居るんだけど。・・・もうオッケーしちゃおうかなぁ」

舞「へぇ・・・流石~」

舞友「おっと、もうこんな時間!バイトがあるんだ!」

舞「そうなの?じゃぁまたね」

舞友「また」
427: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/17(月) 03:16:35.47 ID:tYH9YCddP
玄関まで見送ってからリビングに行くと・・・

舞父「なぁ・・・さっきの本当?」

舞「なに?」

舞父「お前、悠人くんと付き合ってるの?」

舞「・・・うん」

舞父「・・・」

舞「・・・」

舞父「そうか・・・」

舞「べ、別にいいじゃん!ゆーちゃんはいい人だから!」

舞父「・・・」

俯いてなにも言わない舞父

舞「・・・っ!」

舞は黙ってリビングを出て行った

その直後

舞父「いやったぁぁぁっ!!!!」

飛び上がる父

舞父「彼氏がでっきた!彼氏がでっきた!舞に彼氏がぁぁぁぁ!!」

舞父「しかも悠人くんっ!!あっそれ悠人くん!!バンザーイ!!」

舞「うるさいっ!!///」
428:名も無き被検体774号+:2014/02/17(月) 03:29:16.89 ID:VF6id05Q0
遭遇
430:名も無き被検体774号+:2014/02/17(月) 07:28:23.54 ID:Hxr7jfgX0
おやっさんのキャラwwwww
女親でこのタイプはかなり珍しいタイプだなwww
431:名も無き被検体774号+:2014/02/17(月) 07:29:47.33 ID:paBfacbN0
バレンタインチョコ3個ゲット







デュフフwwwwww
432:名も無き被検体774号+:2014/02/17(月) 10:19:28.53 ID:FUVUlT/e0
>>431
泣いても良いんだよ
450: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/18(火) 01:48:05.91 ID:wafakpmuP
2日後のバイト

悠人「おはよう」

舞「うん、おはよう!」

今日のシフトは午前だ

つまり・・・

愛華「あ!舞さんっ!おはようございます!」

舞「愛ちゃん元気だね~!おはよう!」

悠人「俺には挨拶も無かったのにな」

愛華「目配せはしたじゃないですか・・・」

舞「あはは、挨拶っていうのかな・・・」

愛華「そもそも男には挨拶なんてしないですから!・・・ちょっとでも挨拶してもらった事に感謝して欲しいです」

悠人「こいつ・・・」

愛華「ちょ、やめてください。変な視線送らないで、キモいです」

悠人「俺に何か怨みでもあるのかよ・・・」

愛華「さーて!今日も頑張ろっと!」

愛華が仕事にかかる

舞「ゆーちゃん、今日の夜暇?」

悠人「え、まぁ」

舞「お父さんが呼べってうるさくて。ついでに夕飯食べにきて!」

悠人「まぁ・・・嬉しいけど。・・・俺なんかしたかな?」
451: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/18(火) 01:54:26.29 ID:wafakpmuP
舞「う~・・・ごめんね。実はお父さんが付き合うって事気付いちゃって・・・」

悠人「それでか・・・」

舞「お父さんすっごい喜んでたからきっと大丈夫だよ!」

悠人「喜んでた?」

舞「うん、飛び跳ねてた」

悠人「飛び跳ねてた!?」

実に良くわからない人だ・・・

悠人「まぁ・・・じゃぁご馳走になろうかな」

舞「よしっ!じゃぁ張り切って作るね!」

悠人「うん、楽しみにしてる」

店長「なによ~、なんかラブラブじゃな~い」

舞「にゅわっ!?っ店長!?」

悠人「居たんですか!?」

店長「さっき来たんだけど、寒いから丸まってたの~」

悠人「そ、そうだったんですか・・・」

店長「てか、ミキちゃんやったじゃない!」

舞「はい!やりました!」

悠人「なにが?」

舞「なーんでもないっ」

店長「ないっ!」

悠人「あるでしょ・・・」
452: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/18(火) 02:03:07.65 ID:wafakpmuP
店長「結局どうやったのよ?」

舞「色々大変だったんですよ~。結局はバレンタインパワーのおかげって感じですけど」

悠人「なに?何のこと?」

舞「ゆーちゃんは知らなくていいこと~」

悠人「気になる・・・」

バタンッ

愛華「あの、そろそろ出てきてもらっていいですか?忙しいんですけど」

悠人「あ、ごめん」

愛華「とわさきは来なくていいけど」

舞「ごめんね!今行くから!」

その日のバイトは前回のバイトとは別の意味でそわそわしていた

愛華「なんか今日二人とも変ですよ・・・」

そう言われたのはバイトが終わる午後1時

悠人「そうか・・・?」

舞「き、気のせいじゃない?」

愛華「う~ん・・・」

決して愛華が鋭いのではなく、二人が本当にそわそわし過ぎなだけだ

悠人「あ、交代きたよ」
453: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/18(火) 02:14:02.15 ID:wafakpmuP
裏に戻って着替える

舞「ゆーちゃんまた洗うの?」

ユニフォームを持って帰ろうとしてカバンに突っ込んでいた俺

悠人「うん、一応2日に一回は」

舞「全然汚れてないよ?」

愛華「いえ、男は汚物ですからね。むしろ1分ごとに洗ってもらいたいくらいです」

悠人「ほら、なんか匂いとか自分だとなかなか気が付けないし・・・」

舞「そうかな?」

舞がおもむろにユニフォームに顔を近づけて・・・

悠人「ちょっ!!」

愛華「舞さんっ!!」

舞「クンクン・・・あぁ~ゆーちゃんの匂いがするぅ~」

愛華「汚いですよ!!死にますよ!!」

舞「そんな事ないよ?いい匂いだよ。ほら」

愛華にユニフォームを近づける

愛華「に"や"あ"あ"!!!!」

走って逃げる愛華

悠人「舞さん、いきなり凄いことするね・・・」

舞「ん~、ゆーちゃんのこの匂いってなんだろう・・・」

更に匂いを嗅ぐ

悠人「も、もういいでしょ!」
454: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/18(火) 02:19:13.13 ID:wafakpmuP
ユニフォームを取り返そうと引っ張ると舞がついてくる

舞「ん~・・・シャンプーかなぁ・・・?」

悠人「なにやってるの!?」

舞「あ、ごめん!」

慌てて手を離す舞

舞「わ、私人の匂いとか好きで・・・ゆーちゃん凄いいい匂いしたから・・・///」

悠人「流石にびっくりするよ・・・」

愛華「あわわわわ・・・」

隅っこで小さくなってる愛華

舞「愛ちゃん、ごめんね。」

愛華「て、手とかかぶれてないですか・・・?」

舞「て?大丈夫だよ」

愛華「一応・・・」

アルコールの消毒液を舞の手にかけえる

愛華「ふぅ・・・これで多分大丈夫だと思います」

悠人「俺は病原菌かよ」

舞の不思議な一面が見れた
455:名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 05:18:05.39 ID:d94wSf700
臭いフェチか…!
456:名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 07:59:28.65 ID:svC8ifbM0
俺は評価する
457:名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 11:27:08.05 ID:Gusvsa2x0
俺だって評価する
458: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/02/18(火) 15:43:43.82 ID:4boi7ryk0
じゃあ俺も評価する
459:名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 19:01:58.43 ID:phC9QEni0
もちろん俺も評価する
460:名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 19:04:37.33 ID:Xw6L+q9Q0
そしたら俺も評価するしかないようだな
461:名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 21:46:42.59 ID:EiEftrMN0
そしたら俺だってもちろん評価するさ
462:名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 22:32:52.92 ID:8hCpqPHP0
いや、俺の方が先に評価してたから。
463:名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 23:03:05.47 ID:tWccNva50 BE:2311253055-2BP(0)
まあまあ、ここは代表して俺が評価する。
468: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/19(水) 02:09:15.89 ID:VC/R5/klP
今、約束通り舞の家に来ている

厳密には家の前に・・・

悠人(一体何を言われるんだろう・・・?)

不安だ

悠人(とにかく約束してしまったんだ。入るしかない・・・)

玄関のインターホンを押す

ピンポーン・・・

ガチャ!

勝「きた!」

悠人「おぉ、勝くん」

勝「早く!早く!お腹すいた!」

悠人「遅くなってごめんな」

勝に急かされるまま玄関に足を踏み入れる

悠人「お、おじゃましまーす・・・」

この家に入るのは3回目か・・・?

舞「あ!ゆーちゃん!いらっしゃーい!」

悠人「お邪魔しm・・・」

舞父「うちの娘はやらんっ!!」

いきなり怒鳴られた

悠人「・・・え?」
470: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/19(水) 02:15:56.39 ID:VC/R5/klP
舞父「・・・って言って見たいんだ~!」

悠人「ど・・・どうも・・・」

舞父「悠人くぅ~ん!!舞を貰ってくれるって本当~?」

肩を組まれてソファーに座らされる

悠人「も、もらうって・・・?」

舞父「よ・め・に♡」

舞「やめろっ!」ガンッ!!

舞父「がっ・・・!!」

フライパンで殴られた舞父は床に倒れこむ

舞「ごめんね。これでもお父さん素面なんだけど・・・」

悠人「こ、これで・・・?」

舞父「おまっ・・・フライパンは死ぬから・・・」

ヨロヨロ立ち上がる舞父

舞「だって流石に包丁はまずいでしょ?」

舞父「本気で殺す気か!?」

勝「悠人にーちゃんは僕の隣~!」

悠人「あ、おう・・・」

いきなり賑やか過ぎる・・・

これがこの家庭の日常なのか?
471: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/19(水) 02:21:20.53 ID:VC/R5/klP
舞父「悠人くんのために色々買ってきたんだぞ~!」

ゴソゴソと大きな紙袋を持ってきた舞父

舞父「まずは・・・パジャマ!」

悠人「・・・俺のですか?」

舞父「おうよ。俺とおそろだ」

なんで舞父とお揃いなんだ・・・?

舞父「続いて・・・マグカップ!これも俺とおそろだ」

だからなんで・・・?

舞父「そんでもって・・・枕!これも・・・」

勝「おそろ~!」

舞父「そうだ。俺とおそろだ」

悠人「なんでさっきからお父さんとお揃いなんですか!?」

舞父「おとっ・・・あ!え~と・・・」

しばらくの間があり・・・

舞父「あ!『君にお父さんと呼ばれる筋合いはないな(キリッ』」

悠人「・・・じゃぁ」

舞父「いやっ・・・!お父さんでいい!むしろそれがいい!」

悠人(さっきからなんなんだ・・・?)
472: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/19(水) 02:28:06.85 ID:VC/R5/klP
舞「で来たよ~って・・・なにこれ?」

広げられたお父さんとお揃いセットを見て少し驚いた舞

舞父「悠人くんのお泊まりセット」

悠人「お泊まりってレベルじゃないです」

勝「お父さんとおそろ~!なんだよ!」

舞「なんで!?」

舞父「別にいいだろ?」

舞がゴソゴソと紙袋を持ってきて・・・

悠人「まさか・・・」

舞「わたしも買って来たのに!おそろセット!」

広げられたのは見事に舞父とかぶっているお泊まりセット(舞のものとおそろらしい)

悠人「親子だ・・・」

そして食卓についた4人

俺の前には何故か2膳の箸

一方は舞父とお揃い。

もう一方は舞とお揃い。

悠人「・・・どっち使えばいいの?」

舞・舞父「ご自由に!」

悠人(・・・助けてくれ)
473:名も無き被検体774号+:2014/02/19(水) 02:29:58.63 ID:5SkNZlgR0
この親子最高すぎんだろwwwww
てか親父wwwwwwwww
474:名も無き被検体774号+:2014/02/19(水) 03:13:50.49 ID:cqcvoc9r0
こんな親父になりたいなー。でも普通の娘だと「は?ウザいんだけど」で終わりそうだよなー。こんな仲良しな親娘いないよなー。いいなー。いいなー。
484:名も無き被検体774号+:2014/02/19(水) 23:41:43.35 ID:L4ZUpYNm0
舞父「一緒に風呂入るか!」

食事が終わり、勝と遊んでいた俺にとんでもない提案が出された

悠人「俺が・・・ですか?」

舞父「おう!うちの風呂は広いから余裕で入れるぞ!」

舞「ダメっ!絶対ダメ!」

勝「ドラッグ絶対ダメ!」

舞父「いいじゃんか~、男同士の友情を深めよぉぜぇ~?」

悠人「えー・・・」

舞「ゆーちゃん!お父さんとは入らなくていいからね!ってか勝と入って!」

勝「悠人にーちゃん、一緒にはいろーぜ」

悠人「え、あ・・・もう入ること前提なんだ・・・」

舞父「おーれーもー!」

舞「ダメ!」

舞父「じゃぁ舞も一緒に入っていいから~」

舞「・・・っ!!///」ガチャ・・・

舞父「まっ・・・!!とりあえず包丁は置け・・・!」

悠人「俺・・・別にいいよ?三人で風呂」

舞「三人って・・・///」

悠人「あ、いや、勝くんとお父さんと俺だけど」

舞「あ、それで三人か・・・」

勝「早くいこー!」

悠人「もう脱いだの?」

すっぽんぽんな勝に手を引かれ脱衣所へ

舞父「ふふふ、じゃあな娘よ。婿殿の息子殿はしっかり拝ませていただくぞ」

舞「うっさい」

ガァンッ・・・!!

舞父「フライパンは・・・!!」
485: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/19(水) 23:50:10.42 ID:L4ZUpYNm0
三人が風呂に行くと取り残されたのは舞だけ

舞「・・・ふふっw」

なんだか今日は楽しい

舞(やっぱりわたし、ゆーちゃんが大好きだな~)

悠人と勝が洗ってくれた食器を片付ける

すると・・・

舞父『あははwそれ!ともだち◯こ!』

悠人『のわぁっ!?なにするんでるか!?』

勝『僕もー!ともだち◯こ!』

悠人『にぎr・・・うぎゃぁ!!』

舞「・・・なんかいいなぁ」

少し男に産まれたかったと思った

舞「あ、勝ったら・・・また脱ぎっぱなし」

散らばった服を集めて脱衣所の洗濯機へ持っていく

舞「これでよし・・・」

悠人『ちょっ!!お父さんっ!!今目開けらんないんですから・・・!』

舞父『ちゃーんす!』

悠人『うわぁぁ!!』
486: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/19(水) 23:56:28.36 ID:iFj3KKDkP
舞(楽しそうだなぁ・・・)

ふと目に入ったのは悠人の衣服

舞(・・・ゆーちゃんの服・・・)

舞(一日着ていたゆーちゃんの・・・)

そっと手を伸ばし・・・

舞(まだちょっと暖かい・・・)

変態である

舞(少しだけ・・・少しだけ嗅ぐだけだから・・・)

顔を近づけて・・・

ガチャ

悠人「俺もうあがりますからn・・・」

舞「・・・あ」

悠人

装備・・・なし

防御力0

舞「・・・あ、いや・・・これは畳もうとおもっただけで・・・」

舞はフルンティな悠人よりも今自分がしていた事を誤魔化すことに精一杯だった

悠人「・・・」

バタン

黙って浴室の扉を閉める
487: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/19(水) 23:59:02.83 ID:iFj3KKDkP
舞(ふぅ・・・なんとか誤魔化せたかな・・・?)

さっきの悠人の表情からして・・・

あれ?

さっき確かにこの目で見たような・・・

悠人の南国の果実・・・

さっきともだち◯ことか言ってた・・・

舞「きゃー!!」

勝・舞父『おそいっ!!』

悠人『最悪だ・・・』
496:名も無き被検体774号+:2014/02/20(木) 09:26:25.28 ID:b3dQX48M0
俺40代で北海道の田舎で契約で農業法人の仕事してるけど、派遣やバイトは高校生も来るぞ。
24歳のバイトとメール交換してオフの日にドライブデートしたわ。
497:名も無き被検体774号+:2014/02/20(木) 10:27:11.50 ID:phlI3NZa0
>>496
金目当て(確信)
498:名も無き被検体774号+:2014/02/20(木) 17:41:47.63 ID:Gz3McgKW0
ワクワク
499:名も無き被検体774号+:2014/02/20(木) 18:20:25.11 ID:xkryA6nn0
てかてか
559: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/26(水) 00:12:58.19 ID:OnbkugHHP
舞「・・・」

悠人「本当に・・・ごめん」

見られたのに自分が謝るのは少し不可解だったがこの場合は自分が悪い・・・

勝「ねーちゃんよく僕のも見るじゃん」

舞父「勝、ちょっと静かにしてよっか・・・」

流石の舞父も空気を読んだ

舞「だ、大丈夫・・・。ちょっとびっくりしただけだから・・・」

舞父「まぁ・・・悠人くんの立派だったもんなぁ」

訂正、やっぱ空気読めてないわ

舞「さ、さて!時間あるし映画でも見る?見たかった映画借りてあったんだ~」

悠人「う、うん」

勝「ぼくもー!」

舞父「おっと、勝はもう寝ような~」

勝を舞父が引っ張っていく

勝「僕も映画みたーい!」

舞父「ダメダメ。あんな主人公が最後に死んで終わる映画なんて・・・」

舞「言うなー!!」
561: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/26(水) 00:44:10.73 ID:OnbkugHHP
二人が二階に上がって居なくなった

悠人「じゃぁ・・・観ようか?」

舞「なんかすごいネタバレされちゃったけどね・・・」

二人でソファーに座ってテレビに向かう

以前こんなシチュエーションあったな・・・

舞「ふふっ・・・w」

悠人「どうかした?」

舞「前に一緒にドラマ見たときはまさか付き合うなんて思わなかったよね~」

悠人「・・・その頃から俺は舞さんが好きだったよ」

舞「・・・っ!///」

悠人「・・・さ、早く見よう!///」

舞「う、うん!」

お揃いで色違いのパジャマを着ている二人

何年後もずっとこんな風に一緒に

そして夜は更けて行く・・・
562: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/26(水) 00:47:53.10 ID:OnbkugHHP
翌朝

舞父「え~・・・結局なにもなかったのぉ~?」

悠人「・・・まぁ」

舞「なにもって、何を期待してたのよ・・・」

舞父「そのために耳栓して寝たのに~」

舞「いらない気を回さなくていいからっ!」

舞父「早く孫がみてぇ~なぁ~」

舞「バカじゃないの!」

悠人「・・・(朝から元気だ)」

舞「・・・あ、そうだ。来週の日曜日ちゃんと空けといてよね」

舞父「ん?・・・おぉ、わかってる」

悠人(来週の日曜日・・・?)
563:名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 01:47:33.89 ID:BiOzvBfM0
待ってたー!
まさか俺の誕生日に戻って来てくれるとは嬉しいことしてくれるじゃないの
564: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/26(水) 02:13:40.26 ID:OnbkugHHP
舞「お母さんの命日なんだ」

悠人「お母さん・・・?」

そっか、亡くなったお母さんの・・・

舞父「勝はもう覚えてないかな~?お母さんのこと」

勝「ん・・・?」

寝ぼけている勝

舞父「勝が産まれてすぐに死んじゃったからなー・・・」

舞「そうだね・・・」

悠人「・・・あの」

舞父「ん?」

悠人「やっぱり母親が居ないって寂しいですか?」

自分でもなぜそれを聞いたのかわからない

でも、気になった

舞父「まぁ、舞達には寂しい思いをさせてるよな?」

舞「寂しいけど・・・なんかもう慣れたかな。最初の頃は泣いてばかりだったけど」

舞父「本当にな~。俺もどうしたらいいか分からなかったしな」

悠人(母親・・・か)

俺の母が・・・

もし、居なくなったらそんな風に悲しめるだろうか・・・?
565: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/26(水) 02:21:42.97 ID:OnbkugHHP
舞「ゆーちゃんのお母さんは?どんな人なの?」

悠人「俺の母は・・・」

正直あまりいい思い出は無い

悠人「厳しかったかな・・・。まぁおかげで色々と身についたこともあるけど」

舞「怖い人?」

悠人「まぁ・・・怖いかな」

舞「そうなんだ・・・」

悠人「なんで?」

舞「いや、ほら・・・ゆーちゃんの家族について聞いたこと無かったから」

悠人「うちは古くからの道場で・・・」

舞父「道場?柔道とか?」

悠人「剣術です。俺も小さい頃から嫌々やらされてて」

舞「へぇ~」

悠人「由緒ある道場だったんで必ず後見人は代々永久崎家が受け継いできたんですけど・・・」

兄の事や実家から逃げてきた事を全て話した

この人達なら話せる、そう思えたから

舞父「はぁ~・・・すげぇな。」

悠人「正直、そのおかげで両親とは余り仲が良くなくて・・・」
566: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/26(水) 02:27:04.74 ID:OnbkugHHP
舞「ゆーちゃんも大変なんだね~」

悠人「でも、最近お父さんを見ててちょっと父親ってのがどんなものか分かった気がするんだ」

舞父「俺なんて半人前の父親だぜ」

悠人「いえ、充分立派な父親だと思います」

舞父「まいったなぁ~w」

悠人「・・・俺もちゃんと自分の家と向き合うよ」

舞「・・・?」

悠人「そのうち久々に実家に帰ってみるつもり。・・・もしかしたら死ぬかもしれないけど」

舞「そこまで危ないの?」

悠人「下手したら死ぬ」

舞「うえぇ・・・」
567: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/26(水) 02:32:34.42 ID:OnbkugHHP
その日の午後・・・

俺は舞の家でまだのんびりしていた

というよりぶっちゃけもっと舞と一緒に居たかっただけだが

悠人「・・・いつもこの時間って暇なの?」

舞「うん、だからお昼寝タイム~」

ソファーで横になってテレビを見る舞とその枕になりつつある悠人

舞「勝がそろそろ帰って来るかな・・・?」

『ただいまー』

悠人「ほんとだ」

舞「・・・あれ?よく考えたら勝って今日もう少し遅いかも」

悠人「え?でも今帰って来たよ?」

舞父「ただいま・・・」

舞「あれ?おかえり~。早いね?」

舞父「・・・うん」

なんだか落ち込んでいる

悠人「なんだかお疲れのようで・・・」

舞父「・・・」ドサッ・・・

舞「どうしたの?」

舞父「・・・ごめん」

舞「・・・なにが?」
568:名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 02:33:23.59 ID:JTotM7Xr0
親父相変わらず良いキャラだwww
569: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/26(水) 02:33:43.16 ID:OnbkugHHP
舞父「アメリカ・・・」

舞「アメリカ?」

舞父「転勤・・・だって・・・」

悠人「アメ・・・」

舞「リカ!?」

物事は唐突に動くものである
570:名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 02:37:28.04 ID:BiOzvBfM0
転機きたこれ!
こっからどうなる!?
571:名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 08:57:15.28 ID:VYdDX93l0
驚愕の展開
>>1
572:名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 09:00:07.77 ID:pTv4C9AS0
これはもう早く子作りするしかない
574:名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 23:44:07.43 ID:oGPOvEgb0
同棲か
579: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/27(木) 17:07:41.47 ID:/PZehfaqP
悠人「その・・・転勤?」

舞父「ああ、あと一ヶ月だそうだ・・・」

舞「ちょっ・・・待ってよ!いきなりそんな・・・!」

舞父「分かってる・・・。でも、仕方ないんだ・・・」

舞「そんな・・・」

悠人「ということは・・・引っ越すんですか?」

黙って頷く舞父

舞父「舞や悠人くんには本当にすまないと思ってる・・・」

その後、なんとも言えない空気のなか

俺は一人、アパートに帰った
580: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/27(木) 17:12:16.92 ID:/PZehfaqP
美里「あれ?悠人!昨日なんでいなかったの!?」

悠人「え?・・・ああ、舞さんの家に泊まったんだ」

美里「・・・なんで?」

悠人「なんでって・・・」

美里「ま、いいけど。てか、なんか元気無いね」

悠人「そうか?」

美里「うん、お疲れって感じ」

悠人「疲れては無いけど・・・」

美里「ないけど?」

悠人「・・・いや、なんでもない」

美里「なんだよ~!言えよ~!」

悠人「今度な。今は俺も色々混乱してるから」

美里「え~・・・」

唐突すぎて全く対処出来ない
581:名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 17:13:53.09 ID:N15FAiWf0
来たー!
586: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/28(金) 00:45:37.42 ID:wLsQ89iIP
翌日のバイト

店長「ほぁ~・・・それまた急だね」

舞「ほんとですよ・・・ってか学校とかどうすればいいんだろう・・・」

店長「ミキちゃんだけ残るってのはダメなの?」

悠人「うん、それは俺も思った。」

舞「だって勝もいるし・・・勝まで残るってなると無理だろうし・・・」

悠人「そっか・・・」

舞「せっかくゆーちゃんともいい感じだったのにね・・・」

悠人「・・・」

店長「ま、アメリカっても地球上なのは変わりないじゃん。一年に何回か会えるでしょ!」

悠人「ですよね・・・」

舞「なんか織姫と彦星みたいだね」

一年に数回なんて・・・

俺は嫌だ

だが迫る現実に俺は余りに無力だった
587: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/28(金) 00:50:20.50 ID:wLsQ89iIP
翌日の悠人の部屋

美里「えー!!引っ越すの!?」

勝「うん・・・アメリカだって」

美里「ほ、ほんと!?」

悠人「ああ、ほんと」

美里「そんなぁ・・・」

悠人「俺も信じられないよ・・・」

勝「嫌だなぁ・・・英語人ばっかでしょ?」

悠人「英語人ってかアメリカ人な」

勝「・・・ぼくここに住む」

悠人「それが出来たらいいんだけどな・・・」

勝「だってやだもん!悠人にーちゃんとも美里ねーちゃんともせっかく仲良くなったのに!!」

悠人「勝くん・・・」

勝「ぼくっ・・・ぼく・・・嫌だよぉ・・・」

美里「・・・」

泣き出す勝と涙ぐむ美里

悠人(・・・もう、これしかない)

俺に一つの秘策があった

最大の秘策
588: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/28(金) 00:54:42.03 ID:wLsQ89iIP
数日後

悠人「舞さん・・・明日暇?」

舞「え?どうしたのいきなり?」

もう出発まで1週間ほどになっている

勝負をかけられるのは最後だ

悠人「俺と実家に来て欲しい」

舞「・・・え?」

悠人「俺が一人前になるにはこれしかない」

舞「ま、まって?どういうこと?」

悠人「両親と決着をつけてくる」

舞「両親って・・・あの道場の?」

悠人「そう。決着をつけた上で舞さんをお父さんからもらう」

舞「もらっ・・・えぇ!?」

悠人「・・・ダメかな?」

舞「ダメじゃ・・・ないけど・・・」

悠人「じゃぁ明日行こう!」

舞「急だね・・・ってかそれって・・・///」
589: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/28(金) 00:59:46.20 ID:wLsQ89iIP
俺の実家は電車で2時間も離れたところにある

その駅からさらに1時間ほど歩いたところに永久崎道場がある

舞「来ちゃった・・・」

悠人「・・・よし、行くぞ!」

舞「ままままま・・・まって!心の準備が・・・」

ぎぃ・・・

門を開けて中に入る

そこには庭を掃除していた男が一人・・・

男「どちら様・・・って悠人?」

悠人「お久しぶりです」

男「悠人!?本当に悠人か!?」

悠人「はい。今日は両親に話が・・・」

男「おぉ・・・師匠たちか・・・。大丈夫か?」

悠人「・・・多分」

男「・・・あれ?そちらの人は?」

舞「あ、どうも。三木です・・・。」

悠人「この人h・・・」

男「彼女かぁ!?」
590:名も無き被検体774号+:2014/02/28(金) 00:59:51.32 ID:ucSWLbpo0
えっ
591: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/28(金) 01:04:06.67 ID:wLsQ89iIP
悠人「ま、まぁ・・・」

男「おぉぉぉぉぉ!!都会すげー!悠人でもこんな可愛い彼女出来るのかよ!!」

舞「可愛いなんて・・・///」

悠人「って、いいから父さん達に・・・」

男「あぁ、師匠達は今は出かけてる」

悠人「じゃぁ帰るまで待ちます」

男「じゃぁそれまで稽古だな」

悠人「・・・え」

舞「稽古!」

目を輝かせる舞

男「随分なまってそうだからなぁ。いじめてやるぜ」

悠人「・・・お、お手柔らかに」

舞「今から!?やったー!」

悠人「見たかったの?」

舞「私の知らないゆーちゃんがみれるぅ~!」

男「・・・変なひとだな」
592: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/28(金) 01:10:16.45 ID:wLsQ89iIP
ところ変わって道場

悠人「・・・ありがとうございます」

男「ん?」

今は道着を着て準備体操をている

悠人「父さん達に会うってことで緊張してたのが少し和らぎました」

男「だろ?ってかよく帰ってきたな?彼女さんと結婚でもするのか?」

悠人「いえ、ただ・・・」

男「ただ?」

悠人「母親と父親の有り難みみたいなのを最近痛感してて・・・俺もこのままじゃダメだなって」

男「ふぅーん」

悠人「兄貴はどうしてます?」

男「おぉ、それなんだg・・・」

弟子A「悠人が帰って来たって本当か!?」

弟子B「どこどこ!?」

俺が帰って来たってと聞きつけて道場の門弟が集まってきた

悠人「久しぶり」

弟子A「おぉー!!ほんとだぁ!!」

弟子B「元気だったかぁ?」

悠人「まぁ・・・」
604: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/01(土) 18:36:11.55 ID:9wgSwHl5P
弟子A「もう大学辞めたのか?」

悠人「そんなわけないだろ」

弟子B「じゃぁどうしたんだよ?」

悠人「父さん達に会いに来たんだ」

弟子A「まじで?」

悠人「まじで」

男「おーい、準備出来てんだけど・・・」

悠人「あ、すみません」

男と悠人はそれぞれ木刀を構え合う

舞「ゆーちゃん・・・なんかすごい本気・・・」

弟子A「悠人の彼女さんも座ったら?」

他の見物達はみんな座っている

舞「あ、はい」

ピリピリとした空気の中互いに睨み合う悠人と男

舞「・・・」

悠人「はっ!!」

悠人が先に動いた

カッ!カカッ!!

木刀が激しくぶつかり合う音が響く

舞「当たったら・・・痛いですよね?」

弟子A「まぁ、痛いよね」
605:名も無き被検体774号+:2014/03/01(土) 18:40:31.24 ID:IgUGTZjx0
きたー
606: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/01(土) 18:46:32.14 ID:9wgSwHl5P
カカッ!!

悠人「・・・っ!」

悠人の眉間に振り下ろされた木刀が迫る

ピタッ・・・

男「俺の勝ちー」

悠人「・・・参りました」

弟子A「悠人!お前ずっとさぼってたろ!」

悠人「いや、そもそも練習出来ないし」

弟子B「やろうと思えばどこでもできただろ!」

悠人「学生はそんなひまじゃねーんだって」

弟子B「すっかり軟弱になりやがって!」

男「お、師匠達来たんじゃねぇか?」

悠人「・・・!」

悠人の顔がこわばる

ついでに舞も

悠人「・・・行ってきます」

舞「わ、私も?」

悠人「行こうか・・・」

ここまで来て急に来なきゃ良かったと思った
607:名も無き被検体774号+:2014/03/01(土) 18:49:36.13 ID:hSth+vmj0
どう見ても謙虚なナイトがハイスラをキャンセルしてダッシュした音
608: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/01(土) 19:02:31.26 ID:9wgSwHl5P
道場を出て母屋の玄関に向かう

丁度そこに外から帰って来た悠人の両親がいた

悠人「父さん・・・母さん・・・」

悠人父「ん・・・?」

悠人母「悠人・・・?」

悠人「お久しぶりです・・・」

舞「は、始めましてっ!」ぺこり

悠人母「そちらの方は?」

悠人「三木舞さんです。同じ学校の・・・」

悠人母「いつも悠人がお世話になってます」

舞「こ、こちらこそ・・・!」

さっきの道場よりピリピリしている

こんな親子の再会があるだろうか?

悠人母「さ、中へどうぞ」

悠人「たっ・・・ただいま」

舞(こわぁ・・・)
617:インザピンク ◆vqEd1nCacM :2014/03/02(日) 16:34:54.94 ID:b5e43wMJ0
男「随分固まってそうだからなぁ。ほぐしてやるぜ(迫真)」

悠人「・・・お、お手柔らかに(期待)」

舞「今から!?やったー!(歓喜)」

悠人「見たかったの?(困惑)」

舞「私の知らないゆーちゃんがみれるぅ~!(大歓喜)」

男「・・・腐女子かな?」


連投するならなんか面白い事書こう(提案)
618: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/02(日) 20:19:41.52 ID:hFlU0fGzP
久々の帰省なのになぜか緊張しっぱなしだ・・・

悠人母「どうなの?最近」

悠人「舞さんの家族や近所の方に良くしてもらって・・・なんとかやってます」

悠人母「そう・・・」

悠人父「・・・」

舞(こっ・・・こわぁ・・・)

悠人母「しばらくこっちにいるの?長期休みなんでしょ?」

悠人「いえ、色々とあるのですぐに帰ります」

悠人母「ならせめて今日だけでも泊まっていきなさい。・・・三木さんもいいかしら?」

舞「は、はいっ!」

悠人母「悠人、客間を使っていただきなさい」

悠人「わかりました」

舞(さすが慣れてるなぁ・・・ゆーちゃん)
619: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/02(日) 20:36:19.23 ID:hFlU0fGzP
客間

舞「すごい緊張したぁ~・・・」

悠人「ごめんね・・・」

舞「ううん、大丈夫だよ」

悠人「いっつもあんな感じだからさ・・・」

舞「お父さん全然喋らなかったね」

悠人「いつものことだよ」

舞「そうなの?怒ってるのかと思った・・・」

悠人「いや、怒ってたのかもしれないけど」

舞「・・・」

悠人「大丈夫だって。・・・あ、もうこんな時間か」

舞「時間?」

悠人「うちは夕食の時間が決まってるんだ。大広間でみんなで食べるんだよ」

舞「お、大広間・・・?」

悠人「行こう」

舞「う、うん(なんだか凄い家だなぁ・・・)」
621: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/02(日) 20:47:37.65 ID:hFlU0fGzP
大広間

舞「すっご・・・!!」

大広間にはかなりの人数が食事を囲んでいた

悠人「みんな父さんの弟子」

舞「男の人ばかりじゃないんだね・・・」

中には何人か女性もいる

悠人「そっちは母さんの方の」

舞「ほぇ~・・・」

弟子A「あ!悠人~!こっち来いよ!」

悠人「行こう」

舞「毎日こんな感じなの?」

悠人「今日は週一で特別多く集まる日だからね。」

舞「すごいね・・・」

悠人「そうかな?」

長テーブル座る悠人

それにならって同じく座る舞

弟子A「お前なんで普通の日に来なかったの?」

悠人「家族だけの食事は楽しくないからな・・・舞さんにも悪いし」

弟子B「ほーん」
623:名も無き被検体774号+:2014/03/02(日) 20:54:52.93 ID:iTgvWSeQ0
ぶたのかくにwww
美味しいよな
624: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/02(日) 20:55:44.78 ID:hFlU0fGzP
悠人「舞さん、好きなの取って食べて」

舞「う、うん・・・」

その食卓には酒が出ていた・・・

ここで警戒するべきだったんだ・・・

数十分後

弟子A「びろろ~ん!!」

舞「ぎゃっはっはっはっはww」

弟子B「いいぞ~!!」

悠人「しまった・・・酒はダメだった・・・」

弟子C「嬢ちゃん乗ってんなぁ!」

舞「そうですかぁw」

「おらぁ!!てめぇやんのか!?」

「んだとごるぁ!?」

悠人「なんか喧嘩はじまったし・・・」

よくある事だ

どうせ取っ組み合いになって父さんにつまみださr・・・

舞「こら~!喧嘩はらめっしょ!」

悠人「舞さんっ!?」

舞が喧嘩に突っ込んで行った

三人とも酔っている

舞さんが危ない!
625: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/02(日) 21:00:55.52 ID:hFlU0fGzP
悠人「舞さんが!」

弟子B「どぉ~したぁ~?」

悠人「たすけなk・・・」

目の前に巨体が転がった

さっきまで喧嘩していた弟子だ

悠人「・・・・え?」

舞「喧嘩は~らめれすっ!」

悠人「何が・・・?」

弟子女A「あの女の子が巻き込まれて・・・女の子が突き飛ばしたら・・・」

悠人「・・・これか」

もう一人が別方向に飛んだ

そして残った舞

舞「けんかぁ~ろうせいばいっ!」

ドタッ・・・

倒れた

悠人「舞さん!?」

駆け寄って抱き抱える

舞「ふひひw」

悠人「これはだめだ・・・」

俺は食事を切り上げ舞を客間に戻した
626:名も無き被検体774号+:2014/03/02(日) 23:20:29.14 ID:OMoe/ZbE0
やだもうホント楽しくてヤバイ
638: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/04(火) 16:39:59.78 ID:VfOGGPeIP
舞「ん・・・」

暗い

ここはどこ?

舞「・・・たしか・・・酔っ払って・・・」

悠人に運ばれて客室まで戻されたんだ・・・

舞「うえぇ~・・・やっちまったぁ・・・」

むくりと身体を起こすと頭が痛む

舞「飲みすぎたぁ・・・」

ヨロヨロと立ち上がりトイレに向かう

舞「ってか・・・トイレどこよ・・・?」

家・・・というより屋敷はとても広い

こんな夜中に迷子になったら絶対に戻れない

舞「・・・あれ?」

障子から明かりが漏れている部屋がある

舞「・・・ま、このまま迷ってるより聞いた方が早いか」

駆け足で部屋に寄りそっと戸を開ける

舞「あの・・・」

悠人母「・・・なにかしら?」

舞「あ・・・(やばいとこ開けちゃった!)」
639: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/04(火) 16:46:14.05 ID:VfOGGPeIP
舞「あの・・・おトイレは・・・」

悠人母「そこの突き当たりを右に・・・戻る時はお手洗いをでて左に真っ直ぐ」

舞「ど・・・どうも・・・」

そっと戸を閉めようとすると・・・

悠人母「少し、お話できる?」

舞「は、ひゃいっ!」

心臓が飛び出しそうになった

部屋には悠人の母しか居ない

布団が敷かれ手には読みかけの本がある

悠人母「お手洗いが先の方がいいかしら?」

舞「いえっ・・・大丈夫です!」

悠人母「ならそこに座って」

舞「はいっ・・・」

悠人母「なにもそこまで緊張しないで。少し悠人の事を聞きたいだけ」

舞「ゆーち・・・悠人さんのことですか?」

悠人母「いつも通りの呼び方でいいわよ」

にこりと笑ったその顔は昼間とは随分印象が違う

舞(いくつくらいなんだろ・・・綺麗なひとだなぁ・・・)
640: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/04(火) 16:52:21.58 ID:VfOGGPeIP
悠人母「あの子、しっかりやってる?」

舞「は、はい!真面目で・・・頭も良くって・・・」

悠人母「お友達は?」

舞「はい!バイトの友達とか、学校にも・・・」

悠人母「そう、良かった。」

舞(ゆーちゃんの話と違うなぁ・・・)

もっと無愛想で子供に感心のない人だと聞いていた

悠人母「あの子は昔から人付き合いが苦手で・・・それが将来なにか影響がないかって心配だったのよ」

舞「そうなんですか・・・」

悠人母「舞さん・・・だったわね?」

舞「はい」

悠人母「もしかしてあなたが悠人の恋人?」

舞「えっ・・・ま、まぁ・・・はい///」

悠人母「なんとなくただのお友達じゃない感じはしてたのよね」

舞(まずいまずい・・・これって・・・わたしどうなっちゃうの!?)

悠人母「あの子に恋人ねぇ・・・」

舞「あ・・・あの・・・」

悠人母「なにかしら?」
641: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/04(火) 17:01:34.06 ID:VfOGGPeIP
舞「昔のゆーちゃんって・・・どんな感じの人だったんですか?」

悠人母「一言で言えば・・・孤独ね」

舞「孤独・・・」

悠人母「うちはこんな感じで道場なんかやってるから悠人も自然と教え子と同じように厳しく育てちゃったのよ」

舞「はぁ・・・」

悠人母「それがいけなかったのかも・・・悠一・・・あ、悠人の兄なんだけど」

舞「はい」

悠人母「悠一がその環境に耐え切れなかったの・・・」

舞「耐え切れなかった・・・?」

悠人母「夫がどうしても跡継ぎにしたかったみたいで・・・期待かけてすごいプレッシャーの中育ててたの」

舞「・・・(あのお父さんからプレッシャーって・・・)」

悠人母「今、こういう道場とかを家系で代々やって行くのは難しくてね。悠一は案の定ギブアップ」

悠人母「それで次の希望は悠人になったわけ」

舞「でもゆーちゃんは・・・」

悠人母「悠人を悠一の二の舞にさせたくなかった私は悠人に進学の道を進ませたかった」
642: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/04(火) 17:05:43.65 ID:VfOGGPeIP
舞「それじゃぁ道場は・・・」

悠人母「私はそもそも道場をひとつの家系でやって行くなんて古いやり方、うまく行くはずないと思ってた。・・・でも悠一は護れなかった。あの人の思いもわかるから」

舞「・・・これからどうするんですか?」

悠人母「それがね・・・実h・・・ってもうこんな時間・・・」

舞「あ・・・わたし戻ります」

悠人母「舞さん・・・」

舞「はい?」

悠人母「不器用で、無愛想な子だけど・・・悠人をよろしくお願いします」

舞「・・・はい!任せてください!」

部屋を出た舞は再びトイレを探しだした

さっき教えてもらったのに・・・
645:名も無き被検体774号+:2014/03/04(火) 18:36:05.36 ID:Mut5dUTs0
舞「ここがゆーちゃんちのトイレかあ・・・広いなあ」

トイレの中はとても広く、本が並べられている。

他のより一回り大きい本があるのに気がついた

舞「これは?」

開いてみるとゆーちゃんの子供の時の写真があった

なんでこんなところに。
653: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/05(水) 19:43:37.82 ID:6BEf/pidP
翌朝

悠人「おはよう・・・」

舞「んむぅ・・・」

悠人「起きよう?」

舞「・・・ぬぇ?」

悠人「ぬぇ?」

舞「・・・あ・・・ゆーちゃん、おはよぉ・・・」

悠人「うん、おはよう」

舞「ゆーちゃんが起こしに来たぁ・・・」

悠人「来たよ。だから起きよう」

舞「あ、勝の朝ごはん・・・」

悠人「・・・ここどこかわかる?」

舞「・・・あ、ゆーちゃんちか」

悠人「でもってなんで俺の部屋にいるの?」

舞「・・・え?」
655: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/05(水) 20:24:56.35 ID:6BEf/pidP
舞「なんでって・・・」

悠人「・・・?」

舞「ああ、そうだ・・・」

悠人「何があったの?」

舞(真っ暗で何も見えない中微かにゆーちゃんの匂いのする部屋に入って寝たなんて言えない・・・)

舞「ね、寝ぼけてて・・・」

悠人「よくここがわかったね?」

舞「だ、第六感・・・」

悠人「六感・・・」

舞「あれ・・・もしかして一緒に・・・」

悠人「うん、舞さんが入ってきたからね」

舞「・・・まじ?///」

悠人「すごいびっくりしたけどね」

舞「・・・///」

悠人「まぁいいや、朝飯行こう」

舞「うん・・・(なんかゆーちゃん凄い無反応)」
656: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/05(水) 20:35:40.57 ID:6BEf/pidP
朝食も昨夜の夕飯と同じように大人数で食べた

悠人「兄貴のとこ行ってこようかな・・・」

弟子A「それならさっき道場に居たぞ」

悠人「・・・道場?」

舞「どうしたの?」

悠人「・・・兄貴部屋から出るようになったのか!?」

弟子A「そだよ」

悠人「ちょっと行ってくる!」ガタッ

舞「私m・・・」

弟子D「ちょっと待ってくれねーちゃん」

舞「はい?」

弟子E「俺ら昨日あんたに吹っ飛ばされた者なんだが」

舞「わたしが・・・?」

弟子D「ちょっくら顔かしてくれや」

舞「で、でも・・・」

弟子A「なにするつもりだ?」

弟子E「ちょっとな」
657:名も無き被検体774号+:2014/03/05(水) 20:48:05.87 ID:avFi+fpd0
Tさんの方にウケてしまった

展開wktk
658: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/05(水) 20:53:47.32 ID:6BEf/pidP
道場

悠人「兄貴!!」

悠一「ん?悠人?」

悠人「・・・久しぶり・・・」

悠一「でっかくなったな」

悠人「俺・・・ずっと心配で!」

悠一「おおw悪かったなw」

悠人「俺は真面目にっ!!」

そこで悠一の服装に気がつく

悠人「剣術・・・やってるのか?」

悠一「ああ、一応師範目指してっからな」

悠人「・・・本当に?」

悠一「お前がやりたい事見つけて頑張ってるって・・・なんか俺も燻ってらんないなって」

悠人「・・・兄貴!」

悠一「お前の方はどうなんだ?」

悠人「うん、楽しくやってるよ」

悠一「・・・そうか、頑張れよ」

悠人「うん!」
666: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/06(木) 20:37:31.75 ID:I3N0rI6i0
悠人「・・・あれ?舞さん・・・?」

悠一「舞?彼女か?」

悠人「・・・うん」

悠一「マジで!?ちょっ・・・!お前そこまで人生楽しんでんのか!」

悠人「まぁ・・・楽しいけど」

悠一「で、その子は?」

悠人「さっきまで居たんだけど・・・」
667: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/06(木) 20:53:38.40 ID:I3N0rI6i0
弟子A「こっちこっち」

舞「あ!ゆーちゃん!」

悠人「舞さん、何その格好?」

なぜか道着姿だ

女弟子A「私のだよ」

悠人「どういうこと?」

弟子E「こいつは絶対やばい才能がある気がするんだ」

弟子D「生まれて初めて吹っ飛ばされて気を失った」

悠人「ああ・・・昨日の・・・」

舞「え・・・なんのこと?」

弟子E「おら!かかってこいや!!」

舞「は、ひゃいっ!」

舞が弟子Eと向かい合う

舞「てや!」

ぺち・・・

弟子E「本気でやれよ!!」

舞「そんなこと言ったって・・・」

悠人「・・・」

悠一「俺全く話がわかんないんだけど・・・あの子が彼女なんだろ?」

悠人「そうなんだけど・・・」
675: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/07(金) 19:16:49.70 ID:ClQY0eUy0
弟子E「どうした!?もっとかかってこいや!!」

舞「無理だよぉ~・・・」

悠人(舞さんの強さは酒に酔った時だけだからな・・・)

女弟子A「ま、座って見てようよ」

弟子A「だな」

女弟子A「お菓子もあるよ」

弟子A「まじで?悠人!こっちこいよ!」

悠人「そんな菓子なんt・・・それチョコ?」

女弟子A「ウイスキーボンボンだよ。箱には三色のチョコレートがたくさん入っている」

悠人「・・・これで酔うか?ちょっと貰うね」

女弟子A「いいよ~」

赤、黄色、緑の包み紙のチョコレートを手に取り・・・

悠人「舞さん!こいつを食べて!」

舞に向かって投げる

キャッチした舞はわけが分からずとにかく食べた

舞「・・・これチョコ?」

弟子E「・・・なんだそれ?」

悠人「・・・ダメか?」

弟子E「・・・昨日のは偶然だったのか?とにかくもう一回こい!」

舞「え~・・・てい!」

さっきよりも明らかにキレのないパンチ

弟子E「うぐっ・・・!?」
676: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/07(金) 21:22:32.90 ID:ClQY0eUy0
悠人「ちょっとでも効果あるんだ」

舞「うひひひw」

弟子E「くそ・・・あんた絶対才能あるぜ」

弟子D「このまま道場に入らないのか?」

悠人「いや、だめです」

忘れていた・・・

もう舞と一緒に居られる時間が長くないことを

悠人「・・・俺ちょっと行ってくる」

悠一「どこに?」

悠人「父さん達のとこ」

悠一「・・・心配だから俺もついて行っってやるよ」

悠人「うん、助かる」

舞「わ、わらしも!」

悠人「今の舞さんはだめ」

舞「うぇぇ~・・・」
686: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/09(日) 02:47:15.53 ID:JTxp4qQO0
丁度父も母も居間(でかい)に居た

悠人「・・・あの」

悠人母「どうかしたの?」

悠人「・・・俺、勝手に家出て・・・今まで好き勝手やって・・・」

悠人父「・・・」

悠人「本当に悪いと思ってる・・・」

悠一「悠人・・・」

悠人「俺・・・それが怖くて今まで帰って来れなかった・・・」

悠人「許してもらえるなんて思ってない・・・でも、多分これからも俺は・・・」

悠人父「・・・お前は本当に軟弱だな」

普段滅多に口を開かない父が喋った

悠一「・・・まじか」

悠人父「俺も母さんも・・・お前を責めるつもりはない」

悠人「・・・でも俺はここを継ぐのを逃げて」

悠人父「ふん・・・お前にそんな心配されたくないわ」

悠人母「あなたが初めて自分の意思で動いて、この家を出て行った時・・・お父さんも母さんもようやく成長したなって思ったくらいよ」

悠人「・・・父さん・・・母さん」

悠一「俺も先越されたって焦ったくらいだからな」

悠人父「自分で決めた道なら最後まで逃げるな・・・」

悠人母「ただ、途中経過は教えてもらいたいわね。定期的に連絡くらいできるでしょう?」

悠人「す・・・すみません」
687: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/09(日) 02:53:09.58 ID:JTxp4qQO0
悠人父「そもそも親に言われたとおりにしか出来ないような奴にうちの道場は任せられん」

悠一「うっ・・・なんか俺に刺さる」

悠人「でも兄さんに跡を継がせようと・・・」

悠一「あ~・・・それな、実は俺が悪いんだ」

悠人「・・・は?」

悠一「俺が高校卒業する時に道場継ぐって宣言したらさ、急に稽古厳しくなって逃げたんだよね・・・」

悠人「じゃぁ・・・兄さんに継がせようとした理由って・・・」

悠一「・・・なんか勘違いしてたっぽいな。すまん」

悠人父「このままじゃ厳しいがな」

悠一「ぬぇえ~!頑張ってんじゃん!」

悠人母「甘すぎ」

悠人「じゃぁ・・・今まで俺が悩んでたことって・・・」
688: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/09(日) 02:56:14.40 ID:JTxp4qQO0
数分後

舞「話終わった~?」

悠人「・・・」

舞「あれ?なんか老けた?」

悠人「おれ・・・ばかだな・・・」

舞「そうなの?」

悠人「・・・今まで一人で空回りして」

とてつもない脱力感

厳しい両親が自分を応援してくれていた事実より、兄の心配が全て的外れだったことのショックが大きい

悠人「・・・はぁ」
689: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/09(日) 03:02:34.93 ID:JTxp4qQO0
そんなこんなで悠人は両親との関係を修復・・・というより元から問題なかったのだが

悠人「出発まであと少しだね・・・」

舞「うん・・・」

今は二人で悠人の部屋に居る

舞父と勝は実家に挨拶に行っていて居ない

悠人「・・・もっと一緒に居たかった」

舞「・・・大丈夫だよ。最近は海外だってすぐに行けるもん。」

悠人「・・・そうだね」

舞「さぁて・・・今日は何が食べたい?なんでも作るよ!」

悠人「・・・そうだなぁ」

舞「ゆーちゃん・・・」

悠人「ん?」

舞が悠人に飛びかかる

その勢いのまま床に転がる

ごんっ!

悠人「いってぇ!!・・・いきなりなにs」

舞「・・・」

舞が

泣いていた

舞「もう・・・いつもみたいに会えないんだね・・・」

悠人「舞さん・・・」
690: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/09(日) 03:10:20.65 ID:JTxp4qQO0
悠人「・・・帰ろうか・・・舞さんの家に」

舞「・・・うん」

出発までの短い残りの時間は舞の家で過ごすことにした

荷物をまとめて永久崎邸から出て行く

仲良くなった弟子達が見送りに来てくれた

女弟子A「舞ちゃん、また来てね!」

舞「うん!」

弟子A「もう一泊して行けばいいのに」

悠人「悪いけど時間がないんだ」

弟子B「時間?」

悠人「・・・うん」

弟子D「やはり『気』だ!お前は気の使い手なんだ!」

舞「わ、わたしが?」

弟子E「それ以外考えられん・・・。そのうち波がでるぞ、波が!」

舞「・・・波?」

悠一「父さん達また出かけたみたい」

悠人「そっか、忙しいみたいだね」

悠一「・・・頑張れよ」

悠人「兄さんもね」

こうして悠人の突然の帰郷は終わった
691: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/09(日) 03:20:27.25 ID:JTxp4qQO0
二人が舞の家に戻ったのは午後の9時過ぎ

舞父と勝は次の日に帰ってくる予定なので居ない

悠人「遅くなっちゃったね」

舞「ゆーちゃんがビーフシチューが食べたいって言うから材料買いにいってたからだよ~!」

悠人「そだった・・・」

舞「じゃ、さっさと作っちゃうから待ってて」

悠人「わかった」

リビングのソファーに腰掛け部屋を見渡す

この家はこのまま残しておくらしい

家具もそのままだ

悠人(ちょくちょく帰ってくるってことだよな・・・)

少しでも楽観的な見方をしないと悲しみに負けてしまいそうだ

舞「後は煮込むターイム」

悠人「はやっ!」

舞「ふふん、わたしの手際の良さを甘く見るなよ~?」

悠人「・・・明日がバイト最後だね」

舞「うん・・・愛ちゃんとかにも秘密にしてたからびっくりするよね」

悠人「多分泣くよ」

舞「・・・かもね」

しばしの沈黙

悠人「俺・・・舞さんと出逢えて良かった」

舞「ゆーちゃん・・・」

悠人「バイトでなんてそんな人付き合いしようなんて思ってなかったからさ・・・まさか沢山の仲間とか友達とか・・・」

悠人「大切な人に出逢えるなんて・・・思ってなかった」

舞「・・・わたしもあのバイトしてて良かった。そうじゃなかったらこんなに幸せな気分になれなかったと思う」
692: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/09(日) 03:28:00.38 ID:JTxp4qQO0
悠人「・・・舞さん」

舞「ゆーちゃん・・・」

悠人「鍋・・・多分吹きこぼれてる」

舞「・・・え・・・あ!あああ!!」

慌てて火を弱めに行く舞

舞「・・・ふふっw」

悠人「・・・?」

舞「せっかくいいムードだったのに・・・流石ゆーちゃん」

悠人「あ・・・ごめん」

舞「そこが好きだよ」

スッっと自然な動きで顔を近づけ口とロが重なる

悠人「・・・!?」

舞「鈍感な上に隙だらけ・・・こりゃ心配だなぁ」

悠人「・・・ごめん」

舞「えいっ」

舞に押し倒されソファーに横になる

舞「・・・もう・・・これくらいいいよね」

悠人「・・・なにg」

以下割愛

夜は更けて行く
693: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/09(日) 03:32:50.87 ID:JTxp4qQO0
翌朝

悠人「・・・腹減った」

空腹で目が覚めた

舞の部屋だ

昨夜のビーフシチューは結局食べられて居ない

悠人「・・・舞さん?」

一緒に寝ていた筈の舞の姿がない

悠人「ふあぁ~・・・寝不足だ・・・」

疲れが全く取れない

ってかむしろ疲れてる

部屋をでると一階からいい匂いがする

悠人「・・・ビーフシチューだ」

一階に降りると舞がビーフシチューの鍋を温めていた

舞「あ、おはよ~」

悠人「おはよ・・・ふぁ~・・・」

舞「なんか疲れてる?」

悠人「そりゃそうでしょ・・・ってか舞さんは大丈夫なの?」

舞「うん!体力全快!気分もスッキリ!」

悠人「すげぇ・・・」
697: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/10(月) 02:03:44.17 ID:dwk3sqmZ0
翌日

愛華「ま"い"さ"~ん"!!」

舞「どっ、どうしたの!?」

愛華「い"ち"ゃや"だ~!!」

舞「そんなに泣かなくても・・・」

愛華「うえーん!!!」

舞「なんか・・・そこまで泣いてもらうとちょっと嬉しい」

今日がバイトの最終日

明日出発だ

悠人「・・・そんなに泣くと舞さんだって行きづらくなるよ」

愛華「むしろそれがいい~!!」

舞「・・・ごめんね」

悠人(・・・素直に俺も泣いて喚きたいけど・・・一番辛いのは舞さんなんだよな)

店長「本当に今までありがとう」

舞「いえ、こちらこそ今までありがとうございました」

これで本当に最後・・・

舞「あ、そうだ愛ちゃん」

愛華「なんですか!?私も連れてってくれるんですか!?」

舞「ゆーちゃんのことよろしくできる?」

悠人「ふぇ?」

愛華「へ?」

舞「ゆーちゃん浮気しそうだからさ。わたしがいない間監視役」

愛華「浮気したら殺せばいいですか?」

悠人「絶対しないから」
698: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/10(月) 02:09:01.50 ID:dwk3sqmZ0
舞「ちゃんとゆーちゃんとも仲良くね?」

愛華「それは・・・」チラッ

悠人「・・・なんだよ」

愛華「むりです」

舞「そう言わずに・・・ゆーちゃん結構寂しがり屋だし」

愛華「寂しくて死ねばいいじゃないですか」

悠人「死なねーから」

舞「あははw・・・寂しがり屋はわたしかも・・・」

悠人「・・・」

愛華「一年間で戻って来るんですよね?」

舞「うん」

愛華「かならず、待ってますから!」

舞「・・・ありがとう」
699: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/10(月) 02:13:41.50 ID:dwk3sqmZ0
その日の晩

舞父「この家ともしばらくお別れか・・・」

舞「だね・・・」

勝「寂しいね・・・」

悠人「・・・」

最後に一家プラス悠人で揃って夕飯を食べることにした

舞父「悠人くん・・・いろいろ大変だと思うけど、がんばって」

悠人「はい」

舞「・・・たった一年間くらいすぐだって!」

悠人「だよね」

最後の夕飯はハンバーグだった

わいわいと楽しくもどこかしんみりした夕飯だった

悠人(・・・タイミングだ・・・タイミングが全て・・・)

夕飯を食べ終わり舞父がソファーに座ってテレビを見始めた

悠人「・・・(今だ!)」
700: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/10(月) 02:18:12.70 ID:dwk3sqmZ0
悠人「あの・・・お父さん・・・」

舞父「どーした?」

悠人「・・・舞さんが好きです。舞さんを俺に・・・ください!」

舞父「いーよ」

悠人「・・・そう言わずに!」

舞父「だからいーよ。あげる~」

舞「な・・・」

舞は食器を片付けようと持ったまま固まっている

勝「僕ももらってー!」

悠人「え・・・いいんですか?冗談とかじゃなくって本気ですよ?」

舞父「うん。うちの娘をよろしくね」

悠人「・・・もっとこう・・・なんか無いんですか?」

逆に何かを期待していた悠人

舞父「だって悠人くんいい人だし。むしろ俺の方から舞をあげたいくらいだし」

舞「そ、それでいいの!?」

舞父「え~?だめ?」
701: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/10(月) 02:23:01.89 ID:dwk3sqmZ0
悠人「・・・なんか・・・あっさり」

舞「もっとなんかやってよ!『うちの娘はやらん!』とか『どこの馬の骨かもわからんような男に』・・・とか!」

舞父「だって悠人くんなら安心して任せられるし、どこの馬の骨ってか悠人くんのこと知ってるし」

舞「・・・そ、そっか」

悠人「・・・よ、良かったよね?これで」

舞「う、うん」

微妙な空気が流れる

勝「ご一緒に僕もいかがですかー?」

舞父「ポテトか!」
702: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/10(月) 02:29:08.95 ID:dwk3sqmZ0
そして翌日

既に空港に来ていた


舞「ゆーちゃん・・・またね」

悠人「うん、また」

美里「元気でね・・・。ちゃんと向こうでも友達と仲良くね・・・」

勝「友達出来るかな・・・」

美里「大丈夫!勝なら!」

勝「・・・うん!」

愛華「うえっ・・・うえぇ~ん!!」

悠人「こんなとこで泣くなよ・・・」

愛華「だって・・・だって~!!」

舞父「よし、チケットもった・・・パスポートも・・・ある」

悠人「・・・元気で」

舞「うん・・・」

舞父「・・・悠人くん、後はよろしく」

悠人「はい・・・」

舞父「・・・もっと悠人くんと飲みたかったなぁ・・・」

悠人「またすぐ機会ありますよ」

舞父「そうだな・・・。とりあえず、舞と勝のことをよろしくな」

悠人「はい」










悠人「え?」
703:名も無き被検体774号+:2014/03/10(月) 02:30:37.14 ID:8TPL3JlS0
え?
704:名も無き被検体774号+:2014/03/10(月) 02:30:58.27 ID:744JG0kD0
え?
705:インザピンク ◆vqEd1nCacM :2014/03/10(月) 02:31:43.51 ID:5RltiMt60
え?
706: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/10(月) 02:35:32.53 ID:dwk3sqmZ0
舞「・・・?」

悠人「舞さんと勝くんのことって・・・?」

舞父「いや、やっぱり男の存在って大きいと思うんだ。だから悠人くんに悪いけど俺の代わりをね・・・」

舞「・・・まって。・・・まって!」

舞父「ん?どうした?」

舞「・・・ゆーちゃんに何を頼んでるの?」

舞父「だから舞と勝のことを・・・」

舞「・・・わたしたちもアメリカ行くんだよ・・・ね?」

舞父「なに言ってんだ?俺一人だぞ?」

悠人「・・・」

勝「・・・」

美里「・・・え?」

愛華「・・・はい?」

舞「・・・・・・・・はぁ!?」

舞父「だから!俺だけアメリカ行くの!お前ら留守番!」

舞「ちょっ・・・そんなこと一言も!」

舞父「お前らも来るって言ってないだろ!」

舞「・・・はぁ!?」

舞父「そもそもお前はもう大学生だろ?勝は連れてこうと思ったけどいい婿殿がいるから残しておく訳で・・・」
707: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/10(月) 02:40:19.46 ID:dwk3sqmZ0
がぁんっ!!!!!!

空港ロビーに金属音がこだます

舞父「どっから・・・そのフライパン・・・」

舞「ばぁっかじゃないの!?」

勝「ばーか!!」

舞「あぁ・・・もう・・・大学に休学届け出しちゃったし・・・勝の小学校だって・・・」

悠人「・・・なんという」

愛華「・・・なんかもうついていけない」

その場に崩れ落ちる舞

舞「・・・もうやだ」

悠人「・・・でも、俺はちょっと嬉しいけどね」

舞「・・・そうだね」

勝「ねぇ?どうなるの?」

舞「わたしと勝の引越しは無し!これからもいつも通り!」

舞「・・・だよね?」

悠人「・・・そうなるね」
708: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/10(月) 02:44:23.49 ID:dwk3sqmZ0
美里「よかったね!勝!」

勝「うん!」

愛華「これってわたしと舞さんの愛のキセキ!?」

悠人「いや、ふつうに手違い・・・」

舞「もう・・・帰ろっか」

悠人「そうだね」

複雑な心境ではあったが別れの悲しみが引き飛び、代わりに笑がこみ上げてきた

舞父「で・・・俺の見送りは・・・ないのね・・・」

一人空港の床に突っ伏す舞父を置いてさっさと帰っていく一行

舞父「・・・はぁ」
709:名も無き被検体774号+:2014/03/10(月) 03:19:22.38 ID:8TPL3JlS0
親父……
710:名も無き被検体774号+:2014/03/10(月) 03:50:41.18 ID:zUhzQ6mG0
親父が…
711:名も無き被検体774号+:2014/03/10(月) 04:14:08.88 ID:T8Ee6Ja60
親父も見送ってやらなきゃトゥルーエンドにならない
727: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/12(水) 09:00:22.25 ID:YWB03Hz40
数年後

店長「ん~、週にどれくらい入れる?」

勝「土日と・・・あと月火も午後なら」

店長「バイトの経験とか・・・」

勝「ないです」

店長「そっか」

突然だが俺は今面接中だ

店長「・・・三木くんってもしかしてお姉さんいる?」

勝「はい」

店長「あ~、もしかして三木舞さん?」

勝「そうです」

店長「なーんだ!勝くんか~!」

勝「あれ、俺のこと知ってるんですか?」

店長「知ってる知ってる~!お姉さんの旦那さんも知ってるし」

勝「悠人にー・・・悠人さんもですか?」

店長「なにせ私が二人のキューピッドだからね!」

勝「へぇ~」

店長「二人とも元気?」

勝「はい。ねーさんも悠人さんも」
728: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/12(水) 09:10:14.15 ID:YWB03Hz40
店長「悠太くん元気?」

勝「元気ってか暴れん坊ですね。ねーさんも困ってました。」

店長「ちっちゃい頃はみんなそんなもんだって」

勝「そんなもんっすか」

店長「おっと脱線してたね・・・えーっと、じゃぁ勝くんはお姉さんに習ってここに?」

勝「まぁ・・・それだけじゃないっていうか・・・」

店長「・・・いうか?」

美里「すみませんっ!!遅れましたー!」

店長「美里ちゃんおそいっ!」

勝「げ・・・」

美里「いや、知り合いの子守りたのまれちゃって・・・あれ?勝なんでここに?」

勝「め、面接・・・」

店長「知り合い?」

美里「はい」

勝「・・・」

美里「面接って勝ここでバイトするの?」

勝「ダメなのかよ・・・」

美里「まーた悠人の真似か~」

勝「・・・いいじゃん」
729: ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/12(水) 09:17:40.03 ID:YWB03Hz40
店長「ん~、じゃぁ勝くん採用ってことで」

美里「えー!本当にここでバイトするの!?」

勝「いいじゃん!悠人にーちゃんだってバイトには出逢いがあるって言うし!」

美里「じゃぁここじゃなくていーじゃん!」

勝「美里ねーさんだってここ選んだのって悠人にーちゃんの影響だろ!」

美里「わっ・・・私は違うもん!」

店長「あはは・・・仲良いね・・・」

勝・美里「良くないですっ!!」

愛華「おーい、美里ちゃん。早くしてくれー」

美里「あ、すみませんっ!」

愛華「・・・あんた」

勝「お、俺っすか・・・?」

愛華「・・・いや、なんでもない(舞さんに似てる・・・)」

勝「・・・」

愛華「美里ちゃん、行くよ」

美里「はい!」

二人が店に出て行く

勝「・・・」

店長「どうかした?」

勝「出逢い・・・あった!」


おしまい
730:名も無き被検体774号+:2014/03/12(水) 09:53:02.83 ID:j383cVGc0
乙であります
とても楽しませて頂きました。ありがとうございます。

ああっ、明日から何を楽しみにすれば・・・

次回作も期待してます
731:名も無き被検体774号+:2014/03/12(水) 10:43:43.16 ID:Ka8EtF+V0
乙!楽しかった!
732:インザピンク ◆vqEd1nCacM :2014/03/12(水) 11:50:55.24 ID:w/3JN+Cz0
うおっいきなりの展開w
今回も面白かったンゴ

次回作にも期待ですな
733:名も無き被検体774号+:2014/03/12(水) 13:19:21.48 ID:b/HaMwDf0
乙!
面白かった!
734:名も無き被検体774号+:2014/03/12(水) 14:27:14.93 ID:gQUqlkuv0
おつ!なかなかよかったよ
次回作も期待!
736:名も無き被検体774号+:2014/03/12(水) 18:39:39.78 ID:Mh63kfkV0
おつ!!
楽しみがなくなるのは残念だが、楽しませてもらったよ!
740:名も無き被検体774号+:2014/03/13(木) 00:03:19.34 ID:kFZuDvO/0
またスレ立ててここ残ってたら報告してくれ~

みんなでお引越ししてくから
742:名も無き被検体774号+:2014/03/13(木) 01:02:24.32 ID:1DDUo+Tm0
乙!乙乙!
毎日の楽しみがなくなると思うとさみしいわ
次回作も楽しみにしてるよー!!
744:名も無き被検体774号+:2014/03/13(木) 05:11:02.28 ID:I0VuSfRL0
乙です
すごい楽しませて頂きました
「バイトに出逢いなんてある訳ない」
引用元:http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1388647935

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